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カテゴリ:テレワーク&スタディ貝塚
弊社が加盟している「公益社団法人 全国宅地建物取引業協会」が毎月発行しているリアルパートナー9月号に、「サテライトオフィス」の特集が掲載されていました。
日本の不動産屋の80%(約10万社)が加盟している宅建協会の月刊誌のトップを飾る記事とは、相当重要な意味を持ちますし、今後の日本の不動産業界のキーワードという事です。 働き方改革の一環として、いま日本ではサテライトオフィスに注目が集まっています。 サテライトオフィスは本社以外に設置する小さなオフィスのことを指し、設置場所によって「都市型」「地方型」「郊外型」の3種類に分類され、サテライトオフィスを導入することはテレワークとともに社員の働き方の多様化を進めるために重要だという事です。 郊外のベッドタウンなどにあえてオフィスを設置することによって社員の通勤時間を短縮し、育児や介護など仕事を両立させやすいように設置されることが多いのです。 サテライトオフィスを設置することのメリットは 1.効率的な時間の活用 2.BCP対策 3.コストの削減 4.採用に有利に働く 1で神奈川県の試算では、県内から都内に通勤する約94万人のうち2割に当たる約19万人が県内のサテライトオフィスを週1回利用し、通勤時間を片道30分短縮した場合、年間で得られる経済効果が約62億円に上ると発表されたようです。 人口では神奈川県に負けましたが、日本第2位の都市で「世界のOSAKA」と呼ばれる大阪府でも、サテライトオフィスが普及すれば同様以上の経済効果が得られると思います。 来年には「5G(第5世代移動通信システム)」が開始される事によって一段とIT化が進みますので、通勤の満員電車から解放され、自宅近くのサテライトオフィスで仕事出来る未来像がもうすぐそこです。 5G時代になってIT化が更に進めば、サテライトオフィスや在宅ワークが更に普及すると、わざわざ地価の高い都会にある会社の近く住む必要がなくなりますので、都会周辺の高価な家を買うと失敗する可能性があります。 満員電車に揺られながら通勤というスタイルが失われますので、当然電鉄会社の売上が減少するでしょう。 サテライトオフィスや在宅勤務という未来のワークスタイルが、電鉄会社にとってマイナス要因ですが、企業にとってコスト減少なのでプラスというゼロサムゲームです。 経済というのは、そういう風に社会の変化に対して如何に対応していくか・・・というボーダーレス競争の繰り返しで回っていくのです・・・ 2のBCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。 3ですが、社員の移動距離が減るのでそれだけ交通費を抑えられ、都心に大規模なオフィスを構えるよりも、郊外や地方を含めて分散的にオフィスを設置する方がトータルの賃料は下がります。 4は潜在的な人材へのアプローチにもつながり、優秀だけれども、育児などによって都心まで働きに行けない、自然に囲まれた生活をしたいので都心では働かないといった優秀な人材に巡り合う可能性が高いです。 以上がサテライトオフィスの概要ですが、先端企業ほど社員のワークバランスを考慮し、IT化を推し進めサテライトオフィスや在宅ワークを普及させるでしょう。 いつまで経っても通勤電車で社員を疲れさせるなんてスマートではないと会社が悟り始め、社員も同様に家族との時間を増やせるスマート化を願っているのでしょう・・・ そして、この月刊誌の記事を読んで、いつものようにピンと閃きました・・・(笑)。 「うちの完全個室のレンタル自習室が、サテライトオフィスにも使えるやんか!」と。 というか、既に仕事でも使われていますので、サテライトオフィスと言えますねェ・・・ 単にキーワードと発信の切り口が違うだけです。 似たようなキーワードに、「コワーキングスペース」「シェアオフィス」「レンタルオフィス」「ネットカフェ」といったものがありますが、まだまだこの辺の分野のビジネスは新しいので、結構曖昧な部分も多いのも確かです。 このうち「シェアオフィス」「コワーキングスペース」は、その企業で働く人だけが使用するような従来のオフィスではなく、様々な企業・業種の従業員や個人利用者が執務スペースを共有するという新しい形のオフィスですし、「ネットカフェ」は深夜営業やドリンクサービスや室内に既設PCがある事から、弊社の主旨とは明らかに違います。 まァしかし、これらの成長ビジネス分野は2,3年後には棲み分けで洗練され淘汰されていくでしょう・・・ 「完全個室&WiFi」の弊社レンタル自習室は、自習室というより最近流行りの「レンタルオフィス」に用途的に近いかも知れません。 しかし、名称をそういう風にして利用規約もオフィスに近いものにすると、登記問題などが発生してややこしくなりますので、弊社はあくまでも「レンタル自習室」に拘ります。 弊社レンタル自習室は登記や郵便物の受け取りは出来ませんが、サテライトオフィス(仕事)でも使って下さいというスタンスです。 そう意味で、弊社はサテライトオフィスと言えるかもしれません。 大阪府の大阪市内の人口が270万人、堺市が84万人なので、泉州エリアからそちらに通勤しているケースが多いですが、将来的にそういった働き方改革が進めば、日本が直面している都市集中問題が緩和され、貝塚市を含めた地方の地価も上がるかも知れませんねェ・・・ という事で、元々弊社「レンタル自習室0724」はトランクルームを単に区切ったユニット(部屋)なんですけど、天井まで区切る事によって「完全個室」となり、更にWiFiを導入する事によってイロンナ用途に可能性がグンと広がって自分でも驚いています。 また元織物工場だったのでトイレと水道があり、トイレをポットン便所から水洗式の自動開閉フタ&温水ウオシュレット&暖房便座のフル装備に改造したことも女性客に大人気です。 やはり織物時もレディスファッションが重視されていたように、あらゆるビジネスが女性客をターゲットの中心にしないとダメだと痛感しました。 他社のトランクルームのように、防犯のために天井から20㎝までしか壁を設けなかったら完全個室にはならず、トイレも水道もWiFiも無ければトランクルームしか用途が無かったのです・・・ 織物工場をトランクルームに改造コンバージョンする時に、何も考えず大工さんに「天井まで壁を作って・・・」と言ったことが単に功を奏しただけですが・・・(笑)。 人生、何が吉と出るか?・・・この年になっても、まだ分かりませんねェ・・・ まだ人生が終わっていませんので(あと20年くらい?)、土俵際でうっちゃられないように気を付けたいと思います・・・(笑)。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.01 08:03:46
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