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昨日、第11回ゆふいん文化・記録映画祭(2008)で上映された、 『心に響け いのちの授業』とその後に行われる、山田泉さんのゲストトークを見に行ってきました。 ブログ仲間のどらちゃんから、「山田泉」さんのことを教えてもらったのが昨日。 教えてもらった、「山田泉」さんのHPを見ているうちに、 山田さんの生き方のすばらしさを知り、こんな方が同じ大分にいるのなら、 機会があれば是非お話を聞きたいと思って調べていたら、 昨日、5月31日の第11回ゆふいん文化・記録映画祭で、 NHK製作の山田さんの『心に響け いのちの授業』の上映と、 その後、本人のトークがあるのを知り、 どうしても行かなくちゃと思ってしまいました。 私は、どらちゃんから教えてもらって初めて知ったのですが、 山田さんの「いのちの授業」はテレビなどでも何度も取り上げられていて、 知ってる人も多いと思います。 オ-ドリーの会(おおいた乳がん患者の会)代表をしていて、 豊後高田市の方で、28年間養護教諭の仕事に就き、昨年退職。 2000年2月、乳がんを発症し手術を受け休職。 2002年4月に復職したけど、2005年11月に再発。再び手術を受け、休職。 2006年10月に復職、体力の限界を感じ、2007年3月退職。 テレビ出演も多く、2003年NHK「わくわく授業~私の教え方」、 その後もNHK「生活ホットモーニグ」、同「ETV特集ー働き盛りのがん」、 2007年にはNHK総「にっぽんの現場」、「心に響け、いのちの授業」など。 ラジオでは「永六輔、土曜ワイドラジオTOKYO」にたびたび出演。 私と同年代の山田さん(山ちゃん)が、 転移の告知を受けたのは、昨年の5月。 医師から、「今のうちに好きなことをしてくださいね」と言われたので、 県内外の親友の教師が勤める学校へ行って、 子ども達に「いのちの授業」をして歩いた。とのこと。 今も抗がん剤の治療のため、毎週通院して、点滴を受けながら、 「あとどのくらい残された時間があるんかな?」と、 つぶやきながらスリル満点の日々を送っている。 と、明るく書いている山ちゃんに是非会ってみたい。 仕事が終わって、急いで家に帰り、ばたばたと食事の用意をして、 高速で由布院まで。なんとか間に合いました。 『心に響け いのちの授業』を見て、山ちゃんの人柄、生き方を知り、 ゲストトークでは、その作品のカメラ、音声担当のNHKの方二人と壇上に上がり、 赤いジャケットを着てはつらつとした山ちゃんは、 とても病魔と闘っているようには見えませんでした。 トークも軽妙で、明るく楽しく、はっきりとした聞き取りやすい話し方で、 なんて、自信と説得力のある話し方なんでしょう。 人の心をつかんでしまいます。 あっと言う間にトークの時間が終わりましたが、 その中でも、特に印象に残ったのは、 山ちゃんに大きな影響を与えた「稙田妙子さん」のこと。 トークの最後に彼女が最後のお別れの時に言った言葉。 「人が死ぬということは、ご飯が食べれなくなり、歩くことができなくなり、水が飲めなくなり、あたりまえのことが一つずつできなくなることなの。あなたたちはあたりまえのことができるのよね。だから、今のうちにやりたいことを思い切ってやって、納得のいく人生を送ってね。」 「人生で一番大切なものはお金じゃないな。一番大切なものは、自分をさらけだせる友達をもつているかってこと。」 山ちゃんは、りんと澄んだ声で言い、トークは終わりました。 行ってよかった。 この様子は、今日付けの大分合同新聞の夕刊でも紹介されています。 ご覧下さい。 http://www.oita-press.co.jp/localNews/2008_12122076554.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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