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ありそうでなかったシリーズ第71弾は「65歳のウインドサーファー」です。
これって私の事です・・・(笑)。 65歳のジイサンになっても、未だにウインドサーフィンをやっているのです。 今はさすがに冬にヤル気力も技術もなく、夏だけ細々と地元マーブルビーチや沖縄やサイパンに行った時にヤッテいるだけですが・・・ 自分自身はまったく昔のままの感覚でウインドをやっているだけですが、たまに「ジイサンがやっている!」と見られれてのかとフッと我に返る時があり・・・チョッと恥ずかしくなりますが(笑)。 まァ、そんなの関係ねェ・・・です。 ウインドサーフィンを始めたのは43年前の1979年の22歳の夏です。 今の関空に近い泉南市樽井浜で初めてウインドサーフィンにトライしたのです。 その前年の夏にウインドサーフィンを二色浜で初めて見た時は「白い長い板で、一体何をするのだろう・・・?」と不思議に思い、これが翌年にトライするウインドサーフィンとは夢にも思いませんでした。 そして、かれこれ43年も続けてきて自分でも驚いています。 始めた当時の道具は特許の関係で日本では100%ウインドサーファー艇のみで(ヨーロッパでは特許はなく200艇種以上普及)、ブームもダガーボードもジョイントも木製で、セイルはダクロン製でした(今はカーボンやアルミやマイラー製フィルム)。 ヨットでは未だ存在するダガーボードは、ウインドサーフィンのボード自体のショート化とフィンの大型化(ダガーボードの横流れを防ぐという機能も兼ねる)でなくなりましたが。 樽井浜では「泉南フリート」というウインドサーフィンの愛好団体に所属して、毎週レースを中心に割とアスリート的に遊びました。 1、2年経った頃には積極的に二色浜や脇の浜や甲子園浜や和歌山片男波や琵琶湖や浜名湖にレースで遠征したり、関西予選を勝ち抜き茨城県日立市の全日本選手権に出場したり、ウインドにドンドン嵌ってきました。 ハマったついでに、当時通っていた関西外大にも学連加盟のウインドサーフィン同好会を作ったり、他の大学と一緒に関西初の学連連盟を作ったり、従弟が京都産業大ウインドサーフィン同好会を創るのに助言したり・・・「こんな事をしていてイイのだろうか?もっと他にやるべき事があるのでは?」と戸惑い悩みながら、ウインドの泥沼に嵌っていきました・・・(汗)。 ウインドに嵌っていくにつれ、時間的にも金銭的にもトレードオフ的に空手やディスコやドラムやだんじりから自然と遠ざかっていきました。 今思えば、全くこれまでになかった新しいスポーツ(レジャー)としてのウインドサーフィンに関わり、単なる愛好者にとどまらず大学にクラブまで創部をしてイロンナ経験をさせて頂き、最高の青春を送れたという感謝しかありません。 クラブ創部という「一歩踏み入れる」事によって、クラブ運営や顧問の大学教授や他大学や学連や一般企業へのスポンサー依頼といった対外交渉によって、見える世界が変わるというのを大学時代に経験した事が何よりヨカッタのです・・・(汗)。 ウインドサーフィンの道具の目まぐるしい進化で素材メーカーの展示会に行ったり、特許紛争やIOCのオリンピック艇種選定問題といったのも目のあたりして、世界の複雑な事情やビジネスの厳しさも学生なりに理解していきました。 今から思えば何で「クラブ創部」という苦労を伴うであろう行動に出たか?不思議ですが、おそらく無意識のうちに「織屋の息子(跡継ぎ)」というのを自分なりに自覚していて、「創部が将来の商売に繋がるのでは・・・・」というスケベ根性が働いたのだろうと思います・・・(笑)。 そして何より、全く新しいスポーツのクラブ創部した事によって、学校では決して学ばないチャレンジ精神を身につけたのか・・・? この目に見えないチャレンジ精神というのは、新しいコトをする(行動を起こす)のに敷居をドーンと低くしてくれます。 という事で、ウインドを始めたのが22歳で泉南フリート仲間の最高齢者が35歳でしたので、「ナンと!一回りも上のオッサンもやっているのか!」と驚いたものですが、その35歳より「30歳も年上」の自分が未だに現役でウインドサーフィンをやっている事に自分自身がオドロキます・・・(笑)。 そしてウインドサーフィンをやってきた最大の収獲は、樽井ビーチでナイスバディの将来妻となったビキニの美女をゲットした事か・・・(笑)。
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Last updated
2022.05.02 14:42:07
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