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カテゴリ:中小企業の生きる道
インターネットに出現で、世の中が「一変」しましたが、過去30年の社会人生活でも、いくつか「一変」した経験があります・・・
先ず一番長い経験のある繊維業界で、家業の織物製造の設備(織機)で、100年に一度の改革と言われた「シャットル織機からエアージェット織機」への製造方法の根本的な転換がありました・・・ これで、昨日まで大事に培ってきたシャットル織機の技術が、全く役に立たなくなったのです・・・ この時のショックは私自身だけでなく、日本の産地や業界に激震が走りました・・・ しかし、あれこれ悩んでいる暇もなく、導入を「決断」し、新しい技術を一刻も早く身に付ける努力をしたのです(同時期に一方、同業者の半数以上が廃業の決断をしましたが、これはこれで正解でした)・・・ しかし、長い間安心する間もなく、それから数年後のバブル崩壊時に、次の「波(一変)」がやってきました・・・ 国内へのエアージェット織機販売が一段落した織機メーカーが、海外(中国、パキスタン、インドネシア、インド等)への輸出攻勢をした結果、その輸出した織機で織った織物(生地)が、日本目がけて輸出しだしてきたのです・・・ しかし、これも90年代からのグローバル化を予想できなかった大きなミスです・・・ しかしこの流れはどんどんエスカレートし(グローバル化が加速)、ほぼ100%中国生産のSPA(製造小売り)のユニクロの台頭で、織物(生地)輸入だけでなく「製品輸入」が加速し、ぬるま湯だった日本の繊維業界に更なる激震が走り、業界の「再編」が決定的となりました・・・ 弊社も最後まで、多品種小ロット対応の高品質で7年前まで闘いましたが、まだ少し「余裕」を残して「転身」しました・・・ これが、もう1、2年頑張っていたら、大きな波(リーマンショック)に飲み込まれて倒産していたかもしれません・・・ むやみに頑張るのも、考えモノです・・・ しかしトランクルームや不動産に「転業」しても、まだまだ安心できません・・・ 特に不動産仲介(賃貸マンションや事業用不動産)の仕事をしていると、不況の深刻さや事業継続の困難さ(店の開業や廃業の早さや多さ)がよく分かります・・・ 少子化や空き家問題、インターネットの更なる進歩によって、いつトランクルームや不動産仲介の「仕事が無くなるか?」分りません・・・ 「絶対、勝ち残る(生き残る)んだ!」という強い意志を持たないと、ビジネスをやって(は)いけないというのを肝に銘じます・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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