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カテゴリ:このワナに嵌るな・・・
今回の東京オリンピックのIOC(国際オリンピック委員会)や日本政府の強硬開催をみて、ちょうど40年前に次期1984年ロス五輪のウインドサーフィンの艇種選定で大きな疑惑が浮上し、ヨット専門誌「KAZI」の1981年1月号に掲載された記事を思い出します。
※1984年ロス五輪からウインドサーフィンはヨット競技の1つとして正式種目となりました。 当時の世界のウインドサーフィン事情は、今と全く違いまだ生まれて間もない新しいスポーツという事で、世界中がウインドサーフィン特許問題で揺れていて、日本に限って言うとほぼ100%アメリカ発祥の「ウインドサーファー艇」がシェアを占めていました。 恐らく世界的にも当時ウインドサーファー艇が70~80%くらいのシェアがあり、西ドイツ製のミストラル艇(コンペティション)が人気急上昇だっただけに、ウインドグライダー艇(FⅡ)は1%もシェアが無かったと思います。 そんな中で、IOC(国際オリンピック委員会)傘下のIYRU(世界ヨット連盟)が西ドイツ製の「ウインドグライダー艇」に次期ロス五輪の使用艇に決定したのです。 ※IYRUは現在ワールドセーリング (World Sailing) に改称 ウインドグライダー(FⅡ)なんて見た事も聞いた事もなく、これには世界中のウインドサーフィン愛好者はビックリ仰天、寝耳に水、正に青天の霹靂だったのです。 私も含め世界中の誰もが何も疑わず現在主流の「ウインドサーファー艇」に100%決まると思っていましたから。 一体何故、どういうこっちゃ・・・??? 当時私は大学生でしたので、そういったIOC傘下のIYRUの理不尽な意思決定に何か言う立場にもなく、「世の中は一体どうなっているのか・・・?大人の事情か何か知らんけど・・・」と諦めとやるせない気持ちで一杯でした・・・(涙)。 どれだけIOCの力が強いのかは知りませんが、現状を捻じ伏せての強硬姿勢に殆どのウインドサーフィン関係者は怒っていたと思いますし、その裏に何か大きなパワーが潜んでいたことは誰もが想像できました。 そんなオリンピックのグレーな部分を一般日本国民は知る由もありませんし、説明しても分かりませんでした。 この不可解な私にとって大事件で、まだ20代前半だった私は一つ大人になりました。 一体何故、当時オリンピック艇種に関心があったのかと言うと、単にレジャーで個人的にウインドサーフィンを楽しんでいれば良かったのですが、「こんな楽しい新しいスポーツを広めないと・・・」という考えから、大学に学連加盟のウインドサーフィン同好会を創部したからです。 創部した以上レースに関して執念を燃やし、学連でのレースはもちろんウインドサーファー艇だったからですし、同好会や他大学の5校と創った関西学生連盟を引っ張っていく立場でしたから、レース練習やクラブ運営だけでなく学連やその上の協会や業界との交渉も創部者の仕事だったからです・・・(汗)。 という事で、65歳になっても世の中の不可解な事に疑問を呈しても仕方のない事ですが、日本は幸い法律で言論の自由が認められていますので、こういった私のオリンピックに関しての疑問もブログでも発信できるのです。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.25 07:42:49
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