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カテゴリ:グルメ(洋食)
先日、最近オープンした岸和田市西之内町の国道26号線沿いの和食とイタリアンの「利右ヱ門」へ行ってきました・・・
ここはどうも、以前あった「まかない包丁」の跡のようです・・・ 飲食店業界も厳しいですねェ・・・まかない包丁も、まだ数年も経っていなかったように思いますが・・・ 特に店舗の立地が国道沿いともなれば地価も高いですし、流行らなければどうしようもありません・・・ 流行らなければなるべく早く撤退、流行れば永続的にお客が逃げないように企業努力・・・そんな、飲食店業界の宿命が目に浮かびます・・・ 私がまだ子供だった4,50年前は、日本はまだ第1、2次産業が主流でしたので、飲食店などのサービス業である第3次産業はまだまだ少なかったので、ここまで飲食店業界も厳しくはありませんでした・・・ 地元泉州でも綿・スフ織物製造業の歴史は古く、今から600余年前の室町時代に綿の栽培を行い、白木綿を製織したのが始まりで、江戸時代になり「和泉木綿」の名で知られ、日本の中心的な綿業地帯を泉州一帯で昭和40年代まで形成しました・・・ 泉州には綿・スフ織物だけでなく、泉大津の毛布やニット、泉佐野のタオルといった繊維産業も盛んで、戦後の高度成長期にこれらの輸出で外貨を稼いで日本の先進国化に貢献したのです・・・ ところが、1970年代前半のオイルショックや円高から日本の本格的なグローバル化の進展で、第1,2次産業に変わって、第3次産業は約70%も占めるほどになってしまいました・・・ 実際の家庭で、お父ちゃんが製造業のリストラで泣いているのに、嫁さんと娘がユニクロで服を安く買って、牛丼チェーン店で美味しく安く食べれて喜んでいる姿が目に浮かびます・・・これが、今の日本を象徴する姿か・・・ 過去50年、これらの変化を身をもって経験していますので、何とも寂しい限りです・・・ 実際私も、祖父の代から60年続いていた織物製造を廃業した口ですから・・・ まァ、悲しんでばかりではイケませんので、少なくとも自分が生きている間は、世の中の流れに逆らわず世間に流されず(この微妙なスタンスが難しいですが)、自分の納得するような仕事(生き方)をして、悔いのない人生を全うしたいものです・・・ いつもながら、変なところまで飛んでしまいましたが、この店の和食もイタリアンも美味しく、合格点でした・・・ という事で、不動産屋的に見れば、店がコロコロ変わるのは、仲介すればその度に仲介手数料が入ってきますのでイイのですが、お店の当事者としてはタイヘンでしょうねェ・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.25 17:30:37
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