立浪に続いて井上も引退表明ですか…。



　別ブログの方に他球団の戦力外や引退となった選手のことを少し書きましたが、中日の場合は今オフ「立浪の引退」があるが為に、他の誰かが「引退」「戦力外」になってもあまり話題にならないんじゃ？と思っていましたが、井上クラスとなるとやはり衝撃が大きいですね。

　井上に関しては前々から落合監督と仲が悪いだの反りが合わないだのと言われてきましたが、ここ2、3年は打席に入っても何だか落合監督からのプレッシャーと戦っていたような気がします。去年までは見事それに打ち勝って結果を残してきた井上でしたが、今季は開幕スタメン起用されたものの結果が出せず長い二軍暮らし。「来季（中日と）契約してもらえるか分からないし、他でやることも考えたが、このまま中日で終わるのがベストと判断した」という会見の話し振りからして、今の自分の置かれた立場を非常に客観的に見て決断したんだなぁ、と思いました。

　立浪、井上と、残り少なくなっていた1999年の主力V戦士が一気に2人も引退するのは寂しいですが、言い換えれば来季はそれだけ若い新しい力が必要とされてくるということ。立浪、井上の抜けた穴を埋めるのは、新井か福田か一生か平田か西川か野本か堂上兄弟か岩崎恭か…はたまた今オフに入ってくるルーキー達か……楽しみです。

　しかし今調べてみたら99年の主力V戦士で、来年もドラゴンズにいる（と思う）のは昌と岩瀬だけになっちゃうんですね。当時から在籍している小笠原、荒木、井端、森野、英智を入れても計7人しかいません。10年ひと昔と言いますが、時代の移り変わりを野球選手で痛感することになろうとは…。諸行無常です。



　上の真ん中の写真は、99年にドラゴンズが優勝を決めた試合で、井上が決勝タイムリーを打った時の（変なポーズで）有名な写真です。

　ちなみにこの時ランナーとして決勝のホームインをしたのが久慈さん（現・阪神守備走塁コーチ）だったんですよね。山崎（現・楽天）が試合中手首を骨折したために急遽途中出場し、3打数3安打、そしてこの井上のタイムリーで決勝のホームインと、久慈さん大活躍の優勝決定戦でした。

　大好きな久慈さんが活躍して優勝を決めただけに、この99年の優勝と、この99年V戦士というのは自分の中で非常に印象に残っているのかもしれません（笑）。



　井上ですが、明日引退セレモニーみたいなものがあるのだとか（ということはCSは出ないのかな？）。自分は球場には行けませんが、20年間お疲れ様でした、とこの場を借りて言いたいです。またコーチとして、いつかドラゴンズに戻って来る日を楽しみにしています。