|
昨日の日本経済新聞に、コロナで苦境に陥っているライブハウスの記事が掲載されていました。
大阪ではクラスターの発生でライブハウスがやり玉に挙がっています。 ライブハウスというキーワードがコロナ関連でマスコミで取り上げられる度に悲痛な思いをするのは、私も含めた音楽関係者やミュージシャン達です・・・(涙)。 何故、そこまで連呼するのか・・・と。 このままでは日本の音楽文化が衰退してしまいます。 ライブハウスこそがミュージシャン達の「晴れの舞台」です。 ライブハウスが無くなれば、甚大な影響を及ぼします。 一番困るのは、言うまでもなくライブハウスに来られる音楽ファンです。 お客さんあってのライブハウスですから。 音楽は心を豊かにします。 その音楽を生で聴けなくなるのは、本当に悲しく情けないです。 そして次に困るのはライブハウス経営者、音楽プロモーター、ライブハウス従業員、フリーの音響エンジニア、フリーのDJ、出演アーティスト、チケット販売業者となります。 ライブハウスの裏方として、楽器機材メーカー、楽器機材レンタル業者、防音工事業者の存在も見逃せません。 最後に出演アーティストが練習する場所としての我々「リハーサル音楽スタジオ」があるのです。 音楽ビジネス的に言ってみれば、ライブハウスあってのリハーサルスタジオで、ライブハウスとリハーサルスタジオと楽器店の3者は縦のラインで繋がった運命共同体だったのです。 最近の日本の音楽業界はCDの売上が減り、ライブに活路を見出しマーケットは順調に拡大してきました。 リハスタ経営者から見て、大阪や和歌山の中小規模のライブハウスが順調に伸びてきた事に、大いに期待していました。 純粋なライブハウスだけでなく、バーやレストランが定期的に音楽ライブやセッションライブをしたりするところも増え、現実にライブが身近になってきました。 デジタル社会だからこそ、音楽ライブというアナログ文化でみんなはバランスを取っているのかと・・・ そして「日本もライブが身近になって、本当に豊かになったんだなぁ・・・」と嬉しく思っていました。 泉州で数少ないリハスタの弊社「スタジオ0724」に4年間で1400人もの会員さんが集まり、涙が出るほど本当に嬉しかったのです・・・ 本当にやり甲斐のある仕事だと・・・(涙)。 ところが、それがコロナでいきなりライブハウスが名指しでストップ(弊社リハスタも3月1日から自主的に臨時休業)。 人間にとって最も大事な一つの「音楽文化」が消えたのです。 いくらスマホやステレオで音楽が聴けても、所詮デジタル音です。 やはりライブ(生音)こそ、音楽本来の楽しみです。 これがないと、心の底から楽しめないのです。 以前スペイン旅行で、音楽ライブが一般市民にも溶け込んでいる事に感動しました。 ツアーで行ったのですが、一時ツアーから離脱して地下鉄に乗って「ソル」という駅に降り立つと、そこは音楽パラダイスでした・・・(驚)。 夕方から毎日、結構広範囲エリアで沢山のライブやイベントが繰り広げられるのです・・・ 地元民も観光客も老若男女一緒になって、ライブやイベントを楽しむのです。 地球上にこんなパラダイスがあったのか・・・と感動しました。 正にこれが「人生を楽しむ・・・」事だと。 という事で、ライブハウスに対する政府の支援策をもっと充実させないとダメだと思います。 我々人類が生きていく上で、音楽はなくてはならない存在です。 例えば私に音楽をとれば、残りの人生は非常に味気ないものになります。 と言うか、そんなの考えられません。 音楽は酒と同じで潤滑油であり、豊かになった日本にとって無くてはならにモノです。 そういう意味で、せっかくここまで成長してきた日本の「ライブハウス文化」の火を消したら日本にとって想像以上に大きな損失です。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.19 14:21:48
コメント(0) | コメントを書く
[音楽(rock,funk,soul,latin,jazz,fusion)] カテゴリの最新記事
|