テーマ:お勧めの本(7408)
カテゴリ:Book
『花宵道中』宮木あや子著 女による女のためのR-18文学賞 (女性向けのちょっとセクシーな作品) 第五回大賞作品という、 ちょっと興味のわく本だったので、 どんなにHなのかしらと思いながら読んでみた(笑) 確かに、過激かな?と思う、描写もあるけど、 それよりも、江戸時代の吉原遊郭が舞台の、 そこで遊女として生きる女性達の、 それぞれの恋や人生が、短編の中でつながっていて、 読んでいくほどになんとも哀しい。 哀しいけど、生きていくたくましさも感じる、 そんな本でした。 結構、読み応えがありました。 『眉山』さだまさし著 眠れないので、夜中の12時頃から、 読み始めたら面白くて、一気に読み終わってしまいました。 先日まで、松嶋菜々子、宮本信子の主演で公開されていたので、 映画を見た人もいるかなと思うけど、 大抵の場合、映画より本の方が面白いので、 どうかしら? ちゃきちゃきの江戸っ子で、気風のいい母は、 「神田のお龍」として、徳島で商売をしながら、 女手一人で娘を育て上げたけど、 自分が病気だと分ると、さっさと店を畳んで、 娘の迷惑にならないように、 自分で介護認定を受けケアハウスに入居してしまう。 その胸のすっとするような気風のよさが、 いくつものエピソードとして物語の中に描かれていて、 これくらい正々堂々と自分の意見を言えるといいなぁと。 それにしても、これ、さだまさしが書いたの? それが一番不思議でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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