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カテゴリ:日本の将来が危ない?
今回の中国発の新型コロナウイルスの脅威が日に日に増し、中国だけでなく韓国、米国、日本、台湾など全世界の企業が危機に直面しています。
もちろん日本経済に与える影響も、想定外を遥かに超えそうです。 完成品メーカーのサプライチェーンやインバウンドとして中国が日本と大きく関わっている証拠です。 ここまで中国に依存していたかと思うとゾッとします。 誰がこんな想定外すぎる事件を予想したでしょうか・・・ 世界中の誰一人として予想できませんでした。 予想できなかったからと言って、苦境に陥っても国や銀行はおろか親戚も誰も零細企業を助けてくれません。 これが現実です。 確かに14年前に弊社が織物業を廃業した主因は、中国からの洪水的なアパレル輸入の増加でした。 当時日本のファッション衣料の90%が輸入品で、その多くが中国製でした。 全国の織物業界団体が集まり(私も参加)、国会議事堂前で中国に「セーフガード発動(緊急輸入制限措置)」せよというデモをしましたが、何の効果もありませんでした。 恐らく何千万円も経費を掛けて、何の効果も無いただのセレモニーだったのです。 この時の無力感というか、脱力感というか・・・国はもちろん他人さんはホントにアテに出来ないなァと心底思いました。 しかし14年間で他の業界でも中国での事業化が進んできたのでしょう。 旅行、航空、自動車、建築、不動産、ドラッグストア、百貨店、ホテル、石油、家電、電機、電子部品、ファッション、映画、飲食店、運輸、イベント、エンターテイメント、フィットネス、アミューズメント施設、温浴施設、金融、通信・・・かなり多くの日本の産業や業界に悪影響が出そうです。 コロナウイルス自体が梅雨明けに収束しても、これからジワジワ企業の業績が悪化し、東京オリンピック後の9月くらいから企業の資金繰りが限界に達し、一挙に倒産や廃業が増え少なくとも今年いっぱいは大不況の嵐が・・・というシナリオが予想できます。 企業業績の悪化が会社員の給与に反映されますので、個人消費に支えられるエンドユーザー直のビジネスを展開している弊社もその影響が避けられません。 トランクルームはまだマシだとしても、娯楽であるスタジオや卓球場のお客さんは減るのは間違いありません。 何故なら、不況になると真っ先に削られるのが娯楽費や遊行費だからです。 まだ弊社スタジオも卓球場も特定の人だけが集まる「完全個室」なので、不特定多数が集まる公共体育館や飲食店や繁華街と比べたらマシかも知れませんが。 しかしもし大不況が1年続くと、2年後のスタジオ会員数2000人達成も怪しくなりますので、第3スタジオの「Cスタジオ」構想も延期になるでしょう。 そこは状況を見ながらやっていくしかないでしょう。 もともと経営の軸足がトランクルームであり、音楽スタジオはあくまでも副業のポジションでエンターテイメント的な性質のビジネスなので、月々の売上のアップダウンはある程度織り込み済みです。 弊社もこのコロナウイルス大不況に巻き込まれないように、今から手を打っていきます。 奇策も何もありませんが、まず第1に「節約」というキーワードが浮かんできます。 極力金を使わない事です。 不要なモノは買わない、人に頼まず自分でする・・・といった当たり前のことを実践するだけです。 節約しながら、目の前の仕事をコツコツしていく。 そうやって嵐が去るのを、しゃがんでジッと待つ・・・というイメージです。 特にこういう時は、走り回って営業せずに、コストを掛けずに「ネットでSEO対策」に限ります。 これまで通り自分の脳ミソを使って、5つのビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、卓球場、レンタル自習室、不動産仲介業)のホームページ&ブログ×6、SNS(フェイスブック×5、ツイッター×4、インスタグラム、LINE)やYOUTUBEを1人で毎日コツコツと更新&発信するのです。 結局、地道な小さな努力の積み重ねに辿り着きますが、他に何かイイ方法があったら教えて欲しいです・・・(笑)。 という事で、つい3か月前まで全く誰も予想できていなかった事件で、アジアが一変しそうです。 大手はいざ知らず、我々中小零細企業は吹き飛ばされてしまいます。 吹き飛ばされないように、小さいなりに「踏ん張る力」を身につけるしかありません。 まぁしかし、みんなが不況不況と言い出し考え出したら、「逆発想」も大事だと歴史が教えてくれます。 「何か?この大不況を抜け出す道があるはずだ・・・」と。 みんなが同じ方向を向く時ほど、「逆張り」が大事だという事です。 後になって考えれば、ヨカッタと思えるような予想もキッと出来るはずです・・・ 14年前の織物業からトランクルームに転業する時も、グローバル化の波が日本を襲い、24時間工場を稼働し多品種小ロットに対応し必死に努力しても、どう転んでもどうしようもない状況に追い込まれたのと全く同じです。 その時は正面突破ではなく、「転業」という全くの逆発想で切り抜けた訳ですが・・・(汗)。 学生時代の空手の「転身」という、斜め後ろ45度に軸足はそのままで相手の攻撃をかわしながら反撃するという約束組手の基本稽古が役立ったのか・・・(笑)。 日本全体が不況に突入するのは間違いないですが、自分やファミリーも道連れという訳にはいきませんから。 まァ、そうこうしているうちに、新しい事業のアイデアがパッと思い浮かんでくる事を期待します・・・(笑)。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.02.23 15:44:31
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