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カテゴリ:ビジネス最前線
先日トランクルーム内のトイレのリフォーム(節水型のウオシュレット化)の仕上げで、壁にクロスを貼りました・・・
少々汚かったモルタルの壁も、クロスを貼る事によって見違えります・・・ 施工はいつもお願いしている泉佐野のロナップさんです・・・ 職人の社長さんに直接お願いしますので、仕事は正確で早いです・・・ この「発注者 → 職人」という、中間業者を省くというのがポイントで(所謂、中抜きで「直接発注」)、中に誰かが入れば話がややこしくなりますし、値段が高くなります・・・ 今の多くのビジネスの生き残り作戦として、「メーカー直」「中抜き」とか言って、中間業者(問屋、業者、ブローカー、商社)を省いて、流通を極力短くして直接エンドユーザーに販売(サービスの提供)しようとする流れになっています・・・ 今のトランクルームや不動産も、この流れに沿って仕事をしていますし、今年起業予定の「音楽スタジオ」も専門業者に頼ることなく、あくまでも自社運営にこだわるのです・・・ こういった考えも、20年以上携わってきた家業の織物製造業の反省からでした・・・ 日本の繊維業界は長らく大阪本町の船場を中心に歴史も古く、いろんな業者がひしめき合っていましたので流通も長く、川中業種(繊維流通の中間)であった織物製造業だけでは日本のグローバル化による時代の変化について行けませんでした・・・ 特にユニクロやH&MといったSPA(製造小売り)企業が、アパレル業界でひとつの大きな流れになってから、繊維業界が再編されるほど大きな影響力を及ぼしました・・・ SPAがエンドユーザーまでの流通を海外生産を武器に1から10まで自前で構築し、繊維業界の主導権を握ったのです・・・ 特に弊社は4,50年も100%大手総合商社の委託生産に徹していましたので、高度成長期までは仕事も比較的安定して良かったのですが、バブルが弾けてからグローバル化に拍車がかかりましたし、委託生産と言うのは聞えはイイですが所詮「下請け」でしたので、儲かる構造ではなかったのです・・・ 同業であるイタリアの織屋のように、自社ブランドのアパレルを発信するのは自分の能力的にはとても無理でしたし、日本で織屋をやっている限り、エンドユーザーからかけ離れすぎというウイークポイントに気付いたのです・・・ そこで、転業したら織物時代の大反省として、「エンドユーザー直」というビジネスモデルしか頭にありませんでした・・・ 商売の1から10まで、自分で考えるのです・・・ これしかないのです・・・ 絶対「トランクルーム業者」に任せないし、頼らないと、フランチャイズにならないと・・・ 賃貸マンションの大東建託や東建コーポレーションと同じで、彼ら業者も利益を出さないといけませんから、業者に任せれば地主の取り分が減るのは子供でも分かります・・・ 要は、トランクルームも賃貸マンションもコンビニと同じで、ビジネスモデル(ノウハウ)を考えたところが儲かるのであって、業者や本部が儲かる構造になっているのです・・・ 当り前の事ですが、ただ土地や建物だけを貸すだけでは決して儲からないのです・・・ 逆に儲からないどころか、業者に丸投げというのは本当にハイリスキーな長期的投資なので、返済途中で地主が返済できずに破産というパターンも普通にあります・・・ まァ、テレビやマスコミ、チラシやネット、DM、電話セールスやメール攻撃、いろんな人や会社が百花繚乱、甘言を尽くして色んなモノを売り込んできます・・・ そんな外野に惑わされず、真相を見極めるものだけが儲かるのだと思います・・・ 逆に自分に自信がなければ、何もしない事が成功に繋がるのかもしれません・・・ バブルの時に、土地や株やゴルフ会員権に手を出さず、何もしなかった人だけが生き残ったように・・・ という事で、不動産屋もやってヨカッタというのは、リフォームを通じて自分が工務店のポジションとなり、こういった職人さん達と直接取引(発注)出来たり、資材や機器が業者価格で(安く)購入出来たりする事が大きなメリットになったという事です・・・ また直接取引のメリットは、値段が安くなるだけでなく、建築工事に関する知識やノウハウを吸収できる事がとても大きかったのです・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.31 04:36:28
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