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カテゴリ:トランクルーム貝塚
15年前まで祖父の代から60年近く綿織物製造を営んできましたが、そのスタイルはエンドユーザーからかけ離れた繊維商社だけとの取引でした。
「値段がなかなか通らない」という反省の元に、15年前のトランクルームに転業してからはエンドユーザーと直接ビジネスをするようなスタイルに変えました。 繊維業界のユニクロがやっているような川上(糸、原料)から川下(製品、店舗)まで自社で100%ビジネスを完結する「SPA(製造小売り)」を目指したのです。 これまで織物業界の相場や、委託生産(賃織り)でしたので発注元からのほぼ言い値で受注していましたが、SPAスタイルだと自由に値段を決められます。 相場も何も関係なしに、こっちで勝手に値段(月額賃料)を決める・・・相手の言いなりにならないというのは長年の夢だったのです・・・(涙)。 それが高じて、15年前のトランクルームオープン当初の賃料は「大阪市内の3分の1、東京23区の6分の1」というメチャメチャな激安賃料でした・・・(笑)。 「半額なんて生ぬるい!3分の1から6分の1の賃料にして大阪市内や東京23区のお客さんを全て奪おう!」と策略したのです。 1回荷物を入れたら解約まで何年もお客さんが来ないというトランクルーム利用実態を考えれば、安くて安全なら商圏がグッと広がり(海外もOK)この戦略もアリなのです。 羽田や成田空港から関空に転勤してきた空港関連のお客さんが沢山おられますが、当初は弊社賃料が安すぎて「本当ですか? 何かあるんじゃないですか?」と逆に警戒された程です・・・(笑)。 そんな起業当初の笑い話ですが、これまで味わえなかった「エンドユーザー直」ビジネスのオモシロさに嵌っていき、その後スタジオや卓球場やテレワーク室にも応用していったのです。 という事で、昭和時代の日本の音楽業界(歌謡曲、演歌)は3者分業体制(作曲、作詞、歌手)でしたが、中学生の60年代後半から「洋楽ロック」に嵌って海外アーティストは3者分業と違うのだとショックを受けました。 欧米では自分で歌を作って自分で歌う「シンガーソングライター」が当たり前なのです。 この日本と欧米の音楽の違いを親に質問しても分かりそうにないと、13歳の私は「一体、どうなってんの?」と違和感を覚えました。 過去50年の日本と欧米の音楽業界を振り返ると、生き残っているのはシンガーソングライターが殆どです。 著作権を持たない歌手だけというのは、固定のオールドファンを持った一部の演歌歌手やアイドル以外は殆ど消えています。 やはり作曲や作詞といった著作権を自ら持って歌わないと、単なる歌手(シンガー)というだけではこの厳しいショービジネスの世界ではなかなか生き残れないのです。 究極の理想的なビジネスモデルは規模との相談次第ですが矢沢永吉さんのように、シンガーソングライターであり自ら個人事務所を持ち、自らのレコード会社を持ちライブ会場で売る販促グッズ会社を持つというスタイルでしょうね。 ライブ会場でバスタオルがバカ売れする矢沢永吉さんは、日本一のロックンローラーでありながら、世界一のタオル屋でもある・・・とまで言われています。 ある意味、矢沢永吉さんは音楽業界のSPA(製造小売り)だったのです。 40年以上生き残ってヒット曲を沢山持っている日本のシンガーソングライターと言えばその他、ユーミン、山下達郎、サザンオールスターズ、高中正義・・・です。 彼らと繊維業界のSPAの代表であるユニクロが結び付いて、エンドユーザー直のトランクルーム起業のヒントになったのは言うまでもありません。 単に「儲かりそうやな?」とか「流行りやなァ・・・」とか業者にトランクルームビジネスを勧められたのと根本的に違い、私の場合織物時代の苦い経験や長い音楽経歴から心の底から沸き起こった起業だったのです。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.09.17 09:07:55
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