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カテゴリ:このワナに嵌るな・・・
14年前に家業の泉州の地場産業だった「織物業」から現在のトランクルーム業に転業した訳ですが、その1番の反省点が「利益なき繁忙」という業界の問題点でした。
なんせ、転業するまで業界では「24時間操業」が当たり前で、弊社の場合更に「エンドレス操業(土日祝日も稼働)」で1年のうち盆と正月の10日しか工場を止めませんでした。 この年355日エンドレス操業を20年間も続けたのですから、我ながらよくヤッタと感心します。 と言うか、よく病気もせず故障も殆どせずに身体がもったと・・・(涙)。 また不眠不休で仕事をした事を自慢にする自分がいるのですから、全く手に負えません・・・(笑)。 まぁ、その全てのシワ寄せが、今回の手術(脊柱管狭窄症)にきているのかと思います。 逆に現役バリバリの40代の時ではなく、肉体労働から解放された63歳の今になってから故障して良かったと。 自分の肉体の犠牲の上でしか織物時代のビジネスが成り立っていなかったのかと思うと、情けなくなります。 いずれにしても、肉体労働の限界が40代というのを考えると、49歳で転業できたのはギリギリの決断かと思います。 あの時決断できていなかったら、トンデモナイ事になっていたでしょう・・・ 織物時代の体力と気力で頑張るしかなかったのは、自分の経営能力(ビジネス感覚)のなさの証拠だと、今になって大反省している次第です・・・(涙)。 トランクルーム経営も織物時代の感覚を引き摺って、「日本最安値」ばかり宣伝していたのも情けない限りです。 先日テレビで、80歳代の主人が切り盛りしている食堂のドキュメンタリーを見ましたが「忙しいだけでサッパリ儲かりませんわ・・・」と笑いながらボヤいていましたが、値段とリピーターの相関関係が微妙だとつくづく思いました。 安くすれば客は沢山来て喜びますが(儲からないのに)、果たしてそれが企業(ビジネス)の存続に繋がるのか・・・? 安いという理由だけで客が来ているなら、もっと安い店が出来ればそちらに客が移ってしまうのは自明の理です。 そういう商売なら、やらない方がマシだと思います。 ビジネスは継続してナンボです。 その継続させるのに、儲からなければ利益が無ければならないのです。 儲からなくて利益が無くて倒産や廃業すると、逆に常連のお客さんに迷惑が掛かるのです。 その辺の事を重々考えて、ビジネスを展開していかなくてはならないのです。 当たり前の事ですが。 昨年10月から法定報酬が決まっている不動産仲介以外の4つのビジネスで、「安さ」を敢えて前面に出さない戦略を取っているのは、そういった理由からです。 それでも「業界最安値」ですが・・・(笑)。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.02.19 10:09:34
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