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カテゴリ:テレワーク&スタディ貝塚
東京23区より大阪市内の「レンタル自習室」の方がどうも流行っているようです。
人口比較をすると東京23区は920万人(東京全体は1350万人)で、大阪市は280万人(大阪府全体で890万人)で東京23区は大阪市の3倍以上の人口がありますが、自習室の数はそれほど変わりません。 何故か・・・? それは東京23区は東京オリンピックの影響で好景気ですが、大阪の景気はそうでもない・・・という事だろうと思います。 会社の業績が悪くなると社員に危機感(事業縮小、倒産、廃業、左遷、リストラ、M&Aされる)が生まれ、それが資格取得へのモチベーションに繋がるのでしょう。 確かに資格を取得すれば転職に有利かもしれませんし、給与アップに繋がるかも知れません。 その辺を資格業界も察知して戦略的に大々的にPRし、多くの社会人を資格取得に走らせるのでしょう・・・ その勉強する場所の一つとして、レンタル自習室業界という新しいニッチマーケットが会社や大学が集中する都会だけに存在するのです。 そして会社や大学への行き帰りに、レンタル自習室を利用して勉強するという生活パターンに組み込まれるのです。 ここまで書くと、レンタル自習室は弊社のような大阪の地方都市である貝塚市に殆ど関係が無いように思いますし、事実私もそうだと思います・・・(笑)。 しかし、需要はゼロではないのです。 そのゼロではない需要に対して「わずかに供給する」というのが弊社の戦略です。 言葉を代えれば、都会のレンタル自習室は「専業」で展開していますが、地方である弊社レンタル自習室は「兼業」で細々と営業するというスタンスです。 地方でのレンタル自習室「専業」では経営が成り立たないのです。 この弊社の「兼業」というのは、トランクルームが忙しくなれば自習室から椅子と机と出して一瞬でトランクルームに「変身」するという意味です(逆もあり)。 どんなマーケットでも需給バランスで成り立っていますので、マーケット動向に応じて「変身」出来るというのが弊社の強みです。 これは弊社「貝塚卓球センター」にも言えることです。 レンタル自習室も卓球場も「トランクルーム貝塚」の建物内にありますから、こんな「芸当」が出来るのです・・・(笑)。 こういった考え方の元になったのは、サントリーとUCCの合弁のカフェチェーン「プロント」にありました。 織物時代に大阪船場の取引先商社が入っているビルの地下にプロントがありました。 営業の打ち合わせでコーヒーを飲んでいると、17時になるといきなりカウンターバックの壁面がガラリと変わり、ウエイトレスのコスチュームも一変する姿に驚きました・・・「いったい何が起こったんや?」と。 カフェからバーに「変身」したのです。 要は朝からカフェで夕方からバーという具合に、時間差で「2毛作経営」していたのです。 実際この衝撃的な現場を自分の目で見て、これが大いに参考になったのです・・・ この「事件」が私の潜在意識の中にあり、ある時フッと思い出し「卓球場も自習室も時間差ではなく、ちょっとアレンジしてマーケット動向によって2毛作経営をやってみたらどうか・・・?」と考えたのです。 南海本線もJR阪和線も国道26号線も貝塚市の南北に細長い地形とだいたい直角に交わり(鉄道も国道も横切っているだけ)、会社や大学といった生活動線も北方向(堺市や難波や梅田)を向いているような昼間人口の少ない地方都市である貝塚市(人口9万人で、昼夜間人口比率89%)で、単独でレンタル自習室や卓球場を経営(それしか出来ない)するのは、余りにもリスキーと言えるでしょう。 逆に言えば、どこも新規参入しない「超」ニッチマーケットと言えますが・・・(笑)。 まァしかし強いて言えば、近隣の3市1町だけの需要だと全くビジネスになりませんので、「完全個室」と「WiFi」という2つの差別化で、片道30分以内で大阪府第2位の人口(83万人)を誇る堺市からの「普通のレンタル自習室」に満足できない顧客も取り込むというエリア拡大戦略もとっているのです。 エリアだけでなく、ネットカフェやレンタルオフィスやコワーキングスペースといった違ったカテゴリーからのボーダーレス戦略も取っているのです。 という事で、同じ都会型ビジネスとして弊社はリハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」を同じトランクルーム貝塚の建物内で経営していますが、これはレンタル自習室や卓球場のように需給に応じてコロコロ「変身」させる訳にはいきません。 何故なら音楽スタジオは純粋なビジネスではなく、半分ボランティアみたいなものですから、もう会員数が1200人にも膨れ上がった地元ミュージシャン達に「練習場」というインフラを安定的に供給するのが私のミッションだったからです・・・ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.07.10 06:05:06
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