|
カテゴリ:中小企業の生きる道
テレビ「半沢直樹」最終回見ました・・・
なかなかオモシロく見させて頂きました・・・ 半沢のお父さんの心境が、以前織物業をやっていた私とダブって見えます・・・ そう、中小零細企業経営者は銀行が命綱なのです・・・ 7年前に織物業からトランクルームに「転業」する時に、某銀行から「借入金を全額返済してください!」と言われました・・・ 倒産ではなく、あくまで会社を存続して定款を変え、業務内容を変えるだけなのに・・・先代から4,50年も取引があったのに・・・ こんな理不尽な事を言われるとは、正に青天の霹靂でした・・・ 全面的に信用していたその銀行に、完全に裏切られました・・・ 必死に頼めば、借金も少なかったので何とかなったと思いましたが、銀行とは「そんなモンだ!」と呆れかえって、借金を全額返済して関係を断ち切る決断をしました・・・ そしてこの事件をキッカケに、借金をせず銀行に頼らない「無借金経営」を貫く決意をしたのです・・・ 別の言葉を借りれば、自分の器(能力、所有不動産)の範囲内で商売をするという事です・・・ けっして、器以上の事をしない!・・・大きなことは出来ませんが、倒産もありません・・・ 大企業は銀行と二人三脚ですが、中小企業は違います・・・この辺のところを勘違いする経営者が多いのも確かですし、銀行に梯子を外されて倒産した悲惨な経営者が世の中にゴマンといます・・・ 大企業のサラリーマンが独立して失敗する原因の多くが、この「銀行のスタンスの違い」への錯覚です・・・ サラリーマンで50億円の融資に成功しても、独立すれば5000万円の融資にも四苦八苦するものです・・・ 自分の「本当の実力」と大企業の看板の「有難さ」をその時初めて知っても、時すでに遅しです・・・ またいくら不動産を沢山持っていても、銀行に借金があれば自由にできず、自分のモノとは言い難いのです・・・ しかし、逆にこの銀行担当者のオッサンの「返してください!」という言葉が、ヨカッタかもです・・・ 銀行というのは「晴れた日に傘を貸し、雨に日に傘を取り上げる」というのを身をもって経験しました・・・ 劇中の頭取役の北大路欣也が言ったように、本来の銀行は「人(経営者)を見て、金を貸す」ですが、今の多くの銀行は残念ながらそういった審査能力がないのか、不動産などの担保能力しか見ないですねェ・・・ ビジネスで、本来の機能を発揮していないところとは付き合えません・・・ そんな所と付き合えば、こちらまで巻き込まれて、潰されてしまいます・・・ 会社だけでなく、担当者にも言える事で、これまで織物業で何とか乗り切れたのも、このポリシーでダメだと判断したら、例え大会社やエリート社員と言えども「こちらから切ってきた」からだと思います・・・ 常に「この会社(担当者)は何を考えているのか?」という間合いを取ったスタンスが、自分の会社を守るのです・・・ けっして「一蓮托生」的な、仔犬がシッポを振るような事をすれば、相手から舐められて最終的にはトンデモナイ事になりかねません・・・ まァ、常に「ギリギリのところで勝負!」という気持ちを持つ事でしょう・・・ 逆に、「これは!」と思う会社や担当社員とは、トコトン付き合ってきました・・・ 要は自分の「目」を信じて、突き進んできた事が正解だったという事だと思います・・・ もちろん小さな失敗や裏切られた事も沢山ありましたが、そういった経験を積み「眼力」を着実につけてきました・・・ 何でもそうですが、「経験値」こそ自分を向上させる唯一の手立てだと思います・・・ ジッとしていては何も生まれません・・・まず、行動を起こす事なのです・・・ 先々代から織物業を60年続けてきましたが、取引先に引っ掛かった事(債権を回収できなかった事)が一度(1円)もないというのが、それを証明していると思います・・・ まァ、ビジネスに限らずプライベートでも、この「目」は大事でしょう・・・ ビジネスで転ばなくても、プライベートで油断したら、人生転んでしまいますから・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.27 08:50:38
コメント(0) | コメントを書く
[中小企業の生きる道] カテゴリの最新記事
|