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私はお酒が好きです。そんなに強くはないのだけど。。。
毎日のように飲んでいるのはビール。 何も考えずに、構えずに。。男前になれるモノ。 仕事の後。。風呂上り。。新幹線の中でも。。 「あ~。最高~」 私をおっさん化させる危険物。そこがまた、好きだったりする(笑) 一方ワインは。。 私をイイオンナにする飲み物。 美味しいお料理があるとき 美味しいチーズを買ってきたとき 好きな人と、時間をゆっくり愉しみたいとき . 独りで考えたいとき etc. 少し特別な時、ワインを開ける。 そこには、ちょっとだけ余所行きの私がいる。 背筋がピンとして、キレイ度がUPしてくるのが分かる。 まだまだビールのようには、カッコ良くは飲めないけれど やっぱり、この感覚も大好き。 昔、本気で好きだった人はソムリエでした。 ワインがきっかけで知り合い、長い時間を一緒に過ごした大切な人。 2人でワインを愉しむうちに、その魅力を知り、彼はソムリエを志した。 彼に付き合って勉強していたせいか、少しワインに詳しくなった時期があった。。 晴れてソムリエになり、イキイキと仕事をしている彼を見て、 「ワインエキスパートの試験でも受けようかな。」と考えた私。 そんな時、彼が何気に言った。 「ソムリエになってからは、前のように心からワインを愉しめなくなった」と。。 美味しいワインと出会った時、 原価を考えて..売値。仕入先。あと無難な表現。。 まずは、仕事のことが頭を過ると言う。 だから素直にワインを愉しむ私が羨ましい。 そして、それが一番美味しいワインの飲み方だと。。 それは、ちょっぴり彼の本音と、 本来の目的や夢を忘れかけている私への、優しい心づかいだったのだろう。。 そう言えば、ワインの知識が少し増えた頃。 ワインを飲むのが少し怖くなった。 友達と食事に行ってワインが出てくると、変に構えるようになった私。 「恥をかいてはいけない。。気の利いたことを言わないといけない」 内心そんな気持ちがいっぱいで、ちっとも美味しく味わえなかった。 彼が言った言葉で、ハッと気付いた。 「私の夢は、ワインのプロになることではない。ワインは、ただ愉しみたいだけなんだ。。」って -自分が美味しいと思うものを美味しいと言えばいい。- そう教えてくれたのは彼でした。 それ以来、ワインに対しての恐怖心が無くなり、 今まで以上にワインが好きになりました。 「うわぁ!このワイン動物園の匂いがする××。でも、味はイケルワ。」 (ホンマにあったんですよ。動物園が。。。) 「コレ。あの車の芳香剤と一緒の香り。めっちゃ安っぽい。ほらほらホンマやって!」 「げっマズ!!数の子と赤ワインの組み合わせ最悪やで~。試してみて!試してみて!!」 やっぱり品のない私。 でも彼に言わせれば、 私のワインに対する感想は結構的確で、参考になるらしい。。(ホンマに?) 大切なことをいっぱい教えてくれた彼。 会わなくなって、ずいぶん経った。 「安心してください。私は今でも素直にワインを愉しんでますよ」 本当にありがとうね。 私のワインの知識ですか? 全然ないですよ~。ぜ~んぶ忘れちゃいました(笑) でも大丈夫です。 お店でどれを選べばいいか分からなかったら 「今日は、重めの赤の気分なんですけど、このお料理に合うオススメありますか?」でOKなんですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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