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カテゴリ:ビジネス最前線
大丸松坂屋百貨店から、外商カードの変更依頼が届きました・・・
これまでの外商カードでは、大丸でしか買えませんでしたが、系列のクレジットカードに変更して欲しいという依頼です・・・ しかし、すでにクレジットカードはマイルの溜まるマイレージプラスカードを持っていますし、そのカードに「集中」したいので、今更他のクレジットカードは持ちたくないと考えました・・・ それに親父の織物時代に比べて残念ながら事業も大幅に縮小しましたし、最近は大丸でそれ程物を買っていませんので迷いました・・・ まァしかし冠婚葬祭やらで、まとまって買う場合は結構安くなりますので、今更親父の代から長く続いた関係を解消するのも勿体ないと考えて、渋々カードを作る事にしたのです・・・ 私が子供の頃は、大丸とそごう2社の外商と取引がありましたが、ある時からそごうとの取引を止めました・・・ 当時高校生だった私は、親父から「うちの規模で2軒も外商あったら中途半端や・・・」という理由を聞かされました・・・ その後、そごうが倒産しましたが、親父の先見性が正しかったのかと改めて思います・・・ 子供心に、現状分析と将来の展望などイロンナ事を考えて「選択と集中」が必要なんやなァ・・・と決して学校では教わらない、社会を生き抜く「知恵」を親父から身をもって教えてもらったような気がします・・・ こういった自営業の家庭環境が、サラリーマン家庭では絶対出来ないような、商売人としての考え方を形成する基礎となったのかもしれません・・・ 1人前の商売人(社会人)になるという事は、学校の勉強以外にこういった知恵(経験)みたいなものが絶対必要だと、おぼろげながら気付いたように思います・・・ 普段から父親の働く姿や考え方を目のあたりにして、家で勉強ばっかりしたり、外で遊んでばかりしていてはトンデモナイ経営者(大人)になりかねないと、ブレーキが掛かったのかもしれません(逆に勉強も遊びもしなかったら完全に失格・・・)・・・ 小学校に入る前から単車の後ろに私を乗せて魚釣りに行ったり、織物の同業者が新しい織機を買ったと言っては、何もわからない小学生だった私を連れていったり・・・親父は心臓が悪かったので、後継者として早く替わって欲しかったのでしょうか・・・ 親が頼りなかったら、子供は早熟になるものです・・・ 私みたいに身体が丈夫でガンガン仕事をやっていたら、いつまでも子供は親を頼りにするものです・・・ 嬉しい反面、子供らの将来が心配です・・・ しかし大丸のこの戦略も、一歩間違えば外商の顧客を失いかねません・・・ 日本で一番厳しいとされる「大阪百貨店戦争」の渦中での、囲い込み戦略の一環という事でしょうか・・・ アマゾンや楽天といったネットショッピングが時代を反映して年々伸びる一方、実店舗での物品販売でコンビニやスーパーの売上も無視できません・・・ 更にユニクロやニトリ、ダイソーといったSPA(製造小売)という新しいスタイルで確固たる地位を築いたカテゴリーキラーも日の出の勢いです・・・ そういった中で、百貨店という昔ながらのスタイルで、供給過多にも拘らずコストのかかる増床や新店舗で応戦している姿は、もう必死のパッチに映ります・・・ 一体、どうなんでしょう・・・ 円高で日本での物造りである第2次産業が激減してしまい、第3次産業である小売りなどのサービス業が激増してしまった、構造的な日本経済の根本問題でしょう・・・ という事で、私が現役で仕事が出来る今後10年の間にも、日本の「更なる激変」があるかもしれません・・・ 現役であるうちは、決して気を抜けません・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.26 10:12:36
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