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カテゴリ:日本のココがスゴイ!
本日読売朝刊1面に、「トヨタ最高益2.4兆円」(3月期決算予想リーマン前 上回る)とデカデカと載っていました・・・
やはり円安効果が大きいようですが、元祖トヨタの「カイゼン」によるコスト削減効果もあったのでしょう・・・ パナソニックもシャープも黒字転換しているようですし、戦後日本経済を牽引してきた代表格である自動車と家電の業績回復とは嬉しいですねェ・・・ 国内外で日本製品が売れている証拠でしょう・・・ 先日のタイ旅行でも、ほぼ100%が日本の自動車で、100%のオートバイが日本車でした・・・ 命に関わる車両には、日本メーカーが絶大な信用・信頼がある証拠です・・・ 実際にこういった現実を目のあたりにすると、別に親戚がトヨタや日産に勤めている訳ではありませんが、日本人として誇りに思います・・・ 今たまたま、トヨタの車に乗っていませんが、織物時代の最後の20年間は「豊田自動織機」製のエアージェット織機を採用していましたので、トヨタに絶大な信用を個人的に寄せているのです・・・ 豊田自動織機という会社は、トヨタの「親会社」です・・・ 昔はスズキもそうですが、自動車メーカーは織物の機械(織機)を作っていたのです・・・ 日産も10年くらいまで、ウオータージェット織機を作っていました・・・ 今から27,8年前にエアージェット織機を導入する際に、「トヨタか?ツダコマ?」メーカー機種選定で悩みに悩みました・・・ 周りを見ると、泉州地区の同業者は90%がツダコマを採用していましたし、取引商社の機械部門がツダコマの代理店をやっていましたので、当初私も100%ツダコマを買うつもりでした・・・ しかし、最終的に「技術」面でトヨタの方が有利だと私が判断して、本契約直前に親父と取引商社を説き伏せて、ツダコマの契約を白紙に戻してトヨタを選んだのです・・・ 織機1台1000万円を何十台も買い、付属の機械や付属品、地下ピットを掘った大がかりな全風量タイプの空調設備や新築工場でしたので、私の人生を左右するほど、トータル何億もかかりましたので、真剣になるのも当然でした・・・ 結局20年間このトヨタのエアージェット織機を使った訳ですが、故障も少なく、扱いやすく、難易度の高い織物でも高品質に織れて大正解でした・・・ また、たまたま近くの同業者がトヨタの実験工場的な役割を担っていましたので、そこで運良くトヨタの技術開発責任者と知り合いになれたのも大きかったと思います・・・ 織機の「最終仕様」を決める前日まで、ある重要な織機の部分(トヨタとしては新開発)で非常に悩んでいて、その事を正直にその開発責任者に相談すると、「ちょっと、待った方がイイ」という彼のホンネに従ったのが正解でした(トヨタとしてはGO!でしたが)・・・ そこで、悩まなかったら、新開発という言葉に飛びついて、火傷を負ったかもしれません・・・ 今考えれば自助努力はもちろん、偶然の出会いといったチョッとした「ラッキーの積み重ね」が、イイ方向に向けてくれたのだろうと思います・・・ 家に閉じ籠って、外に出ない事には何も始まりようがありません・・・ ある意味、人生・・・外に出て人と喋ってナンボ?・・・かもしれません・・・ まァ、しかし当時、100年ぶりに横入れ方式が大転換したというシャットル織機からエアージェット織機に変わったばかりだというのに(言わば大フルモデルチェンジ)、既に「次の」リニアモーターで横糸を運ぶ(織物を織る)研究を、地下の実験工場でしているというトヨタの「底力」に驚愕しましたねェ・・・ スゴイ会社だと・・・ という事で、その後トヨタが世界一の自動車メーカーになったのには、こういった長年の将来を見据えた地道な基礎研究があったのかと思うのです・・・ 日本は資源が何も無いので、世界に伍して生きるには製造業(海外生産も含め)に元気が無いと(儲けないと)ダメだと思うのです・・・ そういう意味で、日本の家電メーカーを代表するパナソニックに、本当に頑張って欲しいと思うのです・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.26 10:09:14
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