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カテゴリ:地元情報(堺市その他)
最近親戚のお見舞いで、日本一の眼科と言われる、大阪市大正区の「多根総合病院」に何回も行っていました。
行ってビックリしました・・・ ナント、7階建ての眼科専門病院です。 全国から患者さんが集まっているようで、いつ行っても満員御礼です(笑)。 中には、海外からの患者さんなのか?スーツケースを引っ張っている東洋系の患者さんもおられました。 専門のお医者さんで、ここまで大規模で流行っているのはこれまで見た事がありませんでした。 看護師さんも沢山おられる割には、テキパキと進行を進め、お医者さんも実力があり難しい手術も難なくこなされ、親族としてこれ以上の安心はありません。 おそらく全国各地の地元の「かかりつけ眼科医院」と連携して、難しい手術や病気はこちらに回ってくるのでしょう・・・ 正に、文字通りスペシャリストです。 振り返って、私達の日々の仕事にも、このスタイルが非常に参考になると思います。 何でもソコソコ出来るけど、深く突っ込んで出来ないゼネラリストではダメで、深く突っ込んで出来るスペシャリストでないとダメなのです。 広く浅くではなく、狭く深くです・・・ 織物時代の後半10年は細い糸(100番手)から太い糸(5番手)まで使って、ハンカチのような薄い生地からジーンズのような荒い生地まで製織範囲を広げた器用貧乏でした。 30年前までは、そんな事をしなくても「中程度(30~50番手)」のシャツ地や羽毛布団生地を織っているだけで十分利益が出たのですが、バブルが弾け円高が定着してから洪水のような輸入品に晒され、そんな楽な事でメシが食っていけなくなりました。 時代の流れ(変化)に従って、この「細番手から太番手」への生産品種への対応に加え、「多品種・小ロット」生産体制への生産ラインの再構築をしたのです。 再構築と言っても人員を増やす訳でもなく、私自身がこれまで以上に営業に現場にと、土日関係なく早朝から夜遅くまで動き回るだけでしたが・・・ 特に大手総合商社の100%委託生産から、大阪本町や名古屋や浜松の専門商社への切り替え(新規開拓)が想像以上に大変でした。 同じ織物(生機)ビジネスでも、総合と専門ではイロンナ意味でこれほど違うのかと思い知らされましたし、自分がこれまで営業の本当の苦労を知らずに非常に甘かったと猛省する次第でした・・・ サラリーマン時代の得意先であった工具商社の山善の名刺に「切り拓く」と書いてあったのが突然思い出されて、逆境においてこの言葉の本当の意味を改めて噛みしめたのでした・・・(涙) 当時はそれに加え、社長であった父親の突然の死で、私自身、心身ともヘトヘトで疲労がピークに達していました・・・ その後も、織物工場の心臓部であったコンプレッサー室が全焼し、2週間工場を全面停止せざるを得なくなり、万事休すと思われましたが、6人の家族と10人の従業員を守るために何とか乗り切ったのです・・・(涙) しかし、100%大手総合商社の委託生産(賃織り)が4,50年と長かったため、いくら小手先で生地の厚さや即納体制を整えても、浜松や西脇や見附産地のような本当の意味での「高級&小ロット」生産が出来るはずもありませんでした。 平たく言えば、器用貧乏的なゼネラリストでは、時代の変化で儲からなくなったのです。 本当のスペシャリストに転向するには、委託生産で大量生産という下請け体質に長年ドップリ侵され過ぎていたのです。 会社経営においては、ロングスパンで物事を考える事が必要ですから、年355日24時間エンドレス操業の織物工場で仕事に追いまくられる日々では、到底無理だったのです・・・ 日本を取り巻く繊維業界の将来性と、当時流通革命の代表としてユニクロのようなSPA(製造小売り)が台頭してきた現状を冷静に考えれば、機械設備的にも、自分の能力的にもこれ以上織物業を継続するのはNGと判断し、翌年織物業を廃業したのです。 廃業の2年後にリーマンショックがあり景気が更に悪化し、自分の判断は正しかったのだと胸をなで下ろしたのでした。 という事で、織物時代は本当の意味でスペシャリストに成れず後悔した経験を活かして、今のトランクルーム賃貸業では「トランクルーム専業」を前面に打ち出していますし、不動産業の方も宅建に加えファイナンシャルプランナーや不動産コンサルティングマスター資格を取り、「貝塚市の事なら俺に任せて!」と、貝塚市に特化し「狭く深く」というスタンスで、土地活用などコンサルティング業務も意識しながら単なる不動産仲介業ではないスタイルを目指しているのです。 やはりどんなビジネスでも生き残ろうと思えば「差別化」が必須ですが、自分の能力の無さを考えれば、如何に「スキマ」を狙うか?小さなアイデアが浮かんで積み重ねれるか?が、生死の分かれ目でしょうねェ・・・ しかし、年を取ると身体のアチコチが痛くなり、イロンナ病気にかかり、なかなか病気と縁が切れません。 今のところ、血圧だけが高く降圧剤が手放せません。 腰のヘルニアの方は、もう2年ほど痛みがありませんので、定期的な運動で何とかモッテいるようです・・・ しかし、何かの拍子に原因不明で身体のアチコチに痛みが生じ、なかなか治りません・・・そして、知らぬ間に治っているという経験がしばしばです(笑) 同級生の集まりでも、病気と年金の話が多くなりました(笑) 毎朝のストレッチやジムや空手やクロスバイクで週3、4回は身体を鍛え、早寝早起きでジムに行かなければ4時には起床という規則正しい生活リズムで、1日2食で胃腸を整え(毎日プチ断食)、ビールは1日1本に抑え週1日は休肝日を作り、夏は風が吹けば仕事よりもウインドサーフィンを優先して、いつでもどこでも好きな音楽を聴いてココロのリラックスを心がける・・・ 身体の外(全身の筋肉)と内(内蔵)、そして一番大事な頭(心=精神)をバランスよく鍛えるのです。 まァ、そんな努力をしても、ナル時はナリます・・・・まァ、努力もしなければ、確実に10年寿命が縮むでしょうねェ(笑) ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.22 07:31:46
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