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カテゴリ:中小企業の生きる道
弊社は5つのビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、不動産仲介業、卓球場、レンタル自習室) を娘と2人だけのファミリービジネスを営んでいますが、不動産仲介業以外の4つはヤクザもトラブルもない健全な会員制レンタルビジネスです。
4つのビジネスは高額な不動産取引と違って金額が少ない(小口取引)ビジネスなので、ヤクザにとって魅力が無いのでしょう・・・(笑)。 織物時代はマーケットクレームに時々悩まされました。 ちゃんとしたA品(合格品)を出荷しているのに、イチャモンをつけて送り返してくるのです。 いわゆるマーケケットクレーム(正当な理由がないクレーム)というやつです。 中には染色して染色代もクレーム代に上乗せされたり、単に末端で売れなかったり・・・とこれはもうヤクザ以上だなと感じた事もありました。 人を下請けだからと完全にバカにした行為で、一般社会でこんな事が許されるものではありません。 しかし繊維業界のB to Bは取引先が少ないので、相手の無謀な要求を飲まざるを得ないケースがあった事だけは確かでした。 今だったら新聞沙汰で犯罪行為そのもので、懲戒解雇の対象で退職金も出ないでしょう。 それほど悪質で、未だにそいつの顔をハッキリ覚えています。 人の恨みは怖いですよ・・・(笑)。 そんな社員を雇うような会社だったから、大手企業でしたが赤字が長く続き株価も低迷が続き、分社したりとかして何とか生き延びているようです。 また知り合いの飲食店経営者も、カスハラに悩まされていました。 飲食店は基本的に客を選べませんから。 ミナミやキタの高級会員制クラブもそういったトラブルを事前に防ぐためのシステムです。 弊社のビジネスは会員制なので客を選んでいるという事です。 従ってトラブルもない・・・という事ですが、しかし実際のビジネスではそう理想通りに行かないモノで、スタジオは8年半で会員数が2750人を超えましたが、中にはスタジオルール(利用規約)を守らないイイ加減な人もいますので、他のスタジオ会員さんのためにもそういった会員さんには出入り禁止を通達しました。 ある意味、売上を捨てるという事ですが、それくらい毅然とした態度を示さないとスタジオ経営なんてやっていけません。 スタジオオープン前の工事中に見に来たお客さんが、オープン後に早速スタジオを利用してくれたのですが、その後電話で利用金額の事で「それならスタジオに来て話つけて下さいよ!」とまで私に言わせるような、言った言わないのトラブルになりました。 結局その客は来ませんでしたが。 スタジオ経営は前途多難だなぁ・・・と落ち込みもしましたが、それでも1年2年と経営をやっていくうちに、殆ど100%のお客さんは普通の方で、その最初のクレーム客だけはオカシかったのです。 恐らく競合ライバルが弊社を妨害するために送った刺客だったのか・・・? そんな最初のつまづきもあったので予約はすべてLINEで、聞き違いの可能性のある電話予約はやっていないのです。 まぁしかしビジネスは続けてナンボで、やり方は千差万別ですので、業種や規模や立地などによってやり方は違うのが当然です。 15年営んできた不動産仲介業は主に賃貸仲介ですので、ヤクザが絡んできた事はありませんが、それに近いチョッとだけ怖い目に遭う事や金銭トラブルも時々ありましたので、これは余り深追いする商売ではない・・・と判断しました。 いい加減な人が世の中には多いという事ですが、これは対人関係の経験を積めば積むほど「人を見る眼」が養われるのです。 4年のサラリーマン時代は飛び込みセールスを含め年間1000人の初めての人と名刺交換し、織物時代の後半10年は専門商社や紡績(合繊)メーカーや浜松の産元を新規開拓し、トランクルームに転業してから18年で他の4つのビジネスで相当な数の人と接してきましたので、過去40年で相当人を見る眼が養われた思いますが、それでも未だに「アレ?こんなヤツだったのか?」とチョッと失敗する事もあるのです・・・(笑)。 そんな未だに試行錯誤を繰り返しながら、自分自身の波乱万丈の人生を何とか上手く乗り切ってほぼ満足していますし、残された余生をどう描こうか?・・・と楽しみながら悩んでいます(笑)。 昔テレビCMで流行った「みんな悩んで大きくなった~♬」のです。 当面の楽しみは沖縄へ1人で行くウインドサーフィントリップと(夜は国際通りのライブハウスのハシゴで夜のプレーニング?)、葛城山系の絶景を眺められる自宅2階のベランダと2室を1室のニコイチにする「新しいマイルーム」のリフォーム、娘3ファミリーとの国内旅行、静かに進めている2つの極秘プロジェクト・・・か。 特に新しい2階のマイルームは既存のサッシに加え全て内窓サッシ(ペアガラス)を新設して空間を大きく開けた「二重サッシ」にして防音性能を格段に高めて、電子ドラムの設置を考えて自分や孫の練習にでも・・・と。 チョッと欲張り過ぎか・・・(笑)。 早速先日イオンの島村楽器で電子ドラムの試し打ちをしましたが、昔とは全く違う異次元のイイ音にビックリしました。 3階建ての2階の広いベランダと1階デッキと人工芝の庭の広い家にジイサン一人ぽっち・・・なんてシャレになりませんし、如何にそれをリゾート化して娘3ファミリー総勢12人来ても泊まれるように、これまで余り呼んでなかった友達も気軽に呼び、遠方の友達やカナダの友達も気楽に泊まれるように、そして自分自身も住みやすくする・・・かが私のこれからの目標で、人生の最後の最後まで楽しみ倒すのです(笑)。 もう再婚する気は全くありませんが、ガールフレンドくらいは呼んでも自慢できるようなロマンチックな家にしたい・・・と(笑)。 しかしそれくらいヤッテいかないと、42年連れ添って17年乳癌との闘いで亡くなってしまった妻の悲しみに、自分の心が押し潰されそうですから・・・(涙)。 まぁしかし不動産仲介業は買い手(借り手)と売り手(貸し手)の間に入って契約を締結させる訳ですから、両者の主張や言い分を聞いて納得させるのは相当なストレスが溜まります。 なので今はこちらから積極的に仕掛けず、オファーを待つだけにして、その中でも成約の可能性の低そうな案件は現地案内もしません。 15年前の仲介業を始めた頃は、オファーがあればどこでも足早に飛んでいたのですが、そんな事を何百回も繰り返すうちに「こりゃ時間の無駄だ」と気づいたのです。 しかしその何百回という営業経験は売り上げに対して大した貢献もしなかったのですが、決して無駄ではなく、その後のビジネスにキッチリ反省として活かされているのです。 そういう意味で、実際に「自分が経験した(行動した)」というのはスティーブ・ジョブズも同じような事を言っているように、何らかの形で周り回って時間が掛かるかも知れませんが必ず100%活かされるのです。 頭の中でグルグル考えて行動しない人はいつまで経っても進歩しないどころか、行動力のある人にドンドン引き離されている・・・のです。 実行力、行動力・・・これに勝るモノはありません。 当たり前の話ですが。 という事で、18年前に家業の織物業からトランクルーム賃貸業に転業し、その後は不動産仲介業、音楽スタジオ、レンタル自習室、卓球場・・・と起業してきましたが、私の経営のベースにあったのが20年間の織物時代の経験と反省でした。 その1番が「B to BからB to Cに切り替えよう」というモノです。 やはり繊維業界のリスク分散を前提とした業者間取引は儲かりませんし、エンドユーザーからかけ離れた川中取引では発注先に言いなりなってしまうからです。 規模は小さくなりますが、やはり中間業者を入れずに(排除し)エンドユーザーと直接取引をする「新しいビジネス」が私にとって最良の選択だったのです。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.09.21 17:59:35
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