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カテゴリ:中小企業の生きる道
今でも時々織物時代の悪夢を見ています・・・(汗)。
もう織物業をやめて16年もなるのに・・・(笑)。 トランクルームから織物業にまた戻って新しい織機を導入しているシーンや、2階のコンプレッサー室にこもって何やら電流やエアーや吸排気ダクトの調整しているシーンや、地下ピットで風綿(ミジン)の掃除をしていて急に身体の周りに大量の風綿で覆われ息ができなくなったりとか・・・パッと目が覚めると夢だった事に安堵感がハンパないです・・・(笑)。 夢の中で糸量計算をしたり、縮率データは何処へ行ったんや?と焦ったり、もう完全にトラウマになっています・・・(汗)。 サラリーマンを辞めてから20年間しか織物業をしていませんが、実質子供の頃から家業の織物現場に入っていましたので、キャリア的には40年間と言えるかも。 「高島屋でみたらし団子買うちゃるさかい、堺まで一緒に行かへんか?」という父親の誘い文句に、取引先の部長宅へ中元や歳暮を持参したものです。 甘いものが大好きでしたので、小学生でもみたらし1箱ぺっろと食べました。 しかし織物時代は40数年間は100%伊藤忠の賃織り1本で、高度成長期からバブルまでのインフレの比較的安定した時期で良かったのですが、今のデフレの低成長期のコロナやウクライナ戦争の時期にそんな優雅な商売はあり得ません。 100%1社依存の委託生産(賃織り)・・・今から思うと、そんなリスキーなビジネスが出来たんだなぁ・・・と。 なんせ社運がその担当者に懸かっているのですから。 会社同士の信頼関係があるのはもちろんですが、裏を返せばそういう事です。 それがトラウマとなって夢に出てくるのでしょう・・・ そういう織物時代の反省から、今はリスク分散を徹底して「多角経営」をしています。 顧客の誰に対しても、決して過大な期待は抱きません・・・というスタンスです。 一般的には常連さんを優遇したりしますが、弊社は毎週来られる常連さんも1年に1回しか利用しない会員さんも全く平等です。 常連さんと言えどある日パタッと来なくなるケースもありますし、年に1回の会員さんも急に毎週来られるようになるかも知れないというのを、この6年半で学びました。 目先に一喜一憂するのは愚の骨頂で、客に振り回されず会社の全責任を負っているオーナー経営者である自分のポリシーを貫く事が1番だ・・・と。 任期が決まっているサラリーマン社長と違って、我々零細企業のオーナー経営者は5年先、10年先を見つめなければなりません。 まぁしかしWEB戦略をメインに、D to C(Direct to Consumer)というエンドユーザー直の中間業者を排除したビジネスを展開しています。 これによってリーズナブルな価格を提供し、リアルなマーケット情報を今後の経営にフィードバック出来ます。 そしてできるだけ顧客を増やし、リスク分散化を図る・・・この一点に尽きます。 トランクルーム契約には賃貸保証会社に頼らない弊社独自の入居審査がありスタジオには利用規約があり、希望者の100%が利用できるとは限りません。 ある程度基準を設ける事によってクレームやトラブルを避けつつ、ドンドン新しいオファーを受けるというサイクルで・・・「量が質を上げる」というシナジー効果を期待できるのです。 トランクルームを本業に、2番目が音楽スタジオというスタイルですが、その他卓球場、テレワーク室、事業用不動産仲介業、岸和田で月極駐車場も運営していますが、これらを従業員を雇っていたらナンセンスですので、娘と2人だけで回わす事によってビジネスとして成り立たせようと努力しています。 それから先を更に分散化し、トランクルームのリアル営業で周辺業界を回り、テレワーク室を自習室やオンライン会議に転用したり、スタジオをバンドだけでなくダンスや和太鼓にも転用しドラムレッスンも開講、卓球場は「音対策」が必須のフラメンコやファストドロウにも転用し、月極駐車場にスポットの時間貸しも・・・とリスク分散化を徹底してます。 しかし、これでもまだ足りないと、「他に何か利用できるものはないか?」と虎視眈々とまだ誰もヤッテいない新しい利用方法(ビジネス)を狙っています。 常にアンテナを高く張りめぐらし、ブログやSNSで1年365日毎日種を蒔く・・・ポイントはココで、こんな単純で簡単な事を誰でもヤッテいそうですが、実は殆ど誰もヤッテいません。 医者や弁護士といったスペシャリストと違って、我々一般人はデキる事を真面目に毎日取り組むだけでそれなりの成果を得られるのですから、ヤラナイ手はないのです。 ハッキリ言って私のヤッテいる事は頭脳の良し悪しに全く関係なく誰でも出来る事で、ヤラナイというのはしょうもないプライドが邪魔するのか、単なる怠け者のどちらかです。 そうやってイロンナ事にチャレンジしていると毎日新しいオファーがあり、トランクルームの顧客から「解約します」と言われたり、スタジオの常連さん急に来なくなっても、決して引き留めたり問い合わせたりしないのは、そういった新しいオファーに期待できるからです。 毎日来る新しいオファー・・・これが将来を案じて気を病むことなく、毎日フレッシュな気持ちで仕事に取り組める私が16年掛けて作り出した5毛作のビジネスモデルだったのです。 自分でゼロから考え自分で全てコントロールしているビジネスで、銀行から金を借りない無借金経営で、顧客をアテにせずに仕事をするほど、精神的に健全な事はないのです。 こうなると、仕事とプライベートの境目が無くなり、休日といった感覚がなくなり、ストレスなしに仕事ができるのです。 まるで仕事仙人のように・・・(笑)。 という事で、長かった織物時代の総合商社の賃織り(委託生産)の反省から目を覚まし、今はリスク分散を第一に多角経営・・・私の経歴を振り返れば当然の姿であって、これからも「このトラウマ」から逃れられないでしょう・・・(笑)。 そして何より重要なのは、イロンナ事にチャレンジ出来ているのは、銀行の顔色を窺うことなく自己資金の範囲内で無借金経営をしているからです。 無借金経営なので決算書を銀行に提出する必要はなく、銀行からアレコレ言われる筋合いもないので、自分の好きなように自由に経営が出来るのです。 決して冒険をせず、手堅い経営をしているからこそ、織物創業以前の祖父の代から個人的に100年以上も取引している地元のメインバンクから、イザという時にいつでも借り入れができるというバックボーンも無形の財産だったのです。 その支店長も大学時代に軽音部のドラマーだったと・・・以前来社された時に、スタジオ見学されました(笑)。 究極のリスク分散化は、ハードロックとソウルを中心にロック、ディスコ、ジャズ&フュージョン、ラテン、ボサノバ、サルサ、フォークソング、ブルース、レゲエ、R&B、Jポップ、歌謡曲、民謡(盆の音頭)、クラシック・・・ジャンルを問わず聴いている私の音楽的嗜好ですが・・・(笑)。 不思議な事に、ただ好きなだけで中高大でイロンナ曲を聴いていたお陰で、それがベースとなって応用で耳が肥えてきたのか、若い子が聴く新しい曲でもスッと入ってくるのです。 これらの曲を起きている間は仕事のBGMとしてスマホのspotifyで聴いたりしていますが、膨大な数過ぎて一生聴き飽きないでしょう・・・(汗)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.09.20 15:56:48
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