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カテゴリ:トランクルーム貝塚
オモシロいYOU TUBE動画を見つけました。
テレビのニュースでトランクルームが取り上げられている動画です。 家族に内緒の御主人の宝物、亡くなった母の遺品、コスプレ衣装、更衣室代わり・・・ちょっと変わったところで宣教師さんの商売道具、劇団の倉庫・・・なんていう例が放映されています。 私もこれまで何万枚と宣伝チラシやカタログを配布したり、ウエブを使ってホームページやブログで一生懸命トランクルームの宣伝をしていますが、まだまだ新しいビジネスなので、使い方が分からない方もまだまだ多いのが現状です。 トランクルームビジネスは基本的にはマンションが多い都会型ビジネスですので、東京23区や大阪市内といった都会では普及していますが、大阪府でも岸和田市以南のまだまだ戸建てが多いローカル地方(泉南エリア)では、残念ながらそれほど普及していないのが現状です。 まァ、田舎へ行くと何処でもそうですが、泉州の古い集落でも敷地面積が100坪というのはごく普通で、基本的にトランクルームというのは必要ないのです。 田舎では必要ありませんから、関心もない訳です。 だから田舎の近隣だけでトランクルーム商売をしようと思ったら、今のスマホ全盛時代にポケベルを売り込むようなものです(笑)。 それほど、貝塚市だけにターゲットを絞ってトランクルームビジネスをやるのは困難だという事です。 そこで、考えました・・・ 徹底的に値段(賃料)を安くして、マーケットエリアを拡大しようと・・・ 毎日利用する「月極ガレージ」なら、いくら半額にしても片道1時間の大阪市内や堺から借りに来てくれません。 せいぜい年平均2,3回しか利用しないトランクルームだからこそ、「他社の半額以下」にする意味(意義)があるのです。 最も需要の多い畳2帖クラスで、年間10万円安ければ(節約できれば)、大阪市内や堺から飛んできます(笑)。 大阪市内だけでなく、神戸や京都、和歌山、奈良・・・最も遠いお客さんで名古屋の方がおられるほど、弊社のユーザーさんは色んな所から来られるのが特徴です。 また転勤で東京や海外に住まれているお客さんも多いです。 まァ、こういった「薄利多売」戦略がとれるのも、一般的な1店舗で20~30室しかないトランクルームでは不可能な話で、171室もあるから可能なのです。 殆んどのトランクルームはコンビニのように業者がFC展開し、価格(賃料)も全国統一価格で本部によってコントロールされており、弊社の近所に出店しても、その店舗だけ弊社の「激安賃料」に合わせるという事が出来ないのです。 これがFCチェーンで多店舗化している業者の「盲点」でありウイークポイントなのです。 そう、大手チェーン店は局地戦に弱いのです。 これなんです・・・我々中小の生きる道は。 どんな業種でもそうだと思いますが、大手の「値段(賃料)を半額にして、サービスを2倍」にする努力と工夫をすれば、客は自ずとついて来ると思います。 身近な例で言うと、私が通っている新興のフィットネスクラブ「ジョイフィット」は、月額使用料を老舗である近隣の「コナミスポーツ」の約半額にして、私も含めて500人が流れた(移籍)というのがそれを物語っています。 コンビニのように大手3社が寡占している成熟した業界なら通用しませんが、大手がなく中規模程度の企業(業者)が入り乱れる新興のトランクルーム業界においては、今はこの「技」が有効なのです。 一定のルールに基づいて試合をする今の空手では、ポイントを取ったり相手をダウンさせるだけで勝負が決まりますが、日本空手の源流である本来の沖縄空手では実践を想定して、人間の正中線にある人中や鳩尾や金的といった「急所」しか狙いません。 そう言う意味で厳しい捉え方をするなら、ビジネスはある意味「戦争」ですから、競争相手のウイークポイントを突くのは当たり前の事です・・・ 新しい家電商品の普及段階によくあるように、「量産化で価格を下げれば、マーケットや需要が急速に伸びる」というビジネスセオリーを正に応用、実践した訳です。 弊社も今年で丸9年、10年目に突入で、ニュービジネスであるトランクルーム業界にあって「老舗」の部類に入り、大阪最大級の171室ですので、これまで長期短期含めて沢山のお客さんと契約してきました。 おそらく、トランクルーム最前線ビジネスのキャリア(営業・接客と契約実績)に関して、個人的に私が大阪で1番経験豊富な「営業マン」と言えるかもしれません(笑)。 それほどトランクルーム実務において、「場数」をこなしていると自負しています。 大手が参入しないニッチビジネスだからこそ(ここ3,4年大企業が子会社を創って参入してきましたが)、こんな事も言えるのです。 上記の動画以外に、弊社では家財道具や書籍、家電といった一般的なモノの保管以外に、 楽器(生ギター、エレキギター、生ドラム、電子ドラム、アンプ、電子キーボード、エレクトーン、ピアノ) ウインタースポーツ(スノーボード、スキー、スノータイヤ) マリンポーツ(サーフィン、ウインドサーフィン、SUP、ゴムボート、ダイビングセット) アウトドア用品(ゴルフバッグ、テント、テーブルセット、BBQセット) フィギュア(怪獣、ウルトラマン、バービー人形) プラモデル(組み立て用、組み立て済み) ミニチュア(電車、車) 剥製 仏壇 クリスマスツリー ひな人形や5月人形 ベビーカーやベビーベッド インターネットビジネス用商品(古着、家電商品) 音楽関連(レコード、CD、DVD、カセットテープ、ビデオテープ、レーザーディスク) 医療カルテ 学術書(専門書) 会社関連の書類や顧客情報の書類(電子データ) オフィス家具(デスク、チェア、ロッカー、書棚) ・・・ まァ、世の中にこんなモノがあるのかと、驚かされた事も度々でした。 また、トランクルームを利用する「キッカケ」として、子供の成長で家(マンション等)が手狭になったという理由以外に 離婚や別居 親の介護(親が施設に入居、親と同居になり2世帯が1世帯になる) 転勤(国内、国外) 海外留学や長期海外旅行(放浪?) 失業や失職(親と同居) 家の建て替えやリフォーム オフィス(事務所)の移転や縮小 引越のタイムラグ(次の引越先が決まるまで) 起業(ネット販売業者、SOHOとして独立) 危機分散化(震災や天災に備え、自宅以外に保管場所の確保) 店舗改装の間(什器や備品の保管) ・・・ 実際、基本的にはネット(ホームページやブログ)での集客という「デジタル型」ビジネスですが、こんな珍しい?商売を丸9年もしていると、町内や小学校から大学までの地元の友人知人、サラリーマン時代から織物業までの過去のビジネスコネクション、親戚といった地元コネクション、そしてウインドや空手やジムといった趣味のコネクション、もちろん不動産屋や引越業者とのネットワークといった地元の「アナログ型」集客がジワジワと増えてきているのです。 織物業も60年間の実績がありましたので、繊維業界ではそれなりの知名度があったのと同じように、トランクルームの過去の9年間の実績での利用者の「口コミ」による広がりもけっして無視できません。 デジタル社会になったと言っても、たかだか20年ほどで、人間の深層心理にはまだアナログの部分が多くが残っていますので、まだまだ「口コミ」は有効なのです。 まァこれは、コンビニのように出店してその日からいきなり沢山の客が来るというものではなく、キャリアを積めば積むほどジワジワと増え続けるので、大きな財産と言えるでしょう。 またスマートフォンの急速な普及に対応して、ホームページの「スマホ対応」にも早くから着手しているのも、チョッと手薄な若者や遠方からの集客という意味で、SEO的にプラスになっている事でしょう。 デジタルかアナログか、どちらかに偏りすぎると、ビジネスの永続性や安定性にリスクがあります。 そういう意味で、私の理想とするデジタルとアナログをうまくミックスしたビジネスに、9年間でどうも変わってきているようです。 ただ、世の中のモノゴトには表と裏が必ずあるように、こういった「表」の使い方が殆ど100%ですが、中にはトランクルームは便利だという事で、「裏」の使い方で悪知恵が働く者がいる事も確かです・・・ 昨年の八王子のコンテナでの死体遺棄事件や、大阪市内のコンテナでの暴力団の銃弾や爆弾の保管場所になっていたというような事件が全国にたまに起こっている事がそれを証明しています。 ここ2,3年、それまで考えられなかった警察からの事件捜査の弊社への問い合わせが増えてきているのも確かです。 犯罪者も警察も、近年トランクルームに関心を寄せているという事実を、我々業者が重く受け止めなければならないと思うのです。 トランクルームビジネスの現場の最前線に立って、つくづくそう思います・・・ ビジネス全体を考えれば、「値段と品質」だけに拘っていてはダメで、そういったビジネスを取り巻く社会的環境にも配慮する事も必要になってくるのだと痛感します。 まァ、エエ勉強をさせてもらっていると言えば、そういう事ですが・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.03 10:52:17
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