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カテゴリ:日々の日常生活
今日は朝から町内の「溝そうじ」でした。
溝そうじ・・・? 都会の人から見たら「何それ? 下水道ないの?」と不思議がられそうですが・・・(笑)。 下水道はやっと数年前に町内に敷かれたのですが、未だに昔ながらの「溝(小川)」が町内中を縦横無尽に走っているのです。 おそらく何百年も前に、この溝は治水の関係で掘られたのだろうと思います。 名越の集落はちょうど東の農業用の溜池と西の近木川に挟まれていて、東から西に向かって微妙に傾斜しており、この傾斜角度を利用して雨水が東から西にスムーズに流れるように、集落が洪水に見舞われないように治水工事として村中に縦横無尽に溝を掘ったのでしょう。 沢山ある溜池の水が大雨で決壊し、村が洪水に見舞われた歴史があったのでしょう。 そういった村の歴史があり、雨が溝をスムーズに流れるように毎年1回溝の泥などを取り除く掃除の習慣があるのでしょう。 宮座や行者講やだんじり祭りや盆踊りのように、「溝そうじ」というのは未だに名越に何百年も脈々と続けられている年中行事だったのです。 インターネットの時代だからこそ、こういった古くてよき慣習が見直されるかもしれません。 地元の歴史を見れば、今から600年くらい前の1500年代の戦国時代に紀州根来勢(千石堀城)と豊臣勢(名越駅の近くの高井城)との合戦が今の千石橋あたりの近木川を挟んであったようです(千石堀城の戦い)。 確かに、私の子供の頃に隣組の古老からそのような口伝を聞いた事があったのです(公開できな程リアルな・・・)。 昔の合戦は川の深いところ挟んで行われ、正に名越あたりが合戦場だった事を指し、雨水もその近木川の深いところに流れ込んだのです。 今から30年くらい前の盆の家族旅行の帰りに、南紀和歌山のとある盆踊り会場にたまたま寄った際「大声大会」というのに参加しました。 地元の人から昔大地震が何回もあったようで、大声で「早く逃げろ~!」といった教訓を後世に残すための慣習だと聞いて凄く納得した記憶が残っています。 やはり古くから地元に伝わる慣習や伝統には、実は深~い意味があるのです。 という事で、60年前までは溝に各隣組専用の「洗い場」があり、家の前の少し大きな溝(現在は鉄板で塞がっている)で洗濯をしていたのです。 もちろん当時は戦後10数年で電気とプロパンガスはありましたが、水道はなく井戸水を利用して洗濯機はなかったので、母親は家の前の溝で近所の人等とワイワイ言いながら洗濯していたシーンを思い出します・・・(涙)。 そしてトランクルームの所在地は私の本籍地でもある町内にあり、こういった村の先人の知恵による治水で今後も洪水に見舞われる事は無いと思いますので、先祖たちに感謝しなければなりません。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.16 19:56:31
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