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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
弊社「トランクルーム貝塚」(貝塚市名越661 072-446-0798)のトイレは、「暖房便座&温水シャワー」付トイレです。
更に「自動開閉フタ」です。 所謂フルスペックです。 自宅でも同じ仕様ですが、自動開閉フタが腰痛持ちの私にとって非常に有難い存在だったのです・・・(笑)。 ここまでトイレに拘ったトランクルームは日本でも殆どないと言うより、そもそも日本のトランクルーム自体にトイレは基本的にありません。 トランクルームにトイレがあること自体、非常に珍しいのです。 と言うのは、トランクルームの殆どは管理人の居ない「無人管理」で、お客さんがトイレを利用するという前提にはなっていないのです。 弊社トランクルーム貝塚の場合は、それとは真逆の経営方針で管理人の居る「有人管理」で、お客様目線で考えると「トイレが必要」どころか、更に「自動開フタ+暖房便座+温水シャワー付」といったフルスペックトイレに行きついたのです。 どこに経営資源を注ぐかで、その企業の経営姿勢が窺い知れます。 その辺をお客さんだけでなく、従業員も見ているのです。 今はネット情報で、お客さんも従業員も賢くなっていますから・・・ トランクルームのお客さん用に、こういった奇麗なフルスペックトイレに改造した訳ですが、思わぬ効用が他の分野で出ているのに驚かされます。 それは、スタジオのお客さんに好評だという事です。 スタジオ会員数は1500人を超え、10代と20代で約70%占め、会員全体の約60%が女性客です。 弊社スタジオを利用されるのは、圧倒的に若い女性が多いのです。 という事は、彼女らにソッポを向かれては商売にならないのです。 14年前までの織物業経営と同じ感覚で新しい道に進めば、商売に行き詰まってしまうのです。 出来そうで出来ないのが、180度アタマを切り替える事です。 私の場合、織物業を廃業しトランクルームに転業した時点で、それまでの祖父の代から続いていた繊維業界との繋がりを一切断ち切ったのが功を奏しました。 そりゃ心情的にこれまで築き上げてきた人脈を利用したかったのは山々ですが、全く新しい道に一歩踏み出すのにマイナスと判断し、退路を断ち切った事によって前を向くしかありませんから、自分で新しいアイデアを考え出し「新しい道」をナンとか切り拓けたのです・・・(汗)。 昔の感覚で転業しても繊維業界にしがみついていたら、今頃は織物工場の機械を放り出して少しだけ改造し、1日中汗水たらしてフォークリフトに乗って糸と織物を運んだり預かる仕事をして月の売上(自分の給料込みで)を試算すると、たったの20万円でした・・・(冷汗)。 モロモロの経費を差し引くと、自分の手取りが10万円ちょっとです。 これではとても家族5人でヤッテいけないと全身にショックの激震が走り、全く違う方向に向かわせたのです。 1970年代前半の日米繊維交渉の時代からグローバル化の波に「いの一番」に晒された業界でしたので、それほど鼻血も出ない非常に厳しい業界だったのです(貝塚市から岬町までの織物業者が680社→15社と98%減)。 右を見ても左を見ても呉越同舟の織物同業者だらけの日本一の織物産地であった貝塚市ですが、大阪本町船場を営業で歩くと泉州の同業者に会い、商社や紡績に営業に行くとインドネシアやパキスタンといった繊維産業が盛んな後進国との間で欧米や中近東への輸出商談で競争に晒されました・・・ 「もっと1円/mでも安やってよ・・・」と(涙)。 現在の5つのビジネスのようにエンドユーザー相手のビジネスなら自分で自由に値段を決められますが、しょせん糸から織物する「織布」という加工業は繊維業界の流通のエンドユーザーからかけ離れた「川中」ポジションでしたから、自分で自由に値段を決めることが出来ず取引先の商社に振り回されるのです。 グローバル化した現在ではユニクロのように糸の開発からエンドユーザー相手の小売りまで自前でやっていくSPA(製造小売り)でないと、競争が激しい繊維業界では布(織物)は単なるファッションの一部のマテリアル(材料)に過ぎなかったのです・・・(涙)。 サラリーマンを辞めて家業に戻り、最新設備のエアージェット織機に入れ替えてからも、20年間ずっとこの業界の抱えた自分ではどうする事も出来ない根本的な問題に悩んでいたのです。 要はエンドユーザー直のビジネスでないと変化に臨機応変に対応しにくいし儲けにくく、エンドユーザーとの間に業者が入れば情報が遮断され利益を持っていかれるというのは、考えれば至極当たり前の事です。 まぁアル意味、そういった厳しい業界で揉まれたお陰で今があると言っても過言ではありませんが・・・(笑)。 まぁしかし、そんなこんなで結果的にトイレに力を入れて大正解だったのです。 他にも余波があり、それはテレワーク(自習室)のお客さんにも好評です。 テレワークのお客さんは、スタジオに比べて長時間利用という特徴があり、利用期間中に複数回トイレを利用するモノです。 その際、トイレを気持ちよく利用できれば「また利用しよう・・・」となる訳です。 スタジオもテレワークもフルスペックのトイレが案外武器になっているのか・・・と改めて思う今日この頃です。 たかがトイレ、されどトイレ・・・です。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.11.05 08:17:52
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