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カテゴリ:トランクルーム貝塚
先日の新聞記事に「古い建物に命を吹き込む・・・」という一節が目に飛び込みました。
何故・・・? 弊社トランクルーム貝塚の2棟の建物は、築33年(重量鉄骨造)と築71年(木造ノコギリ屋根)の築古物件だからです。 おまけに先祖代々何百年も住んでいるトランクルーム貝塚の所在地である「貝塚市名越」という場所は、1585年の「千石堀城の戦い(豊臣秀吉の紀州攻めの一つ)」の戦場(千石橋周辺の近木川を挟んだ合戦)の近くに既に存在していたという古い集落のど真ん中というビジネスをするにはバッドロケーションです。 田舎というバッドロケーションと築古物件というビジネス常識とはかけ離れた条件下でも、「戦い方」次第で十分ビジネスとして成り立つのを証明したいと思います。 そりゃ大阪で言うとミナミの難波やキタの梅田という大都会の新築物件でビジネスをしたいのは山々ですが、そんな好条件がすべて揃って果たして成功するでしょうか・・・? 過去3,40年の大阪市や東京23区の都会ビジネスを振り返ると、大企業でも進出しては撤退の繰り返しです。 そこまで条件が整わなかっても、国道や府道沿いといったグッドロケーションでも失敗や撤退が後を絶ちません。 大都会の魅力は集客力ですが、当然地価が高く家賃も固定資産税も高いです。 単純な話、ビジネスの基本は都会でも田舎でも外国でもエリアに関係なく、売上に対してペイできるか否かです。 そこがビジネスの不思議なところで、またオモシロいところでもあります。 常識やマーケッティング理論が通用しませんし、教科書通りにいかないのです。 その辺が暗記中心の学校優等生がぶち当たる壁です。 都会と田舎のビジネスを比べてみると、心理的な要素も見逃せません。 確かに都会には良い意味でも悪い意味でも派手さがあり、田舎は地味です。 極端に言うと、都会でのビジネスはダイバーシティ的な人材が集まり多種多様な集客が可能なので目立ってナンボの浮足立ちになり、田舎は周りは知り合いだらけでそもそも集客がショボいので沈着冷静・・・ 全く真逆・・・同じマーケッティング理論が通用しないのです。 ビジネスのヒントは、正にココにあると思います。 まぁボロ儲けは出来ませんが、田舎の集落のド真ん中で織物工場を改造コンバージョンして、トランクルームを14年と音楽スタジオを4年と何とか商売として成り立たせています・・・(汗)。 そこには大規模な最新ITの設備投資はなく、サラリーマンと織物時代の経験を活かした小さな工夫とアイデアが沢山詰まっているだけです。 という事で、経営者として沢山の従業員を養うのは別として、自分やファミリーだけを養うだけなら、大きな投資をしなくても「工夫とアイデアだけで十分勝負できる」というのが私の考えで、それは「自分の過去の経験と実績に基づいている」のは言うまでもありません。 そして2棟の建物のうち71年前の古い木造建物は、私の父を含めた9人の子供を養っていた祖父が戦後間もない何もなかった時代に苦労して搔き集めた材木を使って織物工場を建てて事業を始めたと聞いていますので、建物に宿った祖父の魂が我々子孫を守ってくれているのかも知れません・・・(涙)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.08.22 16:09:28
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