テーマ:お勧めの本(7403)
カテゴリ:Book
瀬戸内寂聴著「釈迦」 シャカ族の王子として生まれた釈迦の最後の旅を描いた本です。 80歳の釈迦の従者として、25年間釈迦に付き添ってきた弟子の、 51歳のアーナンダの目から見た、釈迦が描かれています。 釈迦が29歳のとき妻子を捨て、家も王位も捨て、 悟りを得るための旅に出、36歳で悟りを開く。 釈迦に帰依していったたくさんの人々の生涯とともに、 釈迦がこの世に残したかった言葉が所々に出てきます。 「この世は美しい。人の命は甘美なものだ―。」 本の帯書かれたこの言葉は、釈迦の最後の言葉です。 2002年に発行のこの本は、実は発行直後購入しましたが、 なかなか読めずに、今年になって読み始めました。 そしてやっと読み終えました。 涅槃というのは、釈迦入滅を指すのですね。 瀬戸内寂聴氏が80歳の時に書き上げた本ですが、 さすがに仏門に入って修行し僧となった方なので、 仏教の本質のようなものを描いているような気がします。 必ず人には別れがあると。 悲しいことがあったら読んでみて下さい。 癒されると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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