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カテゴリ:だんじり鳴物(和太鼓)
私のような零細企業オーナー経営者は「会社の大株主=自分」なので、常に仕事の事でアレコレ悩んでいます。
特に初めてのビジネスなんて手探り・・・手探りの連続です。 家業の織物業を廃業してからこれまで過去18年間でトランクルーム、不動産仲介業、音楽スタジオ、レンタル自習室、卓球場と5つのビジネスをたった1人で立ち上げてきましたが、18年間ずっと悩みっぱなし・・・という事になりますが(汗)。 今回の悩みは音楽スタジオで有料レンタルしている「大太鼓のバチ」です。 どんな悩みか・・・? 想像以上に「よく減る」のです。 というか減り過ぎです。 バチはだんじり製作の名門「植山工務店」で買っていますので、品質には何の問題もないはずです。 以前、中高生時代の太鼓の師匠にも相談しましたが、彼も昔自作したりイロイロ試行錯誤したようですが解決策が見つからなかったと仰っていたので、「もうダメか」と一旦は諦めていたのですが、私の頭の片隅にはペンディング事項として未だ残っていたのです。 私が子供の頃は確か樫のバチで重くて耐久性があったように思うのですが、今は軽さ重視の柔らかい桐なので損耗が激しいのです。 と言うか、大太鼓の牛の革が高いので(張替え代が高い)、革が破れるよりバチを買い替えた方が結果的に安くつくという事でしょう。 確かにドラムのヘッドはウインドサーフィンのセイル生地と同じ強度が高いマイラー製(樹脂フィルム)ですが、スネアやタムを叩くスティックは固い樹脂製はヘッドを痛めるので弊社スタジオの利用規約では使用禁止ですし(ヒッコリーやオークはOK)、ハードコアで使われるバスドラムのビーターはチタン製も使用禁止にしてヘッドを守るようにしています(樹脂かフェルト)。 ドラムのマイラーヘッドが破れる事なんて殆ど100%ありませんし破れても1000円台ですが、大太鼓の革が破れると片面で25万円・・・という大きなリスクがあったのです(汗)。 これがバチに慎重になる根本的な理由だったのです。 真鍮製のだんじりの鉦は昔から鹿の角(撞木)で叩いているのも、鉦の損耗を守るためです。 洋の東西を問わず、昔から打楽器の打つ方と打たれる方の力関係で素材が決まっているのです。 まぁしかし大太鼓バチが1ペア18000円というのを考えると、どう考えても採算が合いません。 他社の和太鼓練習場がバチのレンタルを最初からやっていない理由がやっと分かりました。 こんな悩みを持っているのも、日本で私一人だけでしょう・・・(笑)。 ニッチマーケットだからこそ、こんな非常に珍しい悩みもあるのです。 まぁだんじり祭りで大太鼓を叩いてもスペアがあったり村所有だったりするので、損耗を気にしませんが、ビジネスとして考えると損耗の激しさが気になります。 2年前に和太鼓6台導入した頃は無料レンタルでしたが、あまりにもよく減るので今年から有料レンタルにしました。 これがずっと悩みでしたが、今回解決しそうです。 単に軍手を被せたのです。 言われてみればコロンブスの卵的に「なんや?」と言われそうですが、それを考えつくまでが大変で、それがアイデアなのです。 できそうにない事を考える・・・クセをつける事が、ボケ防止にも繋がりビジネスにもプラスになるのです。 学校の勉強は最初から答えが分かっていますが、我々民間ビジネスには最初から答えなんてなく、自分で考え抜きその答えをどうしても考え出さなくては業績に影響するのです。 そんな小さな1つ1つの「自分が考えた答え」を積み重ねる事によって、やっと未来への道が開けるという非常に地味な作業が我々零細企業経営者の仕事なのです・・・(汗)。 誰でも考えそうな事や既に誰かがやっているビジネスなんて新規参入する意味はなく、逆にそんな事に頭を突っ込んだら墓穴を掘るだけです。 私が2006年に少し余裕を持って織物業を廃業したように(同業他社はまさか?と思ったでしょう)、人の考えと反対の道を探る事によって活路を見出す事だってあるのです。 2年余計に頑張っていたら、2008年の世界中を不況のどん底に突き落としたリーマンショックの大波に飲み込まれて倒産していたかも知れないのです・・・(汗)。 自分は大した努力はしていませんが、自分の強運に感謝しかないです。 まぁ指の部分をハサミで切って、実際に叩いてみるとサウンドに殆ど変化なしです。 多少見た目がブサイクですが、だんじりに乗って叩くわけではありませんし弊社「スタジオ0724」はあくまでも練習場なので問題ありません。 「これでイケる」と判断して、これからは軍手を被せた状態で有料レンタルをしていきます。 軍手1ペア20円くらいのコストなので、毎回替えても問題ありません。 イニシャルコスト18000円のバチが1回のランニングコストが20円で永遠にもつ?だなんて、コスパ最高じゃないですか・・・? という事で、朝早くから近くのコーナンプロで店員さんに事情を説明して一緒に店内中をグルグル探して厚手のビニールテープや布テープを買ったり、樹脂製手袋を買ったりして対策をアレコレ考えましたが、灯台下暗し的にまず軍手を被せたらピッタリでした。 スタジオで2時間叩いたら、一体どうなるでしょうか・・・? 心配半分、期待半分・・・といったトコロでしょうか(汗)。 親身になって探してくれたコーナンプロの店員さん、ありがとう・・・と言いたいです。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.14 10:29:20
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