トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ０７２４」（貝塚市名越６６１　０７２－４４６－０７９８　トランクルーム貝塚「別館」１階）の４番目となるスタジオが３/1にオープンします。

４室の音楽スタジオがあるというのは、泉州では最大級（スタジオ専有面積では最大手）という事になります。

トランクルーム貝塚は大阪最大級の１７１室ですから、トランクルーム業界と音楽スタジオ業界では大阪と泉州で弊社を知らない人はいない・・・という事になるかも知れません。

１５年前から弊社が加盟している大阪宅建協会泉州支部には４００社くらいが加盟していますが、大阪府全体では不動産屋が１万社もありますので、１６年前に生まれて初めて宅建受験テキストの１ページをめくったという全く素人からメジャーマーケットの不動産屋を始めた私にとって、どう頑張っても大阪で上位に食い込めません。

そういう意味で、トランクルームや音楽スタジオといったニッチマーケットは効率的だったのです。

別に数に拘っている訳ではありませんが、織物時代にエアージェット織機２０台で月産２０万mを死守する為に年３５５日２４時間エンドレス稼働で２０年間キープした「薄利多売戦略」が身に染みているのか、どうしても織機の台数と稼働時間が気になって仕方がなく、「数が勝負！」という情けない大阪の商売人根性が出てしまうのか・・・（汗）。

と言うか、人間というのは過去の経験から逃れられないし、残念ながら性格やモノの考え方というのは変えれません。

いずれにしても、音楽スタジオがこんなに儲からない難しい商売とは思いませんでしたし、採算を無理にでも合わせる為には、単純に考えて固定費そのままで部屋数を増やして売上げを上げるしかない・・・と（汗）。

従業員は誰も雇わずに娘と２人だけのファミリー経営に徹し、６つのビジネス（トランクルーム、音楽スタジオ、不動産仲介業、テレワーク室、卓球場、月極駐車場）を展開するスタンスに何ら変わりはありませんので。

スタジオビジネスという、もう乗りかかった船ですので、ココまで来たらソコソコ頑張るしかないのです。

今回増設オープンする第４スタジオ（Dスタジオ）の広さは１２畳で前面に４．５mのミラーを設置する計画で、これまでの３室とは違い、音楽系はアコースティックに限り、２本のサンドバッグとパンチングボールを設置し格闘技系（空手、ボクシング、キックボクシング、テコンドー）の練習と、専用台を設置したフラメンコの練習と、フロアに何も置かずにダンス系やファストドロウの練習といった用途がメインです。

今回４．５mのミラーというのがポイントで、ダンスだけでなくサンドバッグ練習している自分の姿が見えますので矯正に役立ち、空手の型や結婚式の余興練習にも有効だと思います。

まぁしかし、果たしてどれくらいの「これまでになかった新しいお客さん」を集客できるか・・・？

心配１０％、期待９０％・・・といったトコロでしょうか（笑）。

今はサンドバッグ１本、パンチングボール、ミラー１枚しかありませんが、３/１オープンと言っても実質的には既にフラメンコやファストドロウのお客さんがDスタジオを利用しており、来週には２本目のサンドバッグが入荷し、これから徐々に「変身」していきますので乞うご期待！

という事で、来月３月で「スタジオ０７２４」をオープンして丸７年になり、会員数も２１００人近くになり・・・ココまで来れた事に感謝しかないです。

沢山のミュージシャンとの出会いがあり、音楽業界の未知のイロンナ経験をさせて頂き・・・まるでドラマのようなスタジオ・ストーリーでした（涙）。

当初想定した音楽スタジオとしての第４スタジオという計画は時期尚早と状況判断し運動系（ダンス系）に変更しましたが、次の「第５スタジオ（Eスタジオ）」ではバンド専用になるかも知れません。

しかしウクライナ戦争のあおりで電気代が相当上がっていますが、織物時代は３大固定費の一つである電気代を関西電力に年間２０００万円も支払っていましたので、もしあのまま織物業を続けて家庭の電気代のように１．５倍の３０００万円になっていたら、もうこれは節約や合理化やリストラの範囲を遥かに超えてしまい、今回のスタジオ増設のような将来の織物業の夢も描かれなかったでしょう・・・（汗）。

現在のトランクルーム２棟４フロアの電気代は織物時代の１００分の１くらいで、以前にスタジオや事務所やテレワーク室や卓球場の照明はすべてLED化し、３，４年前に通路の照明を蛍光灯からすべて人感LEDセンサーに取り替えた事が節電に大いに貢献しています。

何百本も蛍光灯があり、LEDの消費電力は蛍光灯の約30％ですから。

まぁ改めて１７年前の織物業の廃業決断（トランクルームへの転業）が正しかった・・・と（汗）。

６６歳の今から思えば、４９歳で廃業決断・・・そんな恐ろしい勇気があったんですねェ・・・（笑）。

若かったんです。

自分的には「５０代に突入する前に何とかしなければ・・・」という当時の必死の想いがあったのでしょう。






「トランクルーム貝塚」「スタジオ０７２４」「貝塚卓球センター」「テレワーク＆スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越６６１　tel:０７２－４４６－０７９８　 mail: info@sasatani.com


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