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カテゴリ:トランクルーム貝塚
まだ八王子市のトランクルーム事件が解決していないようですが、これから業界にとってこんな事件(事故)を起こさないようにするのが至急の課題だと思います・・・
では、どうすれば事故が起こらないのか? トランクルームの事故率は、管理人のいない「無人管理」か?管理人のいる「有人管理」か?で大きく違います・・・ 当り前と言えば当たり前ですが、手間と暇をかけて(人件費をかけて)管理する事が、事故を少しでも減らせるのだと思うのです・・・ 有人管理の方が、圧倒的に事故率の少ないのは言うまでもありません・・・ ただ、人件費は最大のコストアップ要因ですから、賃料も大幅値上げせざるを得ませんし、何処でも出来る訳ではありません・・・ しかし殆んど100%のお客さんは、「安心」を求めて有人管理のトランクルームを希望すると思いますが、中には敢えて無人管理のトランクルームを選ぶお客さんがいる事も確かです・・・ それは、今回の事件のように管理人に見られてはマズイ物を保管しようとする人です・・・ 契約も対面しなくてイイなら(電話1本かメール)、その人の思う壺です・・・ こういう人を警戒して排除及び回避する意味で、絶対「対面契約」と審査基準をある程度上げなければならないのです・・・ こういう人は、他のお客さんにとって近所迷惑です・・・ 他のお客さんを守る意味で、絶対こういう人を排除すべきなのです・・・ 確かに、こういう人を排除するには、面談をして契約も手間がかかり、荷物の搬入時に監視をしなくてはなりませんので、面倒で邪魔臭いです・・・ ただ単に流れ作業的な対応をすれば楽ですが、そういう訳にはいきません・・・ 表面上は穏やかにして、不動産契約と同じように内心は気合を入れ、新規のお客さんを自分なりに見抜かなければならないのです・・・(笑) そこは、普通のアルバイトやパートさんでは、絶対できない芸当です・・・ 本当は誰でも、出来る訳ではないのです・・・ 自分がしなければ(デキなければ)、それなりの人を雇って応対しようとすると(或いは専門業者に依頼すると)、人件費(外注費)がかかりすぎて採算が取れなくなります・・・ ソコなんです・・・問題は・・・ たかがトランクルーム、されどトランクルームなんです・・・ トランクルーム経営は楽で簡単そうですが、実は突き詰めて行く(収益を上げようと思えば)奥が深いのです・・・ 織物製造時代にも、似たような経験をしました・・・ 通常織物工場は24時間稼働が普通なのですが、深夜の従業員の人件費が高いために、無人で工場を稼働させているところがありました・・・ 弊社も導入していたのですが、最新のエアージェット織機は「自動運転」と言って、トラブル(横糸ミス)でも機械が自動で修復して、自動で再稼働するスグレモノだったのです・・・ しかし、いくら自動運転と言っても、従業員が誰もいない「無人」だと、朝方になると織機の何台かが停止した状態で工場の稼働率が落ちるのです・・・ それでも、人を雇うより儲かると判断して、深夜だけ「無人工場」のところがありました・・・ しかし、そこには人件費以上の大きな落とし穴がありました・・・ 工場火災の可能性と、欠点の見逃しです・・・ 機械は、永遠に同じ調子で動き続ける保証もありません・・・ 定期メンテナンスを完璧にしても、何らかの原因で故障が起こるものです・・・ この故障が火災に繋がれば、一巻の終わりです・・・ また、欠点の見逃しは、一晩知らずに何百メートルも織ってしまうと、何百万円の損失に繋がりません・・・ 不良反(BC反)は、転売できないどころか、捨てるのに金がかかるのです・・・ 特に、「高級」「高難度」「高品質」「特殊」「小ロット」が謳い文句の国内工場では、失敗はこういった理由で「原料高」の為、本当に命取りだったのです・・・ 国内での「生き残り」が度を越して、織物業は一歩間違えば「恐ろしい商売」になってしまったのです・・・ 深夜の「無人の織物工場」が如何にリスクがあるかを知っていましたので、弊社は深夜にも従業員を雇って「有人管理」していたのは言うまでもありませんでした・・・ という事で、織物業でもトランクルーム業でも、人件費をある程度かけて、「有人」でキチっと管理する方が最終的に事故率も少なくなり、経営的にも安定すると思うのです・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.29 07:00:52
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