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カテゴリ:ライフスタイル
昨日は大阪キタのビルボードライブ大阪に、「CTA(California Transit Authority)」のライブを見に行きました。
CTAは元シカゴのオリジナルメンバーであるダニー・セラフィン(ドラム)が中心となり、その後同じく元メンバーのビル・チャンプリン(キーボード&ボーカル)が加わり、シカゴ初期のナンバーを演奏するのがメインのバンドです。 シカゴ初期のナンバーとは、オリジナルメンバー7人が揃ったアルバム1~7枚目あたりの曲です。 丁度私が多感な中高生の頃で、毎月の少ない小遣いを叩いてアルバムを買い、1973年の大阪厚生年金会館での来日時は未だ地下鉄を乗ったことがありませんでしたので、1人で難波駅から1時間掛けて歩いてチケットを買いにそしてコンサートを見に行った・・・という思い出もあり、もう70歳オーバーであろうダニーの必死の?ドラミングを見ると泣けてきました。 もうダニーやチャンプリンの演奏や歌はどうでも良いのです。 彼らを見ただけで、もうお役目終了です・・・(笑)。 2,3年前のディープ・パープルの高音が出なくなったイアン・ギランを見た時と正に一緒です。 今回の来日サプライズとして、故テリー・キャス(ギター)の後釜として8枚目から加入したドニー・デイカスが演奏と歌を披露しました。 最初、何処のジイサンかな?と思いましたが、ドニーと紹介されビックリ。 しかし、こっちもパンチパーマから禿げに激変してますから・・・(笑)。 40年前の金髪ロン毛の面影は全くありませんが、ギターを弾くときのあの独特のノリは変わっていないようです・・・ 予約日開始時間のジャストに電話予約しましたので、舞台から2番目のテーブルでど真ん中の席を確保しました。 いつものように、同じテーブルになった4人は全くの初対面でしたが、直ぐに打ち解けました。 やはり、同じ「シカゴファン」という絆は強しです。 単にシカゴが好きと言うより、シカゴ愛と言っても過言ではありません。 お隣の男性も高校1年で1973年のシカゴライブに行っているという奇遇です。 1973年来日時は東京2日間公演で、大阪は3日間公演だったのです! 「オーキニ!」と連呼するシカゴメンバーが如何に大阪が好きだったか・・・ 彼と同じ日だったかも知れません。 こうなると、ライブが終われば単にサヨウナラでは済まされません・・・(笑)。 早速、連絡先交換となった訳です。 今は便利な時代でフェイスブックで簡単に繋がります。 これで彼と彼のシカゴ仲間と繋がりました。 人生、どう転ぶか?分からないところがオモシロイですねェ・・・(笑)。 何と1番前のテーブルの軍団が彼の仲間だそうで、ライブ終了後記念撮影を撮り、その後は一部はもう1回セカンドステージを見に行き、一部は帰路につきましたが、興奮冷めやらぬヒマな私を含めた3人は飲み会をしようという事で居酒屋に突入しました。 さっきまで全く知らないオッサン同士だったのに、居酒屋で大いに盛り上がるとは・・・何とも不思議な光景です(笑)。 それも、みんな50オーバーです。 趣味の力はホント強いです。 趣味の純粋で打算的な面が無いのがイイのです。 打算的な面が多い特に目的の無い異業種交流会なんて白けるだけで、時間の無駄で割に合わないと思うのは私だけでしょうか・・・? 早速、関西シカゴファンクラブ?(関西ピーターセテラ会)に入会させてもらいました・・・(笑)。 6月辺りに、私の入会記念飲み会を開催してくれるようです。 カラオケに行くと、何十曲とシカゴオンパレードだそうです。 コリャ、楽しみです。 普通の飲み会やファミリーでカラオケに行ってシカゴを歌うと白けてしまいますから・・・(笑)。 このメンバーの皆さん筋金入りのファンで、ホント驚かされます。 今回CTAは初来日ですが、ホンモノの「シカゴ」のライブは皆さんほぼ毎回何十年と皆勤だそうです。 アメリカまで追いかけている方もおられます。 シカゴは今年結成51周年で計36枚のアルバムを出していて、みなさんどのアルバムにどの曲が入っているか、誰の作詞で誰の作曲かが頭に入っているようです・・・(驚)。 私はせいぜい17くらいまでが何となく頭に入っているくらいですが・・・(笑)。 またシカゴが来日した時にマネージャーから連絡が入り、日本のどこのレストランがお勧めかと聞かれ事もあるそうです・・・(驚)。 その他、オフレコ情報もイロイロ・・・(笑)。 このファンクラブの中心には無理ですが、末席になら在籍させてもらおうかと・・・(笑)。 しかし、シカゴのデビューアルバムから13枚目くらいまでの10年間(1969年~1979年)くらい1番熱心に聴きました。 当時は日本の音楽シーンは和洋楽入り乱れて群雄割拠の時代で、子供からシニアまで聴いていた歌謡曲全盛時代に変化が現れ、当時我々中高生から大学生は洋楽が流行だし、当時の深夜音楽ラジオ「ヤングリクエスト」の週間ベスト10がほぼ100%が洋楽だったのです。 当時シカゴの「FREE」やレッドツエペリンの「移民の歌」なんか、連続何週も1位だったのです・・・あんな過激な歌が中高生の間で大流行だったなんて信じられますか? ちょうど歌謡曲や演歌と同じくらい勢力を誇っていたGS(グループサウンズ)ブームが去り、GS同志の集合合併で模索していた頃に、日本のフォークソングという新たな勢力が流行出しました。 と同時に、ディープパープルやレッドツエペリンといったプログレ系ハードロックの勢いが急速に力を持ってきた時期とも重なります。 それから2,3年後ユーミンや山下達郎といったニューミュージックとカテゴリーにも若者は目を向き出しました。 そして、まもなく世界中に大ブームを巻き起こしたディスコブーム(ソウル、ブラックミュージック)です・・・ あと、AORやフュージョンミュージックも、この間のどこかで流行りましたねェ・・・ この10年の音楽業界のことを書けば、論文を発表できるくらいココで書き切れないくらいイロンナ音楽が入り乱れていました。 そんな中で、当時LPレコードが1ヶ月の小遣いと同じくらいの1枚2200円位しましたので、シカゴしか買えなかったのですが、大学生になってカセットデッキとオープンデッキという貧乏学生にとって強力なコピー(エアーチェック、ダビング)機器が出現したのです。 と同時に、FMステレオ放送で音楽がジャンジャン掛かるようになり、レンタルレコードビジネスが活発化したのも追い風でした。 ウインドサーフィンなどの遊びに金が掛かりすぎていた私にとって、正に渡りに船でした・・・(笑)。 「こりゃ、これを使ってもっとイロンな音楽を聴かな損や!」とシカゴ一辺倒から多路線に方向転換(カセットテープにどんどんダビング)していったのです・・・ いずれにしても私の音楽ライフにとって、この青春時代に聴いた音楽に多大な影響を受け、ディスコ通いやバンド活動・・・就職や結婚をしても音楽だけは聴き続け、そして音楽スタジオ開業に至ったのだろうと思います。 という事で、ライブ本番は勿論サイコーでしたが、ライブ前のテーブルでの会話やライブ後の飲み会・・・人生の楽しみとは、こういうモノだと思います。 老後の楽しみが、また1つ増えました・・・(笑)。 しかし、ダニーのドラミングを見つめていると、それに気づいたのか目が合ってニッコリ・・・ドニーのギターでも同じ事が。 60オーバーのジイサンがこんな事で喜んでいるとはキモいか? ダニーは長らくスリンガーランドのドラムセットを使っていたのに、知らぬ間にDWに変わっています・・・(驚)。 しかし考えてみると、4,50年前に流行ったシカゴの曲のコピーバンドが、大阪でほぼ満席(東京は80%だったらしい)という回顧マーケットは、本場アメリカとヨーロッパの一部だけだろうと思います。 中国や韓国に行っても失敗するだけです。 何故なら、4,50年前から自由主義国で当時の若者が自由に世界中の音楽を聴けたのは、日本とアメリカとヨーロッパくらいだけだからです。 それほどアメリカの年季の入っているバンドにとって、日本は美味しいマーケットだったのです。 しかし、これも後せいぜい10年か? 1970年代に活躍したアーティストの多くが70歳オーバーですから・・・ このビルボードライブ大阪でこれまでに、アルマッケイ&オールスターズ(EW&Fのギタリスト)、シャカタク、クール&ギャング、チャカカーン、スタイリスティックス・・・を聴いてきました。 これから少なくとも5年間は、一生懸命ライブに通わなくては・・・(笑)。 そうそう、7月にはさっそく稲垣潤一がありますねェ・・・ シカゴのファーストアルバムが出たのが私がまだ中学1年でしたから、当時バリバリのファンだったのは3歳~10歳年上の高校生や大学生であったはずです。 という事は、今の70歳前後のシニア世代が最もシカゴファンという事になりますねェ・・・ そして、いつものように早めに大阪市内に出かけ、ミナミとキタの「ナウ」を肌で感じるようにしました。 ミナミの心斎橋筋を歩くと半分以上が外国人ですが、キタの梅田や茶屋町周辺は多くが日本人なので安心し、同じ大阪でもこれほど違うとは正に驚きです・・・ このインバウンド需要がいつまで続くか・・・? そればかりは誰にもワカリマセンが、先日アメ村の楽器店に中国人らしき高校生が買いに来ていましたら、そのうちライブハウスにもインバウンドが押し寄せるかも知れません。 イヤ、もう既に誰かが仕掛けているかも知れません・・・ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.04.24 09:43:58
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