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カテゴリ:映画
昨日は、大分の映画情報まるわかり「MOVIE-S!」主催の『私は貝になりたい』の映画試写会に行ってきました。
確か、昨年だったと思うけど、中村獅童主演で同名のテレビドラマがあって、 おおまかなストーリーはあんな感じかな?と思いながら見に行ったのですが、 全然違ってた! いい意味で予想を裏切って、とてもいい映画でした。 なんと言っても、清水豊松を演じる主演の中居君がすごい すごくいいです。 散髪屋をやってる善良な一人の普通の市民が、召集されて、 自分の人生がことごとく破滅の方へと進んでいく。 当時のほとんどの国民が疑いも持たずに戦争へ駆出されて行く中で、 上官の命令は絶対であり、逆らえない。 それが当たり前だけど、戦勝国のアメリカの人には理解できない。 自分の意思ではなく、人を殺すことが出来るなんて。 少しの希望が見えながら、もどかしさと、諦めと、 戦争への悲しみが出ていて泣けました。 希望をことごとく砕かれた豊松の役を中居君は見事に演じていました。 ラストに近い場面で、スクリーン一杯に映し出される、豊松の眼。 何かを憎むようであり、諦めのようでもあり、 小さな幸せのある家庭へ戻れることだけを願っていた豊松が絶望の中で書く遺書に、 人生の全てを諦め、人生を狂わせた戦争を憎み、 「もしも生まれ変わらないといけないとしたら・・・私は貝になりたい」 と綴る。 そして、ラストは・・・「ダンサーインザダーク」か「グリーンマイル」 のシーンを思い出し、衝撃的でした。 ふ~と、深いため息と、エンドロールとともに、 ミスチルの主題曲が流れました。 昨日は、試写会の後、監督の舞台挨拶があり、 「中居君も来るってよ」といううわさもあり半信半疑。 最初は「中居君は遅れてこれませんでした」と言う、 監督の説明だったけど、質問コーナーの途中で、 客席の中からあの中居君が出てきました 会場は騒然です。 中居君、ステキでした。 そして、なんと、挨拶の後 「誰も席を立たないでいてくれたら、通路を回って退場します」 と、夢みたいな言葉。 私は通路側の席にいたので、生中居君と握手までできました。 たまには、いいことあるんだなあ 映画もすばらしかったけど、興奮冷めやらぬ、試写会となりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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