|
カテゴリ:トランクルーム貝塚
通常殆ど100%のトランクルームは単なるハコ(スペース)です。
更地にポンとコンテナタイプや、都会の古いビルを単に間仕切りで区切っただけのモノが殆どです。 しかし弊社「トランクルーム貝塚」(貝塚市名越661 072-446-0798)の場合は、多くが室内(ユニット内)に「ロフト(棚)」があります。 所謂「2階建て」みたいなモノです。 3年ほど前の関西テレビの「となりの人間国宝さん」に出演した時に、円広志さんがレポーターで来られて驚かれていましたが。 トランクルーム貝塚「本館」1階の天井高が3.5mもありますので、2.1mの位置にロフトがあるのです。 これって15年前に私が考え、「トランクルーム業界初」のロフトでしたが、何も意匠登録も特許も申請していませんでしたので、大手チェーン店にマネされてしまいました・・・(笑)。 ロフトサイズは1畳と1.5畳の2タイプです。 このロフトによって収容能力が格段にアップし、本館1階の床面積2.2畳タイプでは「2トンショートロラック」1台分の荷物が収納できます。 ロフトというチョッとしたアイデアで、大きな付加価値が生まれたのです。 15年前のトランクルームオープン当初は単に建物の大空間を小さなユニットに区切っただけで、ロフトはありませんでした。 ところがお客さんが徐々に増えてきて、荷物の保管状況を見ると殆ど高さ2mまでしか使っていなかったのです。 「勿体ないなぁ・・・」と私の頭にこの状況がインプットされてから、何か月か経ったある頃、「ロフトを作れば・・」何の前触れもなく急に閃いたのです。 だいたいアイデアが浮かぶときは、こんな感じです。 脳科学の事は知りませんが、それまでに脳ミソの底にずっと沈着していたのでしょう・・・ 元々あった建物にトランクルームを作るという発想は、都会の築年数の古いビルをトランクルームにコンバージョンするケースと同じです。 ビルだと天井高がせいぜい3mほどで、そこにロフトを作るなんて言うアイデアは浮かばないでしょう。 しかし弊社トランクルームは元織物工場で天井高が3.5mもあったのです。 3mと3.5mの差はたった50㎝ですが、たかが50cm・・・されど50cmだったのです。 この事実を単にスルーするか、「チョッと待てよ・・・この高さを何とか有効利用できないものか!」と考えるかの違いです。 私の場合は、・・・??? と考え、ロフトを2.1mのところに取り付けたのです。 しかし実は、ここに至るまでに伏線がありました。 トランクルームユニット内の上部を使われていないという事で、室内に大型のスチールラックを設置する事を提案していたのです。 ホームセンターで売っているスチールラックの高さはせいぜい1.8mくらいなので、業務用のスチールラックメーカーに声を掛け、高さ2.4mのスチールラックをトランクルーム内に見本で組んで展示しました。 欲しい方はスチールラックメーカーを紹介するという提案です。 このスチールラックメーカーは、実はサラリーマン時代の競合メーカーだったのです・・・(笑)。 よく大手量販店やホームセンターの入札で競合していたのです。 当時勤務していた建築金物建材メーカーの流通は、問屋経由で大手量販店やホームセンターに卸していたのですが、このスチールラックメーカーは「直販」でしたので、どうしても値段で負けていたのです。 しかし所詮スチールラック業界と言ってもブランドが通用するほど甘くはなく、私が在籍している間は既存ルートでは負ける事が多く、その既存の大手量販店やホームセンタールート以外の家電量販店ルートや画材店ルートやバラエティショップルートといった新規開拓をして問屋を通さずに直販でライバルメーカーが参入できないようにしました。 まぁ業界が違いますので殆ど問題はなく、この時「業界が違えば、これほど考え方や売り方が違うのか・・・」と驚いた経験が、その後の家業(織物業)に戻って販路を浜松の産元や衣料以外の資材ルートといった新規分野を開拓していった時に非常に役立ちました。 流通の川下に行けば行くほど、川中で問題や心配だった事も実は大した事はない・・・と。 原料に近い川上業界ではエンドユーザーの情報が極端に少ないので、クレームを心配して過剰品質になるのです。 これが川上から川中業界のコストアップ要因です。 繊維業界で言うと、SPA(製造小売り)のユニクロが川上から川下まで全てコントロール下に置いて無駄を省いて儲けているのが好例です。 サラリーマン生活はたった4年でしたが、販売先が問屋もありましたが量販店やホームセンターというエンドユーザーに近いポジションもあったり、スチールラックメーカーのような問屋を通さない「直販」システムというのを目の辺りにして、非常に物販業界の流通に関する勉強になりました。 という事で、ロフトのアイデアはサラリーマン時代の経験まで遡ったのですが、人間の考える事や発想やアイデアなんてモノは所詮自分の経験の範囲内です。 もっともっと経験を積めば、もっともっと素晴らしいアイデアがいくらでも出ると思いますし、「まだ65歳」なので更に経験を積めば未だアイデアや閃きは出尽くしてない・・・と思いたいです(汗)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.10.18 17:36:48
コメント(0) | コメントを書く
[トランクルーム貝塚] カテゴリの最新記事
|