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カテゴリ:株式投資
日銀0.2%利下げですか? ( ̄▽ヾ)ゴシゴシ... 数字を見間違えたかと思いましたよ。
世界デフレに先駆けて、10年以上デフレ路線をひた走る日本。世界中がデフレ対策として金融緩和を急ぐ中、この中途半端な利下げ。日銀のKYぶりはいかんともしがたい。これで当面、円高・株安確定でしょうか? 実質金利=名目金利ーインフレ率 (ここでインフレ率は、消費者物価指数CPIでなくGDPデフレーターを用いるべきだと思う) なので日本の実質金利は2%に近い(日本のGDPデフレーターは2008年1―3月期▲1・5%、4―6月期は▲1・6%)。 一方、FFレート1%に下げた米国は実質マイナス金利の世界。さらに、実質上は既に量的緩和を実行しているとの見方もあります(引用記事参照)。グリーンスパンに比べるとスピーディさに欠けるようにも見えますが、さすがはデフレに造詣の深いバーナンキ、やるべきこと言うべきことはきっちりこなしています。 この状況で日銀の0.2%の利下げは、市場の期待を完全に裏切っている。ゼロ金利復活プラス量的緩和を行ってやっと世界の中銀に協調して利下げしていると言えるレベルだと思うので、再び円高が進行しても仕方ない。世界中がリフレ政策をとることによって、世界デフレの先頭を走る日本にもやっとリフレの期待が持てると淡い期待を持った私がアホでした。 最近、竹森俊平氏の著書を読んでマクロ経済の勉強をしています。いずれも複数の視点からバランスよく現代の資本主義がかかえる問題が描かれており、読み物としても面白いのでお勧めです。 資本主義は嫌いですか 経済論戦は甦る 1997年ー世界を変えた金融危機 ------------------------------------------------------------------------- [シカゴ 29日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は29日、連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き下げ1.00%とすることを決定。12月FOMCでも追加利下げする可能性を示唆した。 FOMC声明も暗いトーンで、成長とインフレリスクはほぼ拮抗(きっこう)している、とした6週間前と様変わり。米経済が直面する問題の大きさを、当局者が深刻にとらえていることが浮き彫りになった。 ただ、利下げ余地が一段と縮小するなか、FRBは「量的緩和」の領域に踏み込まざるを得ないとみられており、多くのアナリストは、FRBは既に、密かに量的緩和を行っているとの見方を示している。 みずほ証券(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、スティーブ・リチュート氏は「実質的には、量的緩和が行われている」と述べた。 FRBは公式には量的緩和を開始したとは発表していないが、そのプロセスは進んでいるもよう。FRBはこれまで市場に大量の流動性を供給、インターバンク市場ではFF金利の実効レートが誘導目標を大幅に下回っているが、FRBは、その状況に満足しているようだ。 ドイツ銀のエコノミストは「実効レートを見れば、FRBが公開市場操作を完全には不胎化していないことは明白。LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)低下につながるため前向きな動きだ」と述べた。 FF金利はFRBの金利決定発表前には0.25%で推移していたが、発表後は0.125%に低下。過去10日間は平均0.74%と、その間のFRBの誘導目標(1.5%)を大幅に下回っていた。 SCMアドバイザーズのチーフストラテジスト、マックス・バブリツ氏は「将来、現在の状況を振り返ってみれば、この緩和サイクルが日銀スタイルの量的緩和だったことが、分かるだろう」としている。 ------------------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.31 18:35:30
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