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カテゴリ:中小企業の生きる道
本日読売新聞朝刊の経済欄に「ニッチ市場 海外で開拓強化」という小さな見出しで、小林製薬の記事が掲載されていました。
その中で、これまで小林製薬はニッチマーケットを開拓してきたが、これらの商品は不況や有事の際は売れないと言われてきたが、「特定の困り事」を持つ人にはなくてはならない商品も多く、それらは売れ続けてきたと書かれていました。 「特定の困り事」・・・コレです。 中小零細企業の戦略の基本は。 誰でも困まっているマスマーケットで、中小零細企業が勝負しても大企業に負けます。 売上1600億円もある大企業なのに、ニッチマーケットを開拓し続けているところに小林製薬の凄さがあります。 なので、もっともっと特定の・・・もっと小さなニッチマーケットで我々は勝負しないと。 弊社の5つのビジネスで不動産仲介を除けば、あとの4つ(トランクルーム、音楽スタジオ、卓球場、テレワーク&自習室)は大企業の参入しないニッチマーケットです。 一般的には全く知名度が無くても、特定の人には響くというヤツです。 不動産屋は大阪で大手と中小が入り乱れて1万社もありますので、深入りは禁物です。 弊社の不動産屋としての戦略は、貝塚市に特化した事業用不動産(倉庫、工場、ビル、駐車場)の仲介専業です。 所謂「深く狭く」というランチェスター戦略です。 大手の最大の急所は「局地戦に弱い」という事ですから、私どもは先祖代々何百年も貝塚に住んでいますから、単なる仲介ではなくトリプル資格(宅建&FP&不動産コンサル)でコンサルティングを強化し貝塚に特化する事によって生き残りを懸けたいと思います。 しかし相続絡みの銀行経由の大きな案件は大手に持っていかれますし、田舎の人間というのは案外身近過ぎる地元の業者を嫌う(相談しない)傾向がありますので、過大な期待はせずに一歩引いた冷めたスタンスも必要です。 まァしかし、広い家に住む人にはトランクルームの存在すら知らないでしょうし、音楽が嫌いな人はスタジオに全く興味はありませんし、アウトドアのアスリートに卓球に関心ある人は少ないでしょうし、資格取得や大学受験の勉強をしていない人にとってテレワーク&自習室に全く興味はありません。 世の中、そんなモノです。 これからも零細企業経営に必要なのはコレですから、更にもっと細かく特化していくしか道はありません。 という事で、もっと細かく特化という事ですが、年間355日24時間エンドレス稼働だった織物時代の「多品種小ロット」生産は気が狂うほど細かく緻密な計算を必要としていましたので、今の5つの仕事が全然苦にならないところが不幸中の幸いでした。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.08.15 13:54:03
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