|
カテゴリ:ドラム drum
3月1日から弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」は臨時休業していますが、誰もいなくなったスタジオで毎朝1時間ドラムの練習をしています。
スマホに入っている音楽やYOU TUBEに合わせてドラムを叩くのですが(スタジオにはWiFi完備)、その「耳コピ」が約50年前の高校時代オーケストラ部でトランペットを吹いていた経験が役立っているかも知れません。 オケ部でクラシックや映画音楽を演奏していたのですが、残念ながら私の役割はサード・トランペットというハモリ専門です。 旋律を吹くファーストとセカンドは中学時代の経験者で私より上手でしたので、高校からトランペットを始めた私と実力の差が歴然だったからです・・・(涙)。 この差はどう逆立ちしても埋められず、高校入学初っ端からストレートパンチを食らった感じでした・・・(笑)。 この差をとうとう3年間埋められなかった事が、イイ意味でも悪い意味でもその後の私の人生に大きく影響を与えました。 高校入学当初の5教科の学力差が無くても、それ以外の楽器演奏力や運動能力や芸術力の差があれば、人間的に劣等感に苛まれるのが青春というモノです・・・(笑)。 当時の鳳オケ部は、堺の陵南中学や上野芝中学といった全国的レベルの吹奏楽部出身者ばかりでした。 特に女子の多くは、オケ部の担当楽器以外にピアノが出来る事に驚きました。 それに対し私は、楽器の丸っきりの初心者。 そりゃもう毎日「穴があったら入りたい」的な気分で、部活に励みました・・・(笑)。 「やはり勉強以外の経験も、人生に於いて大きくモノを言うなぁ・・・」と。 当時30~40人のオケ部全体の中でサード・トランペットというポジションで、管楽器のトロンボーンやユーフォニューム、木管楽器のクラリネット、弦楽器群のビオラやバイオリンやウッドベースといった他のパートの音を譜面を見ながら注意深く聴きながら自分の音を出すという練習が、今のドラムの練習で役立っているかもしれません? もちろんYOU TUBEの音楽には譜面はありませんので、「耳コピー」の文字通り自分の耳で聴き分けます。 「一体、ナニをどうやって叩いているのだろうか???」と。 1番は自分のドラムの各パート(スネア、タム×2、フロアタム、バスドラム、ハイハット、クラッシュ×2、ライド、チャイナ)のどれをどのタイミングで叩いているか・・・??? バスドラムを聴き分けるのに、同じ重低音のベースの音が邪魔になります・・・(笑)。 カッコよく言えば、オトを細かく分析するのです。 シカゴのピーター・せテラがベースを弾きながら、よくリードボーカルやっているなァと感心するくらいベースのリズムは私にとってよく分かりません。 同じくシカゴのギターのテリー・キャスもたまにリードボーカルをする時がありますが、シカゴの初期のアルバムはレコードとライブは同じ演奏というのが「ウリ」でしたから、よくもまァリードギターを弾いていたなァと感心します。 ドラムを叩きながらボーカルを取るのも、日本ではつのだひろ、稲垣潤一、森高千里、シシド・カフカ、海外ではGFRのドン・ブリューワー、カーペンターズのカレン、フィルコリンズ・・・ 楽器を演奏しながら歌を歌うなんて、神様か・・・信じられません。 ドラムを叩いていて、フィルイン(一定のパターン演奏を繰り返す中でパターンの最後、もしくは楽曲の繋ぎ目の1~2小節で即興的な演奏を入れ、変化をつけることを指す)の時は上半身(両手)に集中しがちで、どうしても右足(バスドラ)が疎かになりがちです。 バンド演奏でギターのように間違えれば目立ちますが、まァ学校ではありませんし、何もしゃくし定規にドラムを完コピする必要はなく、多少間違ってもリズムさえ狂っていなければ、別にどうって事はありません・・・(笑)。 YOU TUBEを見ていると、同じ曲でもプロドラマーのカバー演奏はオリジナルの叩き方と違って非常に参考になります。 「こういう風に叩きたいなぁ・・・」とか「あの人の叩き方カッコイイな・・」とか自分の目指すドラムを追求するほどオモシロいものはありません・・・(笑)。 その点、だんじりの和太鼓は割と単純です。 文字通りドラムは両手両足の4つを使いますが、和太鼓は上半身の両手2つだけですから。 テクニック的な事は少なく、パワーが大半を占めるからです。 その為にリスト(手首)強化と共に、水平打面である大太鼓を叩く時は上腕三頭筋、垂直打面の小太鼓を叩く時は上腕二頭筋を鍛える、といった具合に腕全体を鍛えるのがより効果的です。 これに役立つのは、空手の「拳立て伏せ」というのは殆どの人は知りません。 と言うか、空手をやっている者でだんじりの鳴り物の経験者は殆どいないからです・・・(笑)。 「空手」と「だんじり鳴り物」の2つを結びつける「発想」こそが、ビジネスにも役立つのです。 学校の勉強ももちろん大事ですが、ビル・ゲイツが言っていたように、学校外の無駄のようなイロンナ経験が、その何十年後に回わり回わって「繋がって」役立つ場合が結構多いのです。 とにかく若い頃は、欲望のままにイロイロ好きな事にチャレンジし、達成感を味わったり、傷ついたりするのがイイのです。 それがシニアになってから、きっと役立つ日が来るのです・・・(涙)。 という事で、歌全体を注意深く聴いて楽器の分析する作業は、空手の型の分解によく似ています。 頭の中で、立体的に音(挙動)を掴む感覚が・・・ 1つの歌を仕上げるのは、1つの型を仕上げるのと似ているのです。 イマジネーションや妄想の訓練になります・・・(笑)。 そんなこんなで、コロナの影響で皮肉にも私のドラムの腕が格段と上がったかもしれませんが、5月31日まで休業とは誠に残念です・・・(涙)。 まだ分かりませんが、6月1日から再開したとしても、いきなり全開ではなくソロリソロリという感じになろうかと思います。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」「貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.14 09:37:45
コメント(0) | コメントを書く
[ドラム drum] カテゴリの最新記事
|