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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」(貝塚名越661 072-446-0798 トランクルーム貝塚「別館」1階)のAスタジオに大型の除湿機を導入しました。
ABC各スタジオのエアコンにはドライ機能が付いているのですが、Aスタジオは22畳と広いので練習開始時にスイッチをONにすると遅いので、弊社で毎朝除湿器を稼働させているのです。 これで夏は少しでも気持ちよく練習をスタートさせれるかと思います。 日本の夏は湿気が多いので、こういった目に見えないサービスで他社との差別化を少しでもしなければ・・・(汗)。 スタジオ空間を如何に利用者にとってより良いモノにするか・・・という発想は織物時代からのフィードバックです。 織物工場では品質の良い織物を織るためにキチンとした空調設備が必要でした。 34年前に新規導入したエアージェット織機という当時最新鋭の機械のパフォーマンスを100%出すためにはどうすればイイか・・・? 無理を言って数社の同業他社のエアージェット工場に見学に行ったり、織機メーカーや空調メーカーや建築業者に聞きまくり、出した結論が「工場新築」でした。 「工場を建て替えしてまでやるか?」と当初親父は難色を示しましたが、「お前がソコまで考え、これからお前がヤルのだから、好きにしたらエエわ・・・」と許可をもらいました(汗)。 簡単に工場新築と言っても単に自宅を建てるのと訳が違いますし、エアージェット工場という殆ど未知の機械を設置して稼働させるのですから、イロンナ問題にぶつかるのは目に見えていました。 しかし当時未だ30歳と、若かったんでしょうねェ。 サラリーマン4年を経て家業に戻って2年目で、今の10倍くらいは元気で何も怖いモノは無かったのでしょう・・・(笑)。 同業他社の殆どが従来の工場を少し改造しただけで簡易型のパッケージタイプの空調機を設置しただけでしたが、これでは工場内の湿度を均一に保てず織物品質に悪影響です。 ココに目を付け、コレこそが他社との差別化だと確信したのです。 弊社の場合は長さ20m深さ2mの地下ピットを掘り、直径150㎝の2基のプロペラファンで工場内の空気を1時間に12,3回循環させるという大掛かりな空調システムを空調メーカーの技術者と一緒になって考えました。 一般的な室温計では測れないので、「アースマン式通風乾湿計」という専門機材で測定すると、何も対策をしなければ如何に湿度がバラバラかというのを思い知らされました。 まぁしかし大掛かりな全風量タイプの空調システムを導入する事によって、工場内に湿度65%の空気が均一に行き渡り、高品質な織物生産が期待できたのです。 特に綿100%織物なんかはシビアで、湿度が設定の65%から55%に落ちると生産効率(織機の稼働率)が10~20%ダウンしてしまうのです。 それほど湿度というのが織物業にとって生命線だったのです。 という事で、織物工場の空調から考えればスタジオのエアコンや除湿器なんてオモチャみたいなものでスケールダウンしましたが、スタジオ内で音楽活動されているミュージシャンにとってもエアコンや換気扇や除湿器といったトータルの空調はとっても大事なのは言うまでもありません。 たかが空調、されど空調だったのです。 そして既存工場に簡易空調機を導入すれば「安物買いの銭失い」に陥ったかもしれませんが、資金が想像以上に掛かりましたが長期的展望にたった新設工場に全風量タイプの空調システムという大型投資が如何に重要だったかは、その時建てた新設の織物工場が今「トランクルーム貝塚 本館」として第2の人生を歩んでいる事がそれを証明しています。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.09.16 15:42:27
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