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海で遊ぶのもアブナイですねェ・・・
先日、台風の影響で南系のオフショア気味(クロスオフ)の13,4mの風の安定しないヤバイコンディションで、5.3平米のセイルで沖から帰ってくる途中で、強烈な突風(ブロー)で前に吹っ飛ばされました。 運悪く、頭(後頭部)から海に叩きつけられた為、一瞬軽い脳震盪を起こしてしまい、「ヤバイ!シッカリしなければ!」と、思わず「ウリャー!」と気合を入れてボードに泳いで戻りました(冷汗)。 これまで36年もウインドサーフィンやっていて、何回も死にかけた事はありますが、こんな脳震盪は初めてです。 海で遭難しかけた以外に、アルミニウム製のブームが胸にあたって肋骨にヒビが入った事や、カーボン製のマストが頭にコツンと当たる事はよくありますが、こんな酷くはありません。 まさか、硬い道路と違って、柔らかい?海に叩きつけられたくらいで、これほどショックがあるとは夢にも思いませんでした。 それほど、スピードが出ていたという事か・・・? 何でや??? ビーチに戻って、家に帰って、風呂に入って、夕飯を食べて、寝床に入って・・・ ???????? 真剣に原因をトコトン考えました。 勿論、根本的な原因は自分の技術の未熟さにありますが、下した結論は、セイルが古すぎるという事です。 あと、首の筋力が衰えて頭の海面への衝撃に耐えられなかったので、筋トレマシンのラットプルダウンでもうチョッと首を後ろから支える増帽筋を鍛える必要性もあるのか・・・? 去年、ニールプライドの6.7平米NEWヘルキャットを購入しましたが、今回の5.3平米は15年前のセイル(今は販売中止のアートセイル)だったのです。 古いセイルなので、安定性が悪いのです。 専門的に言うと、リーチのツイスト機能が少なく、セイルの風圧中心が微妙に移動してドラフト(セイルカーブ)が安定しないのです。 チョットの突風(ブロー)でも、乗り手に悪影響があるのです。 強風荒波のギリギリ限界のコンディションでテンパって乗っていると、突然の環境変化(風向きや突風)に対応できないのです。 そよ風でスイスイ遊ぶのもイイですが、何と言ってもウインドサーフィンの醍醐味は強風荒波で「ウレッヒー!」と歓喜の雄叫びを上げるのがサイコーなのです・・・(笑)。 しかし自分の能力ギリギリで遊んでいると、チョット間違うとドツボにハマるのです。 最近のセイルは、リーチのツイスト機能が優れ、ドラフトが安定するような進化したチューブバテンで、ブローが吹いても勝手にセイル上部がチューニングによって自動的に開いて風を逃がしてくれ、乗り手に無用の心配が減っているのです。 とにかく、セイルの目覚ましい進化によって乗り易くなっているのです。 ギリギリのコンディションでも、少しの余裕を・・・という事です。 まァ、チョッと余裕を持ってヤルというのも、一般生活やビジネスと全く同じですねェ・・・ 本当のギリギリだと、何かの拍子に倒れて、起き上がれなくなりますから・・・ しかし、楽しく遊ぶには、道具に頼るしかありません(笑)。 ヨシ!新しいセイルを買おう・・・ という結論に達しました。 そして、 1.2010~2015年モデルの中古か新品 2.スラロームかフリーライド用(レースとウエイブは外す)のノーカム 3.5.1~5.8平米くらい 4.持っている430cmのSDMマストが使える 以上4つの条件を付けて、本州(北海道と沖縄は送料の関係で除外)のすべてのウインドサーフィンショップにメールを送りました。 本州全てと言っても、40~50くらいしかショップがありませんので、1時間半ほどでメールを全て済ませました。 金銭的にもっと余裕があれば、ここまで研究する事もなかったのですが、残念ながら今の私の趣味に使える予算は限られます。 しかし、便利な時代になりました・・・ 昔ならビーチ近くの「行きつけの」ショップでしか、心情的にも時間的にも買えませんでした。 今はショップも激減しましたし、ビーチも特定していませんので、何処で買ってもフリーです。 メールした結果、沢山の情報が寄せられました・・・ トランクルームや不動産ビジネスでも、ネットによって沢山の情報が得られ、想定外のオファーがありますが、ウインドのような趣味の分野でも充分活用できます。 そして、関東のショップから、2013年シマー(i-ron)5.7平米(中古)のセイルを割と安く買う事が出来ました。 これで、吹いた時は多少安心して乗れるでしょう・・・ 自分の年齢と体力と技術に応じた道具に買い替えるというのは、ある意味「保険」と考えてイイかもしれません(笑)。 という事で、いつもはヘルキャット6.7平米で、吹いた時はこのi-ron5.7平米で・・・ 当分この「1マスト、1ブーム」の効率良いスタイルで遊ぶつもりです。 ボードはスラローム用のファナティック ファルコン104ですが、先日ボードに小さい穴が開いてしまった為、自分で修理しました。 ショップに頼むと修理代がかかりますので、ホームセンターでエポキシ樹脂を買って見よう見まねで修理しました。 見てくれはイマイチですが、自分のボードですから穴をチャンと塞げばいいのです。 これからも、仕事だけでなく趣味でも、壁にぶち当たれば決して他人に相談するのではなく、自分自身で悩んで悩んで悩み抜いて、自分でヤッテ行こうと思うのでした・・・ しかし、たかが遊びで、毎回半日程度でもジムに行けないくらい小さな怪我が絶えませんしスゴク疲労します。 ブーツを履けば多少怪我もマシでしょうが、自然と一体となりたいため、ブーツを履くのがキライなのです。 アラカンのジイサンがここまでウインドに真剣になっているのも、他人から見たら「アホちゃうか?」と思われるのでしょうねェ・・・(笑)。 家族からは「エエ年こいたジイサンなのに、危ないから海に行くの止めとき!」とブーイングの嵐が・・・(笑)。 オモシロい事も何ともない、「そよ風」の時に行けというのか・・・? まァ考えてみれば、もっと昔の30数年前のウインドサーファー艇なんかは、40cmくらいのバテンが3本ある程度で、強風ではドラフトが動くのは当たり前で、突風に備えて足を大股に開いて重心を落とした状態で構えて乗っていたものでした(笑)。 しかも、フットストラップなしでしたから、ブローで海に投げ飛ばされること、飛ばされること・・・(笑)。 もちろん20代でしたから、体力もあり瞬間的な対応力もありましたので可能だったのでしょう・・・ しかし、来年もう還暦を迎えるジイサンです。 年齢と落ちていく体力に応じた道具に替えて行かないと、ウインドで楽しく遊べないのです・・・ まァ、ウインドだけでなく、仕事においても空手でも、常に客観的に自分自身の「現状を把握」して次の行動を起こす必要性をヒシヒシと感じます。 先日クロスバイクに乗るのに、ついにヘルメットを購入しましたが、ウインドのウエイブをする人がたまに被っているように、ヘルメットをかぶる必要があるのかも・・・? しかし、こんな呑気な事を書いていますが、あの時、もっと強く頭を打って本当の脳震盪で気を失っていれば、そのまま100%溺れ死んでいたでしょう・・・ ウインドサーファーのみなさん、私を例に本当に気を付けましょう・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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