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カテゴリ:だんじり鳴物(和太鼓)
「芸は身を助ける」という諺のとおり、子供の頃に一生懸命だんじり祭に参加しようと、鳴物(お囃子)の練習に励んだ事が功を奏しています。
それも全て。 全てとは大太鼓、小太鼓、鉦、篠笛の4つです。 最終的には青年団では大太鼓がメインでしたが、いつでも他の担当と替われるテクニックを身につけていました。 だいたい鳴物は専門があってそれしか演奏できないモノですが、私の場合は子供の頃から青年団にかけて鳴物をやろうとする人が少なかったので、必然的にも「何でもやっておかないと誰かが欠けたら鳴物全体が成り立たなくなる」という子供心にも危機感を感じていたからです。 結果的に全ての鳴物がデキる人間というのは、過去も現在も非常に少ないと思います。 子供の頃から危機管理能力を、だんじり祭で養われていたのです・・・(笑)。 とにかく私が小学校の頃は町内には1つ年上の3人と2つ年上の1人しか鳴物をやっていなくて、それから上の青年団で熱心な人は殆どおらず、同級生はもちろん誰もやっていないくて、鳴り物は30代以上のオジサン達らが大太鼓と小太鼓だけテキトーに叩いて、鉦はたまに叩いているという惨憺たる状況でした。 なので、今考えると信じられない事ですが、本来部外者である岸和田堺町でレギュラーで叩いていて実績のあった水間の和太鼓愛好会「木島会」の人達に、一時期名越の鳴物を頼んでいたのです。 それも名越の法被ではなく、堺町の法被を着て。 これには子供心に、「ナント名越は寛容な・・・?」と複雑な気持ちを抱きました(笑)。 よく宮入直前に酔っ払いのオッサンらが鳴物に乱入してきて「チョッと変われ!」と言われ仕方なくだんじりから降りようとする時に、10歳くらい上の祭りに理解のあった村の先輩2人がそのオッサンに「何を言うてんや?トオルくん降りらんでエエどォ」とかばってくれた事を未だに感謝しています・・・(涙)。 村同士の仲で中々言いにくかったと思いますが、敢えてその酔っ払いに苦言を呈してくれたのです。 私もこういう堂々と正論を言える人になりたいと思います。 まぁ昔の祭りはPTAも真っ青の酒に絡んだ喧嘩やトラブルがしょっちゅうで、今の岸和田スタイルのように走ってやり回しばかりのスマートではありませんでしたが、道は舗装されていませんでしたので走る事は少なく、稲刈り前の田んぼの前の道を酒を飲みながらユックリだんじりを曳きながら歌あり喋りあり・・・の本当の意味で村祭りだったと思います。 その頃に覚えた軍歌や春歌が、大学の体育会やゼミのコンパで大活躍しました・・・(笑)。 まぁ青年団になってからは「これではイカン」と鳴り物の立て直しを考え、年下の子らを集め祭前になると、うちの軽トラに太鼓一式を積んで東山まで行って練習したのです。 当時は近所迷惑を考え、だんじり小屋で叩くという習慣は無かったのです。 叩き方は木島会や毎年初日の夜にこそっと叩きに来る岸和田の師匠を参考に、大太鼓をバンドのリードギターと同じようにアドリブ中心にして鳴り物アンサンブルを考えました(小太鼓をベースギターと捉え)。 そんな事を自由にできたのも、村の先輩から一切何も教えられませんでしたので、自分で考えるしかなかったのです。 今と違って当時の名越のだんじり祭は木島地区では1番下火だったので、宮入直前にやっと人が集まり一杯酒を飲んで勢いをつけて走り、宮入が終わったら多くがサッと帰ってしまうのです。 とにかく当時は上りの旧道でだんじりが走るのは、宮入りの時だけだったのです。 青年団や大人達が酒を飲んで余りにもだんじりを動かそうとしないので、業を煮やして我々小学生や中学生だけでだんじりを動かそうとした事もあったのです・・・(笑)。 まぁしかしこの4つとも全てワカっているというのが、今のスタジオ0724での「だんじり鳴物(和太鼓)」ビジネスに役立っているのは言うまでもありません。 どんなマニアックな質問が来ても、答えられるからです。 やはり強みを持った分野で勝負しないと。 しかし数年前に青年団の篠笛担当の子に借りて本当に久しぶりに「正調」名越節を吹くと、途中で息が切れてしまい肺活量が減っている事を痛感しました・・・(笑)。 それより固唾を飲んで私の「古典的な笛」を聴いている鳴物担当の若者らに対して少々カッコ悪かったです・・・ スタジオのバンド練習ではドラムの事は分かりますが、ギターやベースやキーボードになると分かりませんので、経営者としてギターとベースを買って現在勉強中です・・・(汗)。 あと5年くらいで、ある程度カッコがつくように練習しよう・・・と。 という事で、本日昼からだんじり祭りの試験引きですが、チョッと孫を誘って様子をチラッと見に行こうかと思います。 【オススメの関連記事】だんじり鳴物を引退しても年中叩けます(スタジオ0724) 【オススメの関連記事】「ファミリーだんじり鳴物」で家族の絆を深める! 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.12.17 18:01:31
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