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カテゴリ:ビジネス最前線
先日の朝刊1面に、「家電もジェネリック」という大きな見出しが載っていました・・・
機能を絞り込み、価格を高機能機種より大幅に抑えた家電製品が、高齢者や単身者に人気を集めているらしいです・・・ 製薬業界では、以前からジェネリック薬品が政府の後押しを受けて、国民から好評を得ている家電版と言ったところでしょうか・・・ このジェネリック家電を手掛けているのが、山善やユアサプライムス、ツインバードといった機械商社やベンチャー系のようです・・・ 製品は白物家電が中心で、家電量販店やホームセンター、ディスカウンターといったところが販路のようです 従来の大手家電メーカーは、そういった製品は撤退か高機能製品に特化していますので、正にスキマ戦略です・・・ しかし以前にもブログで少し書きましたが、今ではジェネリック製品の「大手」となった山善ですが、急にこのマーケットにポッと進出したのではないのです・・・ 約30年前のサラリーマン時代、山善は一部上場企業の工具商社として、業界で確固たる地位を築いていましたが、従来の問屋相手の商売以外に、よりエンドユーザー近いビジネスを模索していたのです・・・ その中で、新しい販売先としてホームセンターと通販の「チラシ商品」に力を入れようとしていました・・・ ちょうどその時、建築金物メーカーの営業をしていた私も新しい販路を探していましたので、山善に商品を買ってもらおうと(定期取引を開始してもらおうと)、夜討ち朝駆けで毎日山善に通っていたのです・・・ 営業努力の結果、何とか取引開始にこぎつけ、いろんな商品を買って頂いたり、一緒に同行セールしたり、新しい商品を共同開発したり、自分的にもスゴク成長できたお付き合いでしたが、その後私がサラリーマンを辞めてから、山善はメーカーとしてのノウハウを長年蓄積して、現在のような自社ブランドのOEM生産仕入れに大幅に転換したのですねェ・・・ 当時、窓際にある数人しかいない家庭機器課だったのが、今では山善を支えるひとつの大きな事業部に成長したのです・・・ 新しいビジネスの成長過程を目のあたりに見れた経験が、その後家業の繊維業界に転身した時の肥やしになったのは言うまでもありません・・・ その新しい課を立ち上げた初代課長は、その後山善の専務取締役にまで上り詰めましたが、ナント!親友の叔父さんだったとは、後になって知って本当に驚きました・・・ またそのご兄弟が、ナント!私の親父もよく知っていた織物の同業者だったのです・・・世間は狭いと感じた一件でした・・・ 建築金物と繊維・・・全く業界もビジネススタイルも違いますが、ビジネスの底に流れている「キホン」は全く同じなのだと思います・・・ という事で、時代と共に刻々と変わる日本ですが、地球で生きる限りは、その「変化」を肌で感じながら、「自分は何をすべきか?」というのをマクロ的にもミクロ的にも考えていかねばならないと考える今日この頃です・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.26 10:10:55
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