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カテゴリ:中小企業の生きる道
昨日の日経新聞に、小売り最大手イオン吉田社長の「消費、郊外でワンストップ」という記事が掲載されていました。
ニューノーマル(新常態)時代は消費は郊外に移り、一か所でまとめ買いするワンストップが進み、映画館などのエンターテインメント施設は苦戦するが、実店舗の強みは必ず残ると主張しています。 企業の事務系ホワイトカラー層のテレワーク定着化で、昼間人口の都会から郊外への移動で、会社帰りのニーズを拾っていた都会型ビジネス(小売り、歓楽街の接客業など)の戦略が見直しを迫られます。 この変化はとてつもなく大きいと思いますよ。 100%コロナ前の状況には戻らず、戦後初のオフィス革命と言えるでしょう。 ネット社会、特に今年から本格的にサービスが開始されようとしている5G(第5世代移動通信システム)時代になって、アマゾンや楽天などのネット販売が更に売り上げを伸ばすでしょう。 エンドユーザー相手のビジネスはゼロサムゲームです。 こちらが増えれば、あちらが減る。 全体の総量は増える事は無いのです。 むしろこれからのコロナ不況を考えれば減少するでしょう。 実店舗を構える百貨店やGMS(総合スーパー)やコンビニと、ネット販売の「分捕りゲーム」と言えるかも知れません。 と言うか、実店舗側はネット販売比率を増やす傾向にあり、両方のバランスを取っているのでしょう。 かつて一世を風靡した百貨店は企画力が無くなり、場所だけを貸す不動産屋化で各社生き残りを探ろうとしています。 振り返って、同じエンドユーザー相手の実店舗でのレンタルビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、卓球場、テレワーク&自習室)を展開している弊社にとって、物品販売と違って実店舗そのものがなければ商売が成り立ちません。 しかし今回のコロナで、ZOOMやSkypeを使ってバンドセッションするという新しい遊び方が脚光を浴びています。 2,3年前からこういったネットでのセッションの存在をスタジオのお客さんから教えてもらって知っていましたが、まさかコロナで脚光が浴びるとは想像もしていませんでした。 ただ生ドラムだけは騒音と振動の関係で自宅で演奏できる人は殆どいないので、まだスタジオでのセッションの強みが残るでしょうし、ドラムだけスタジオからのZOOM参加も可能でしょう。 という事で、物品販売でもレンタルビジネスでも土地や建物の固定資産税を払いながら「実店舗」を構えて商売をしていくスタイルが今後も残ると思いますが、今年から本格的に5Gサービスが始まるのを考えると楽観できません。 特に強敵になると思うのは5Gによる更に進化するであろう「VR(Virtual Reality=仮想現実)」分野です。 2,3年前にグアム空港でジェットコースターのVRを体験しましたが、そりゃメチャ面白かったです。 ジェットコースター嫌いなこの私が・・・(笑)。 VRを如何に自分のビジネスに上手く取り込めるか・・・? これが勝負の分かれ目になるかも知れません。 まぁしかし、私が関わっているビジネスの何割かは必ず淘汰されるはずですから、織物時代は業界の98%も倒産廃業で淘汰された(貝塚市~岬町で680社から15社に激減)経験を活かして、覚悟を持ってガンバっていきたいと思います。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.06.11 10:32:59
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