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カテゴリ:ビジネス最前線
先日の読売新聞に、JR西日本社長の談話が載っていました・・・
「航空機との競争に危機感」だそうです・・・ 20年前なら、考えられなかった競争です・・・ 当時の飛行機は高級イメージがありましたし、実際運賃が高かったのです・・・ それがLCC(格安航空)の登場で、運賃がガクンと下がり新幹線に並んだのです・・・ やっぱり、値段か・・・ 「安さが最大のサービス」・・・ですねェ・・・ 実際、先日の北海道旅行もLCCのジェットスターを利用して、値段に大満足です・・・ JRにすれば、「想定外の敵」の出現ですねェ・・・ どんなビジネスでも、ボーダレス競争時代に突入したのか・・・ 近年でいうと、LCCとスマートフォンの「登場」が被ります・・・ このLCCとスマホというエンドユーザーにとって便利でメリットのある「ニューカマー」の登場で、従来の保守的な業界に風穴を開けられました・・・ 開けられた方は、たまったものではありません・・・ しかし、「エンドユーザーの立場」というマーケットの基本に戻って物事を考えれば、ニューカマーの登場は大歓迎です・・・ 今回のJR西日本の「ネット35%値引き」というLCCとまともに「値段でぶつかる」戦略です・・・ しかし北海道旅行で知り合った老夫婦が、東京から北海道に鈍行の列車でユックリ旅してきたというのを聞いて、私も20年後にはそういったユックリ旅行をしたいと憧れました・・・ そう意味でJRさんには、値段で勝負以外にも、是非飛行機では味わえない「列車ならでは」の旅の新しい企画もして頂きたいと思います・・・ しかし、あらゆる業界が「ボーダレス競争」に巻き込まれる可能性のある、オチオチ出来ない時代になりました・・・ 長かった織物時代にも、ボーダレス競争に悩まされ続けました・・・ バブル期までは国内向けの織物で、国内の同業者だけとの競争でしたが、バブル崩壊以降は日本に輸入される中国やパキスタン、インドネシア、インドとの過激な「値段競争」でしたので、北米やヨーロッパ、中近東への織物輸出に活路を見出そうとしましたが、輸出先でまたこれらの国との値段競争でイヤになりました・・・ 当時は、中国の内陸部の工員の給料が日本の20分の1で、最新鋭の日本のエアージェット織機・・・勝てる訳がないです・・・ この時のボーダレス競争ほど、自助努力や為替相場も含めた業界全体の大きな流れの変化には、小さな一企業ではどうしようもないことを、思い知らされました・・・ この経験で、ボーダレス競争にならない(或いは、なりにくい)ニッチビジネスしか、中小零細企業の生きる道はないと確信したのです・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.26 10:14:19
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