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カテゴリ:ドラム drum
5年前から40数年ぶりにドラムを再開してから、ドラムに限らず色んな「ビート」のリズムがどうも気になります。
音楽を聴いても、自然と脳ミソで「一体どうやって叩いているのか・・・?」とスネア、バスドラ、タム、ハイハット、クラッシュシンバル、ライドシンバル・・・とイマジネーションでドラムの叩き方を分析してしまうのです・・・(笑)。 そんな中で、親戚の法事でお坊さんが叩く木魚の叩くビートがどうも気になるのです。 よくよく聞いてみると、木魚のビートサウンドはドラムで言う「裏打ち」なのです。 親戚には浄土宗のお寺関係が多いので、ちょっとした法事となると10人以上のお坊さんの壮大な読経が始まります。 これに和太鼓の中太鼓くらいのバカでかい木魚の「裏打ちビート」で本堂全体が一種独特のグルーヴ感に包まれます。 この雰囲気は、一般の人にはまず経験できないでしょう。 これまでこれが普通と思っていましたが、ドラムを再開した事によって、これが普通でないと悟ったのです。 その法事のリズム隊である木魚担当の旧知のお坊さんに「裏打ちやねェ~」と聞くと、驚いたように「そうなんです・・・そんな事聞くの笹谷さん初めてですよ・・・」と。 この裏打ちビートは浄土宗独特のもので、歴史的に調べてみるとこの「裏打ち」ビートは「間打ち」と言われ、木魚がお経の意味を失わせると言うことに対する浄土宗の対応だそうで、「間打ち」だとお経を切ることがありません。 「間打ち」の反対の「頭打ち(ドラムで言う表打ち)」のように発音と同時に打たないことで、あくまでもお経が主体でありお経の意味を切ること無く唱えられお経に対する配慮らしいです。 正に「裏打ちサウンド」に隠された歴史的な意味合いがあったのです。 空手の型でも一般の人から踊っているようで格闘に役に立たないように見えますが(型の分解すると相手を倒す技が隠されているという意味が分かる)、何でも意味があるのですねェ・・・ という事で、木魚とドラムが結び付く発想なんて誰も浮かびませんが、長く生きてきた中でたまにこのように「ハッと」する事があり、今回の木魚の「裏打ちビート」はその世界にドップリ浸かっていると分からないモノも、あるキッカケで「視点を変えて」見えてくるという好例です。 問題はどこで?そのキッカケを作るかですが・・・やはり私の場合は「40数年ぶりにドラム再開」という行動にあったのです。 やはり当たり前の事ですが、頭の中でグルグル考えるだけではコトは何も起こらず新しいアイデアも湧かないのです。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.13 15:33:07
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