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カテゴリ:中小企業の生きる道
音楽スタジオ経営はコロナ下で、ハッキリ言って厳しいです。
6年前にスタジオを起業して、順調に会員数が増えてそれに伴ってスタジオ数も1室から2室、昨年2月に3室目のCスタジオをオープンさせ、会員数も2000人に迫る勢いですが、コロナによって売上が激減しました。 ここ2年の間に東京23区や大阪市内のリハーサルスタジオでも、コロナの影響で閉店やオーナーチェンジが目立ちます。 コロナでライブハウスを筆頭に音楽業界へのダメージが大きく、その余波を練習スタジオも受けているのです。 しかしコロナで国からの補助金で延命した同業他社の音楽スタジオも多いと思いますが、弊社は全く補助金を貰っていませんし、同業他社のようなクラウドファンディング(インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する事)をやろうとも全く思いません。 他人に頼りたくない・・・私の思いはこの一点に尽きます。 織物業からトランクルームに転業した16年前から無借金経営を貫いているのも、正にこの思いからです。 音楽スタジオだけは補助金対象になっていますが、5つのビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、テレワーク室、卓球場、不動産仲介業)を1つの会社組織でやっているモノですから、給付対象となる売上げ減少に該当しませんでした。 スタジオだけ分社していれば補助金が入っていましたが・・・ 残念と言えば残念かも知れませんが、何とも思っていません。 1人で営んでいる何人もの友人や知人が信じられないくらいの金額を受給していますが、翌年の税金の支払いは一体どうするのだろう・・・と心配します。 想定外のお金が入ったら、人間というのは油断するモノですから。 一旦油断してしまったら、元の緊張状態に戻すのに時間が掛かり、結局は損だったという事態に陥るかも知れません。 それほどヤル気のモチベーションをずっと保つのが難しいのです・・・(汗)。 ココです・・・ポイントは。 弊社の場合、5つのビジネスを1つの会社で運営していますので、こっちの売上が減ったら、そっちの売上を伸ばしてトータルで帳尻を合わせてコロナ下でも何とか生き残ってきました・・・(汗)。 スタジオは自主的にコロナ対策で6か月間も臨時休業しましたので、その間は売上ゼロでした。 それを取り戻すために、トランクルームの部屋をテレワーク室に転用したり、一般会社員が自宅で仕事をするテレワーク(在宅勤務、リモートワーク)が増えたため、テレワークスペースを確保する為に自宅を整理した結果、その余った荷物をトランクルームに保管という「トランクルーム特需」が生まれたというダブルメリットが功を奏しました。 コロナによって弊社トランクルーム部門とテレワーク部門の売上が伸びて、スタジオの売り上げ減をカバーしたのです。 何とも皮肉な結果です。 世の中なんて、コロナやウクライナ戦争のような全く想定外の「何かの変化」によってどう転ぶか・・・? なんて全く不明で、誰にも分かりません。 まぁしかし元々トランクルームが本業で、スタジオは「2番目」という位置づけの副業ですし、コロナを通じて不安定で手間の掛かる割に収益性が低いというスタジオの売上をみて「スタジオを本業ではやっていけない」というのを再認識した次第です・・・(汗)。 これが経験則というもので、私の商売の経験値に1つ加わりました。 まぁしかしこの辺が1本だけのビジネスとの違いで、イロイロやっていると思わぬ効果を生み出すモノです。 織物時代は織物1本だけでしたから、過去50年を振り返るとオイルショック、円高不況、バブル崩壊、リーマンショック・・・などで振り回されてきました。 この辺が大きな反省点だったのです。 という事で、これからのコロナや円安やウクライナ戦争の影響で非常に厳しい日本経済を生き抜くために、誰にも頼らずこれまでと同様に自助努力で健康に気をつけて「細く長く頑張っていこう」・・・と。 あと10年はテキトーに力を抜いて60から70%くらいの力で、それ以降は徐々に力を抜いて行き・・・35年後の100歳でちょうどゼロになるように。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.09.15 16:31:00
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