トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

コロナ前まで毎年ハワイのワイキキでロングステイを楽しんでいましたが、ワイキキのような都会ではトランクルームビジネスは結構繁盛していました。

この辺の泉州に多く見られるような屋外型コンテナではなく、大阪市内や東京２３区といった都会に多く見られる弊社「トランクルーム貝塚」のような「屋内型（ビルトイン）」トランクルームです。

トランクルームのメインユーザーは居住空間が限られるマンション住まいの方なので人口が多い都会でトランクルームが重宝がられ、広い一戸建てが多く人口が少ない田舎では流行らない（需要が少ない）のです。

泉州の人がワイキキに行っても、あれがトランクルームだとは決して気づかないでしょう。

それほど泉州とワイキキではトランクルームの認識に違いがあるのです。

ワイキキを大阪市内や東京２３区といった都会に置き換えても、そう間違いはないでしょう。

同じビジネスでも都会と田舎ではこれほど認識の違いがあるビジネスは他に殆どないでしょう。

貝塚のような田舎でトランクルームのような都会型ビジネスを営んでいる私にとって、この辺が一番苦労するところですし、そういう意味でトランクルームだけでなく音楽スタジオも苦労の連続でした・・・（汗）。

マイナーでアウエーだったビジネスを通じて人間的に鍛えられたのは言うまでもありませんが、織物時代のようなグローバルな過当競争に比べれば１０分の１くらいの苦労で済みました。

昔からどこにでもあるビジネスでなら誰でも一瞬でわかりますが、競争が激しいだけに別の意味で苦労する事でしょう。

ニッチマーケットは認知してもらうのに苦労し、メジャーマーケットは大手に歯が立たないのです。

まぁ、こういった見た目の差に加えて契約の内容にも違いがありますので話が余計にややこしくなり、チャンと顧客に説明して理解してもらわないとトラブルの可能性に繋がるのです。

ココです・・・ポイントは。

この辺を不動産取引と同じ姿勢でキッチリ説明する事で未然にトラブルや事故を防ぎ、将来トラブルになりそうな人（滞納や未納）との契約を回避しているのです。

世の中はトラブルの心配がない善人ばかりとは限りませんから。

保証会社を利用すれば確かに楽ですが、そうするといつまで経っても人を見る眼が養われません・・・（汗）。

特定の会社としかビジネスをして来なかった織物時代から、エンドユーザーと直接ビジネスをするようになったトランクルーム経営ではこの辺の審査能力（短時間で人を判断する眼）が重要です。

過去に何回も日本全国でトランクルームの大きな事件が新聞に掲載されてきた事を考えると、決して油断はできないのです。

まぁそんなトランクルームを起業して今年で１７年になりますが、未だにトランクルームの事を理解していない人が多いです。

そりゃ、そうでしょう。

殆どの人が未だトランクルームを利用した事もないし、考えた事もありませんから。

その辺を上手に伝える事がまず私の仕事だったのです。

どういう使い方をするのか・・・？

何を置くのか・・・？

１７年前の起業時は、もちろんワカラナイ事だらけでした。

それを一つ一つクリアしてきて、経験を積み重ねてきたのです・・・（汗）。

という事で、そういった経験を３年前から一緒に仕事をしている後継者の娘に１つ１つ伝えています。

私も父親から織物の仕事を先ず掃除や油さしから始まり、機織り、荷造り、タイイング、織機の修理と保全・・・と現場を中心に、請求書の書き方や織物の計算方法、経理といった沢山の事を学んだのと同じです。

それだけでなく、日本一織物業者が集積していた貝塚市内の同業他社や機料屋や鉄工所やシャットルメーカーとの人間関係だったり、時には親戚の市議会議員の選挙に駆り出されたり・・・そういう子供の頃からの生活環境の中で、大人の中に混じって同じ空気を吸っていたのがヨカッタのかも・・・？



「トランクルーム貝塚」「スタジオ０７２４」「貝塚卓球センター」「テレワーク＆スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越６６１　tel:０７２－４４６－０７９８　 mail: info@sasatani.com


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