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カテゴリ:だんじり鳴物(和太鼓)
本日の読売朝刊に訪日客急増による「世界へ魅力を発信する好機に」と題する社説が掲載されていました。
多くの企業が円安による原材料高とコロナ禍のダブルパンチでここ3年で苦しんできましたが、昨年後半からコロナ終息と円安で急速に拡大する日本のインバウンド業界には光が差し込んできました。 正に、急拡大する新しいニーズです。 このインバウンド業界に弊社「スタジオ0724」は参入しようとしています。 スタジオに常設している日本の伝統文化芸能である和太鼓6台で「日本を体験」してもらうのです。 わざわざ○○業界と称しているのは、これまでと全く違ったビジネスに視点を変えてチャレンジしようとしているからです。 まず顧客が外国人で、応対は英語です。 要するにスタジオは「使ってもらってナンボ?」ですから、通常のバンド(ダンス、だんじり鳴物)練習以外に、利用規約や料金体系をインバウンド向けに変更して1時間でも多くインバウンドでスタジオを埋めようというスタジオ業界で生き残るための経営スタンスです。 日本の小売りや飲食店はインバウンドが増えても同じ料金ですが、弊社スタジオの場合は同じスタジと和太鼓を使いながらインバウンドは全く切り離して考えています。 ココです・・・ポイントは。 これは30数年前の織物時代の取引商社に技術アドバイザーとして同行した中国旅行(出張)での二重価格制からヒントを得ました。 10日間の日程で主要都市を列車で回りましたが、この時の中国でのディープなイロンナ経験は今でも活かされています。 夜行列車で早朝着いた済南駅前の広場で何万人もの無戸籍者(一人っ子政策からはみ出た人達)に遭遇したり、夜行列車で強盗に遭いそうになったり、誰でもキーを沢山持っている日本人が理解できない理由、夜の真っ暗な上海で暴走するバスに轢かれそうになったり、毎回タクシーに乗っても信号でクラクションの鳴らしあいで渋滞になったり、工員の月収が5000円だったり(商社現地採用中国人スタッフのエリートで月収1万円)、エアージェット織機1台につき1人工員がつく恐ろしい数の工場従業員、技術アドバイスしても無駄だったり、何故か若くて美人の公司スタッフが我々1人ずつに付いたり、日本で1000円くらいで売られている彫刻の入った木製の耳かきが1本2円だったり、貸し切りタクシーで公道に一時駐車しても近所の関係ない駐車場管理人から駐車代を請求されたり・・・ まぁ別にスタジオを利用するのは、これまでの日本人や在日外国人に限らないという事です。 今回のターゲットは観光で日本を訪れている外国人なのです。 外国人だからと言って、決して怯まないことです。 別に日米交渉をしたり、中東問題を討論する訳ではありませんから。 堂々と私の拙い英語で渡り合います・・・(笑)。 大阪ミナミの商売人も必要に迫られて、みんな英語を上手にしゃべっています。 これまでのお客さんに加えて「プラス」という感覚ですが、私は全く「違う意味」で捉えています。 近隣の同業のスタジオのお客さんを奪い去るゼロサムゲームではなく、インバウンドは「降って湧いてきた」新しいニーズでありマーケットなのです。 スタジオは会員制で2時間以上の利用が条件ですが、インバウンドに限ってビジター扱いで会員登録は不要でパスポートの提示だけで、通常のドラム(和太鼓、リトミック)レッスンと同じように1時間だけの利用OKです。 彼らは勝手に日本に来て、日本で何か独自の文化芸能を「体験」したい外国人たちです。 その場を提供しようとするのがスタジオ0724だったのです。 更に和太鼓を体験したいなんて、ニッチマーケットなので大手が参入してくるはずがありませんし、ひょっとしたら南大阪(泉州)では関西空港に近い弊社の独占になるかも知れません。 是非そうなるように、今イロイロと努力しています・・・(汗)。 2024年の訪日客数は3300万人と予想されますが、そのうち年間たった1000人でも来てくれれば・・・と。 まぁしかし、大学に学連加盟のクラブを創部したほど私の長年の趣味でもあるウインドサーフィンは基本的に川や湖でもできる風で走るモノですが、これに波が加わると大阪湾であるマーブルビーチで乗っているとジャンプしたり物凄いスピード感を味わえるのと同じように、このタイミングでインバウンド急拡大という大波に乗らねば・・・と(汗)。 同じウインドサーフィンという道具でも、海面によって全く違ったフィーリングを味わえたりアソビができるというのをウインドで知りました。 だからウインド仲間は若い頃にこの魅力にハマってしまって、みんな50代60代になっても続けているのです・・・(笑)。 という事で、インバウンドの和太鼓体験という新しい潜在需要が目の前にぶら下がっているという状況下で、如何に行動するかが私の経営手腕に懸かっていますが、8年前の雲を掴むような音楽スタジオ起業時と比べてリスクもなく未だ分かりやすいので楽勝です。 しかしトランクルーム業界、不動産業界、音楽スタジオ業界と3つの業界で「ヨコ」の動きをしてきましたが、今回のインバウンド業界は「タテ」や「ナナメ」の動きと言えるでしょう。 自分的には小中高と歌謡曲や洋楽ロックに馴染んできましたが、大学生になってから山下達郎やユーミンのようなJポップやフュージョンのリズムが急に身体の中に入ってきた「オモロイやないかい」という感覚ですが・・・(笑)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.09 13:42:56
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