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カテゴリ:だんじり鳴物(和太鼓)
新しい商売を始めようとする時に、1番気にするのが「リスクがどこにあるか?」「そのリスクをどうするか?」です。
自分の能力や資産状況も含めた考えられるあらゆる角度から、その新規参入しようとするビジネスを緻密に分析するのです。 要するにリスクヘッジです。 そして「やるか?やめるか?」の最終判断を下します。 企業規模が大きくなると時間が掛かりますが、弊社のような零細企業は早いです。 オーナーの即断で直ぐにでもスタートできます。 そこが我々零細企業の持ち味で、大企業のようにハンコハンコのボトムアップ式では商機が逃げて行ってしまいます。 昨年からスタジオに和太鼓を導入しましたが、実は7年前にスタジオオープン時に和太鼓を導入しようと思い、大太鼓(2尺2寸)の革が破れると片面20万円も張替え代が掛かるというので一旦止めた経緯がありました。 大太鼓の叩き過ぎやセットミスで少しでも太鼓の革に穴が開いて破れると・・・片面だけで20万円も張替え賃が掛かる。 そりゃ誰でも、普通に考えれば二の足を踏むのが当たり前です。 1時間2000~2500円しか太鼓レンタル代込みでスタジオ利用料(団体全体の料金で、1人の料金ではない)を頂いていませんので、たびたび革が破れればどう考えても採算が合わないのです。 町の太鼓なら皆さん気を使って大事に叩きますが、弊社はレンタルスタジオなのでバンド練習と同じように「荒くたい(乱暴な)使い方」も想定しなければなりません・・・(汗)。 ココです・・・ポイントは。 案の定、和太鼓レンタルをビジネスとしてやっているところは製造元の和太鼓メーカーくらいです。 文字通りメーカーなら、一般ユーザーの半額くらいでヤッテいけるでしょう。 この差がとてつもなく大きすぎ・・・これまで殆ど民間スタジオが和太鼓導入を躊躇っていたのです。 これまでも、これからも和太鼓ビジネスに参入しようとする企業は現れないだろう・・・と考えるのは、正にこういった理由からです。 こういったこの和太鼓の実状を、バンドのドラマーからするととても理解できないと思います。 何故ならドラムヘッドなんて樹脂製(マイラー)なので殆ど100%破れませんし、破れたとしてもせいぜい1000~3000円台ですから。 次元がドラムと和太鼓では全く違うのです。 ある意味、どちらも取り扱っていて、どちらもプレーする私しか「この感覚」は実感できない事がビジネスに活かされるのです。 片方の世界しか知らなければ・・・知り得ないのです。 まぁそんな一旦諦めた和太鼓ビジネスでしたが常に頭の中にあったお陰で、ひょんな事から「こりゃ、ヤッテみる価値があるな!」とスタジオオープンから6年経った昨年に「再チャレンジ」の決断をしたのです。 泉州では誰もヤッテいないビジネスでしたので、「これはブルーオーシャンだ!」とポジティブに捉えました・・・(笑)。 その背景には、和太鼓ビジネスを単体で捉えればマイナスしかありませんが(和太鼓の革が破れれば収益がガクンと落ちるリスクあり)、他のトランクルームやスタジオや不動産仲介業に間接的にプラスになるだろう・・・という波及効果で会社全体の収益にプラスを期待しているからです。 これが弊社の5つのビジネスが全て泉州エリアを対象にした地域密着型ビジネスだった大きなメリットだったのです。 被さらないビジネスを5つヤッテも、何のメリットも波及効果もないのです。 そしてスタジオでの破損、修理と言えば、ドラムヘッドより「シンバルの割れ」の方が遥かに経営者の頭を悩まし、これまで7年間のスタジオ経営で2200人超のスタジオ会員さんの中で2人だけ、明らかに無茶苦茶な叩き方で何回もシンバルを壊したドラマー会員を出入り禁止にしましたが、大太鼓の下の台へのセッティングで革を破らないように細心の注意を持って自ら指導し、更にそのノウハウ動画もLINEで和太鼓会員さんに送って徹底しているのです・・・(汗)。 割れたままのシンバルを知らずに放置すると、他のスタジオ会員さんに迷惑がかかるのが最大の懸念ですから。 まぁ、世の中ホンとイロンナ人がいますからねェ・・・ という事で、イチロウではありませんが、打つ時(起業時)に瞬時に状況を見極め「広角打法」を駆使するように心がける事が打率(事業の成功率)を高めるのです。 イチロウと違うところは、野球選手の選手寿命はせいぜい40代で終わりますが、一般ビジネスはやり方によって80代まで現役でソコソコ稼げるのです。 私はソコを、100歳で寿命が尽きるのを逆算して、一歩手前の99歳まで徐々にフェードアウトしながらも現役で稼ぎたいなぁ・・・と。 サラリーマンの60歳定年から更に40年も働く・・・というムチャクチャな計画かも知れませんが、自分の好きな楽しい仕事(音楽スタジオ)なら続きますよ。 あくまでも私は会社創業74年の祖父からの3代目のバトンランナーで、もうこれからは次の世代に上手に手渡す事だけを考えればイイのです。 そう考えると、あと未だ33年もあり、娘ら3人は70代、孫ら6人は3,40代、ひ孫?も小中学生か・・・(笑)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.22 08:47:22
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