今月いっぱいは野球ネタは書かないと書きましたが、震災と関係する記事なので…。

　世間を批判の渦に巻き込んだセリーグの開幕問題。

　金曜日、ドラゴンズの西川順之助球団社長は「開幕を1ヶ月遅らせてはどうか」と提案していたので期待していたんですが、土曜日に開かれたセリーグの臨時理事会の結果、ご承知の通り、開幕の1カードだけを後ろに飛ばして、2カード目から開幕ということになりました。

　この処置に対する今の思いは、前記事のコメント欄に書いた通りです。残念。

　また、この他に、

　1.レギュラーシーズンの延長戦を実施せず9回打ち切り
　2.東京、東北電力管内では夏場も可能な限りデーゲームでの開催を検討
　3.被災地対策や観客、選手、球場の安全確保や節電問題などに対処するため
　　セ、パ合同での震災対策会議の設置
　
　ということも決まったようです。

　特にファンが気になるのは1.の「9回打ち切り」だと思います。節電のことを第一に考えての処置だと思いますが……ちょっと短絡的過ぎる気がします。前例のない事なのでやってみないと分りませんが、プロ野球というものを楽しむ上では色々と盛り下がる部分が出てくるとは思います…。

　ちなみに今回のセリーグの決定に対して、スポニチに出ていた中日選手の談話。

・中日・和田一浩外野手の話　ラインを決めるのは難しい。もうちょっと開幕が延びると思っていた。今の段階では２９日に合わせていく。

・中日・中田賢一投手の話　批判の声が多いと聞いていた。（延期は調整に）特に影響はないと思う。延長戦がないと引き分けが多くなる。１点が命取りになる試合が増える。

・中日・谷繁元信捕手の話　詳しくは聞いていない。（決まったことに）備えてやるだけ。あとは一生懸命にやる。

・中日・森野将彦選手会長の話　正直、分からない。（プロ野球選手会の）新井会長にお任せします。

　和田・谷繁のコメントには、「俺たちは野球が仕事なんだからやることをやるだけ」という、ある意味割り切ったプロ意識みたいなのが感じられます。

　中田は野球選手らしく延長なしというルール面での変更に戸惑っている感じです。これもプロの選手としては当然でしょう。

　…しかし森野よ、おまえ…（怒）。まあ、こういう役には向いていないんでしょうね。


　…前回の記事を書いてからも、今回の地震による犠牲者・行方不明者の数は増えていくばかりです。非難所におられる方々も、風呂に入れないなど衛生面での苦労も出てきているようです。また、関東に住む知人の話では、直接地震の被害はなかったものの、ガソリンや食料・水などの買い占めが相次いでいるとのこと。また、募金と偽った詐欺事件も頻発しているようです。

　そんな状況の中でも、国内外の様々なところから多額の義援金が集まってきているようです。悲しいニュースばかりが溢れる中で、こういうニュースを目にすると胸が熱くなります。

　…話は少しズレますが、自分の勤めている会社は所謂「ライフライン」に関係する物を製造している会社なのですが、先週から被災地向けの作業が入り出しました。残業が続いたりもしましたが、作業していて少しは復興に役立っているのだと思えて嬉しかったです。

　義援金もそうですが、今、自分に出来ることで協力していけたら、と思います。