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テーマ:癌(3522)
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結婚する前年、会社の子宮癌検診を受けた。
結果の通知は「疑いあり。要精密検査」 この時受けたショックはかなり大きかった。 死への恐怖、子供が産めないかもという不安・・・ いたたまれなくなり実家に電話。母は留守らしく伯母が出た。 家業で忙しい母に代わりよく世話をしてくれた伯母。 本当の娘のように可愛がってくれた。 電話に出た彼女に、私は不安をぶつけた。 いつも「ガハハ」と笑う太陽みたいな伯母が電話口で泣いていた。 そして一人暮らす私に「一人で大丈夫か?」と何度も繰り返した。 伯母の気持ちに当時の私がどれだけ救われたことか・・・ あれから8年。 伯母はガンとの闘いに敗れ、先週末に旅立った。 何ていう皮肉なのだろう・・・ 明るく太陽のようだった伯母。 働き者で誰からも頼りにされていた伯母。 二人目の母のようだった伯母。 先天性の重度の知的障害を持った息子が生まれてから 最後の入院をするその前の日までの34年間、ぴったり寄り添って その時間のほとんどを従兄の世話をする為に捧げていた。 きっと辛いときもあったはず・・・でも彼女が弱音を吐いたところを見たことはない。 ・・・とにかく自分よりも、他人のことばかり考えてる人だった。 少しぐらい自分の為に生きる、という時間をあげたかった。 今でも親戚の中にいると、どこからともなく「ガハハ」と聞こえそうな錯覚が起きます。 まだ彼女の死が受け入れられてないようです。私。 最後の最後まで頑張っていた伯母へ 伯母ちゃん。お疲れ様。ゆっくり休んでください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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