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カテゴリ:辛苦の織物業時代(30,40代)
これは馬券ではありません(笑)。
ヨンロク(4月~6月まで)、ナナキュウ(7月~9月まで)という意味(業界用語で、昔は1回で3カ月分の商売を決めていた幸せな時代の名残)で、織物時代の「生産のシーズンオフ」の6カ月を意味します。 大阪の織物産地は、主に「後染めの綿織物」で、春から秋物の衣料(国内向け)という事になり、生産のシーズンは10月~3月となり(店頭に並ぶ直前までが生産時期)、従って4月~9月が生産のシーズンオフになります。(逆に愛知県一宮市あたりは、毛織物産地(秋冬物主体)なので、4月~9月が生産シーズンになる。) 思い起こせば、10月~3月のシーズン中は黙っていても注文が入ってきましたが、4月~9月のシーズンオフの営業が大変でした ちょうど今頃の暑い時期、毎週金曜日に朝から晩まで大阪本町の繊維街を汗水垂らしながら、駆けずりまわっていたのが懐かしいです(得意先からミスターフライデーと呼ばれ、、、www)。 なんでこれ程、オンとオフの差が激しいのかと嘆く暇もなく、この時期は国内衣料向けではない、あまりシーズン性のない「資材」「中近東向け輸出」「北米のSPA(製造小売り)向け輸出」に的を絞って営業をしていました。 真夏の本町は暑く、涼を求めて一日にドトールやスターバック、ベローチェ、サンマルク、プロントなどの喫茶店に少なくとも5,6回は入って、アイスコーヒーだけでは胃が持たれるので、アイスティ、アイスクリーム、時にはビールも飲みながら、街中を駆けずりまわりました しかし営業先も所詮、新規の部門や専門商社、生地問屋でしたので、エンドユーザーからは程遠く、繊維の流通が長すぎる為の「閉塞感」や「行き詰まり」「限界」を強く感じたのもこの頃でした 今のトランクルームや不動産の仕事は、シーズンの差は繊維ほどありませんし、エンドユーザーの顔を見ながらの仕事ですので、「まだ、やりようがある!」というのが魅力です ※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.04 08:52:24
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