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カテゴリ:ビジネスのアイデア?
顧客(エンドユーザー)ターゲットをどこに絞るか・・・?
伊藤忠1社だけと100%賃織りだった織物時代は考えた事もありませんでしたが、業者を一切挟まない今の自社運営のエンドユーザー直の5つのビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、不動産仲介業、レンタル自習室、卓球場)ではこの考え方が必須です。 独自の戦略が何もなく、やみくもに突き進んだり先代からのやり方をそのまま踏襲するだけでは、世の中や顧客ニーズの変化に対応できず効率が悪すぎるのです。 そういった中で、何も持って来ないで遊ぶ(練習)という「手ぶら」ニーズにも、弊社スタジオと卓球場は対応しています。 「スタジオ0724」はドラム、キーボード、ギター、ベースとすべての楽器で「手ぶら」で来られても大丈夫ですし、「貝塚卓球センター」もラケットとボールだけでなくレシーブ練習用のマシンも無料貸出しをしています。 こういった設備やシステムを導入する事によって、従来の楽器や道具の持参組にプラスして「手ぶら」ニーズも取り込むことが出来るのです。 いくら「手ぶらニーズ」を開拓しようと思っても、これに人手(人件費)が掛かってしまえばナンセンスで、セルフサービスにすることによって上手くビジネスが回っていくのです。 手ぶらニーズを汲む・・・というアイデアだけではダメで、それを具体的にどう「コストを掛けずにシステム化」するかがポイントなのです。 単にスペースを貸すだけではなく、違った切り口のアイデアで間口を広げる事によって、広範囲からの集客を目指すのです。 もちろん、それなり設備投資が必要になりますが、そこは「どうやって潜在ニーズを読むか?」という経営者のセンス次第で経営に大きく影響するのは言うまでもありません。 事業用の不動産仲介業でボロボロの倉庫や工場のままで「現状で借り手を見つけて欲しい」なんていう依頼がよくありますが、やはり壁にペンキを塗るとか屋根の雨漏りを直すとかデコボコのフロアをコンクリートで修正するとか、最低限の設備投資をしなければ借り手はなかなか現れないのです。 まぁしかし日本で織物産地がいくつもありますが、弊社が所属していた大阪南部の減少率が際立っているのは(680社から15社に98%減)、大阪は昔から繊維商社の伊藤忠と丸紅の本拠地だったので、取引相手が総合商社が多いので「大船に乗った気持ち」で気が緩んでいたのではないかと反省しています。 同じ織物産地でも先染の西脇や浜松や桐生ではそこまで減少していない事実を分析すれば(泉州は後染)、それらの産地は泉州産地と違って日本の繊維ビジネスの中心である東京や大阪と離れていますので、オリジナルな織物を追求していかないと生き残れないという地方の危機感があったからではないかと思います。 都会の産地の大船に乗った気持ちと、地方の産地の危機感を持った気持ちの「差」が、長年の年月を経て明暗を分けたのです。 一生懸命勉強して一流大学から大企業に就職しても、業績が悪くなればリストラやM&Aされ、最悪倒産なんて事になっても、日頃から危機感を持って「いつでも社外でも通用するスキル」を磨いて仕事をしていれば、そんなイザという時でも上手に転職や転業したりして難局を上手く切り抜けられるのと同じ理屈です。 高校時代に勉強をサボって2年も浪人してやっと二流私立文系大学に入った私は、「こりゃ、このままでは俺の人生はヤバイぞ」と人生の危機感を持ったのと同じです・・・(笑)。 要は怠惰とは無縁の、危機感を持った日頃から努力がリカバリー「力」をつけるです。 という事で、日頃から5つのビジネスをやっていると、毎日電話やメールで新しいオファーが飛び込んできて、悩む暇もないくらい忙しくしている事がボケ防止になっているのか・・・? 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.15 08:01:05
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